1/21 1/22 1回中山・1回京都6日7日目・1回小倉3日4日目

早くもG1開催を迎える ~土曜京都11R・羅生門S~

芝に比べるとダート路線は新興勢力の台頭が遅く、一度トップ級に上り詰めるとそうは簡単に落ちてこないもの。カネヒキリにしろヴァーミリアンにしろ、高齢まで活躍し続ける馬が出ることでよく知られている通り。無論、そこには種牡馬としての需要が少なく、引退せさせるにもさせられない、という事情もある。今のダート界はトランセンド・スマートファルコンの2トップ。少し落ちてエスポワールシチーという図式、だった。しかし、「平安S」のエスポワールシチーのレースを見ていると、どうやら完全に峠を越えてしまった感じ。前を行くヒラボクキングには引き放され、最後は追い込んできたシルクシュナイダーを一杯一杯に凌いでの2着確保。とてもではないが、単勝オッズ1.3倍の1番人気馬の走りではなかった。「~シチー」の馬だから早期引退など夢のまた夢。今後はスマートファルコンが出ない交流重賞(地方の)を狙って遠征、稼ぎまくるしかあるまい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜京都11R「羅生門S」4歳上1600万下・ダート1400m。『本日イチオシの勝負鞍』としたこの一戦で、弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気となった11番セイカプリコーンだった。『本日イチオシの勝負鞍。関西圏のこのクラスとしてはやや低調な組み合わせ。いずれにしても上位4・5頭に絞れるが、この距離ならセイカプリコーンが頭ひとつ抜けた存在。これが不動の軸馬。年明け初戦のここに目標を定め順調そのものの調整過程。素軽さ満点のフットワークで万全の出走態勢が整った。道悪の京都1400mダート2戦2勝で、1分22秒6という速い持ちタイムもある。ここは先行勢を徹底マークから直線のひと追いで抜け出してくる』という見立て。

好スターからハナを切ったのは3番キョウエイカルラ。2番手の内に4番コウジンアルス、外に6番タナトス。軸馬セイカプリコーンはその直後の絶好位を占めた。2番人気の1番メイショウマシュウは例によって後方待機。3番人気の13番トシギャングスターは中団外めからセイカプリコーンをマークする形。平均ペースで流れて4コーナーから直線へ。粘るキョウエイカルラをセイカプリコーンが楽な手応えで抜き去ったのは残り300m地点。一旦は2馬身近くリードを取ったのだが、気持ち追い出しいが早すぎた。その分ゴール前一気の強襲を受けたが、何とかクビ差凌いで1着ゴール。4頭による激烈な2着争いを制したのはトシギャングスター。以下ハナ・ハナ・アタマという僅差で3着メイショウマシュウ、4着8番アイディンパワー、5着10番ヒシコモンズという順。この結果により「馬連11-13、770円」の本線的中。先週末の弊社予想部にとっては貴重な的中鞍となった。

残念ながら、勝負鞍の的中はこの「羅生門S」のみ。前週の結果があまりにも鮮やかすぎただけに拍子抜けという印象もあるが、ここは軽く「長く競馬をやっていればこんな週もある」と考えるべき。

重賞予想の方は相変わらず堅調。日曜中山11R「AJCC」を簡単に的中している

開催替わりとなる今週末。関東圏は中山から東京へ場所を移し、関西圏は折り返しの2回京都開催となる。特に今週末のダート重賞「根岸ステークス」は弊社の大勝負に位置づけされた注目のひと鞍。得意のダート戦でまずは開幕ダッシュといく所存。いずれにしても続開中の1回小倉開催を含め、今週末にも興味深い勝負鞍候補が目白押し。更なるご期待のうえ一週間をお過ごしいただきたい。