7/8 7/9 2回福島・3回中京3日4日目・2回函館1日2日目

週を締めくくるイチオシ鞍での的中劇 ~土曜福島10R・天の川賞~

先週末のダート重賞「プロキオンS」。スピードタイプの馬が多く出揃いハナ争いの激化。予想通り、前半3F通過34秒2~レース上がり48秒7-36秒9とさすがにペースは速くなった。比較的、逃げ・先行馬の粘り込みが目立っていた中京ダートだが、この流れなら完全に差し・追い込み馬に有利な展開。勝ち馬キングズガードは上手く立ち回り、内を割って伸びて追い込む競馬で完勝。流れが向いたこともあるが、良馬場で1400m1分22秒9はリッパのひと言。堂々たる重賞初Vだった。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜福島10R「天の川賞」ダ1700m。最終的に軸馬として期待したのは1番人気に支持された5番スルターナだった。

『休養明けの不利をはねのけて好メンバー相手に0秒5差6着と力走した前走のスルターナ。さすがに最後は久々の影響で息切れした形だが、元々休養前ににメドを立てていた実力馬。叩いた上積みは十二分だし、本来が使いつつデキを上げてくるタイプ。再度1000万とはいえ降級馬不在の組み合わせで頭数も手ごろ。何よりローカルで前走からニ枚落ち組み合わせ。この中間も抜群の動きを見せており、デキの良さも目立つ。ここは順当に勝機とみて軸馬とする』という見立て。

内枠から好スタートを切った3番ウォリアーズソウルが逃げる。以下4番フクノグリュック、1番アドマイヤピンク、9番マイネルディアベルと続く緩い流れ。軸馬5番スルターナは発馬で若干の後手を踏んだが、慌てず騒がず出たなりの位置で最後方からの競馬となりジックリと脚をタメる形。1000m通過64秒3のスローペース。この流れでは完全に前が残るペースは明らか。それをいちはやく察してか、最後方を進んでいた軸馬5番スルターナが向正面半ほどからマクリ気味に一気に上がって行き、3コーナーでは好位4番手まで押し上げる。この馬の動きに合わせて番手追走の4番フクノグリュックも早めに先頭に立ち、直線入り口では先行勢4頭のほぼ横並びの追い比べ。こうなると完全な地力勝負となり、軸馬5番スルターナがゴール前50m地点で先頭に躍り出て最後まで脚色鈍ることなく1着でゴール。いわゆる地力の違いで着差以上の強い勝ち方を見せてくれた。1馬身3/4差の2着には早め先頭の4番フクノグリュック。以下3着10番アンプラグド、4着1番アドマイヤピンクという順。この結果により、「馬連4-5、750円」の的中。地味めの配当ではあったが、勝負度合の高い『週イチオシの勝負鞍』で、しかも週ラストの勝負どころ。そのあたりに一定以上の評価がいただけるものと自負している。

他にも土曜函館12R「噴火湾特別」のサポートで3連複的中や重賞「プロキオンS」、さらに勝負鞍ではないものの土曜福島9R「開成山特別」、日曜福島9R「織姫賞」の馬連的中などをお届けしたものの、勝負鞍においての馬連的中は今週斬った上位ひと鞍のみ。イチオシ鞍だったことは確かだが、全体を通じてみれば不完全燃焼だった週と言わざるを得ず、この福島・中京・函館開催も残り2週となるだけに、今週以降、開催後半での反転攻勢に期待したい。