5回中山 5回阪神 3回中京3・4日目

配当まで同じダブル的中 ~土曜中山12R 初霜特別~

『中山マイル内枠絶対有利』。誰でも知っている数十年間不変のセオリーだが、それを改めて痛感する「朝日杯FS」だった。抜群のスタートを決めた1枠1番ゴスホークケン。鞍上・勝浦に逃げる意思はほとんどなかったはずだが、瞬く間に2馬身のリードを取ったゴスホークに競りかける馬(騎手)はいない。前半34秒7-46秒3~上がり47秒2-35秒2=1分33秒5という「完璧な平均ペース&高速決着」に後続は手も足も出ない。ゴスホークケンの逃げ楽勝、2着はインの3番手からチョイ差しのレッツゴーキリシマ。そして3着は2番手追走のキャプテントゥーレという絵に描いたような内枠勢の先行競馬。「中山マイル内枠絶対有利」、常に初心を忘れてはいけないと猛省のレース直後だった。
それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山12R・初霜特別。芝1600mの3歳上1000万条件。ここで弊社予想部が軸馬として推したのは2番人気の7番ハチマンダイボサツ。「離して逃げるビーアデビルの2番手で、実質的には単騎マイペースの形となるハチマンダイボサツが軸馬。スンナリ先行した時の粘り強さは実証済み。1600mもベストだ。ここは番手抜け出しに期待する」。さてレース。3馬身ほど離して逃げるビーアデビルの2番手に軸馬ハチマンダイボサツという、見事すぎるほど読み筋通りの展開。いわゆる『逃げを使う』形でビーアデビルを直線向くまで行かせた軸馬ハチマンダイボサツが、残り300m地点で満を持して先頭に立つ。ハチマンの手応えは痺れるほど。後は対抗馬待ちとなったが、それも危ういシーンは1秒もなかった。先行馬ペースに乗った対抗馬の1頭、5番人気の14番マイネルグラシューがキッチリ伸びて2着確保。そして3着には2頭軸3連複の一方の軸とした1番人気の11番ケイアースが入り「馬連7-14、2370円&3連複7-11-14、2370円」という、偶然にも配当まで全く同じダブル的中となった。同じ中山マイルでも冒頭の「朝日杯FS」のように展開に泣かされることもあれば、逆にこの「初霜特別」のように展開を読み切って会心の的中劇を演出する場合もある。このあたりが競馬の難しいところだが、だからこそやめられないのかもしれない。レース後会員の皆様からも同様の感想を複数いただいた。ともあれ、弊社が毎年200%以上の回収率を達成している年度最終開催は、今年も粛々と思惑通り進んでいる。しかも今週は弊社自信のハイレベルレースの提供を視野に入れ、会員の皆様には有馬記念の軍資金調達をキッチリ行っていただくつもりだ。いずれにしても本年度も残り2週、弊社予想部が用意する勝負鞍は息つく暇もなくやってくる。なお一層のご期待をお寄せいただきたい。