3回中山・2回阪神1日・2日目・2回中京7日・8日目

大本線的中 ~日曜中山6R・3歳500万下~

勝ったキンシャサノキセキから8着ファイングレインまで「ハナ・クビ・クビ・ハナ・1/2・1/2・クビ」という、レース史上稀に見る大接戦となった「高松宮記念」。直線の手に汗握る攻防は、それはそれで競馬の醍醐味ではあった。しかし、一歩引いて冷めた見方をすると「レベルが低いなぁ」という印象は否めない。1・2着とも十二分にキャリアを積んだ7歳馬と6歳馬。以前はもっと上にいた強い馬たちが次々とターフを去り、ようやく順番が回ってきた、という感じ。大昔ならサクラバクシンオーやタイキシャトル。ちょっと前ならビリーヴやデュランダル。そして最近で言えばスリープレスナイトのような『絶対王者』が存在しないスプリント路線。改めてそのことを痛感させられる一戦だった。若干の淋しさを禁じ得ない。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中山6R「3歳500万下」ダート1200m。『本日一番の勝負鞍』と明言したこのレースで、弊社予想部が軸馬としたのは2番人気の14番スリーボストンだった。『軸馬はメンバー中唯一の関西馬スリーボストン。前走時騎乗した武豊が“スピードがありすぎるほど”と評したほどの快速の持ち主。今回は年明け初戦となるが、先月中旬から坂路で丹念に乗り込まれ仕上がり万全。好調教の連発で持ち前のスピードに磨きがかかった印象だ。久々&昇級でもここではモノが違う馬。先行押し切りが期待できる』という見立て。

レースは最内枠からスタートを決めた1番人気の1番エアティアーモが逃げに回る展開。軸馬スリーボストンは互角のスタートからムリをせず好位外目を追走。しかし、相手を逃げるエアティアーモ1頭と見切った鞍上松岡は3コーナーから早目に動いていった。直線は逃げるエアティアーモと4コーナーで2番手に上がったスリーボストンの完全なマッチレース。3番手以下を引き離しての叩き合いはゴールまで続いたが、最後は地力の差と追う者の強みでクビ差スリーボストンに軍配が上がった。4馬身差の3着には好位を粘った10番ニシノブイシェーブが入り「3連複1-10-14、540円」の的中

配当こそ地味めではあったが、『3連複を馬券の中心に据えたこと』、『一点目の大本線的中』、そして何よりも『本日一番の勝負鞍』と明言したことがかなり効いていた様子。レース後には『ブ厚く勝負した』という会員の方々の声を想像より遥かに多く頂戴している。確かに「獲れるところを確実に獲る」という、弊社の基本的スタンスの典型例となる的中鞍であった。また、重賞でもキッチリと結果をお届けし、ここ一連のいい流れをキープしている。一週置いて「桜花賞」、その翌週の「皐月賞」といよいよクラシック本番が近づいてきた。無論クラシックやG1戦も勝負鞍となり得るが、これまで繰り返しお伝えしてきた通り真の勝負鞍はその裏に潜んでいることが実に多い。今週末以降も弊社から発信される全ての情報は要チェック。改めてお願いさせていただく。