10/31 11/1 4回東京・4回京都8日9日目・3回福島1日2日目

開催を締めくくる好配当的中劇 ~日曜東京8R・河口湖特別~

『データは信ずべし、信ずべからず』という古くからの競馬格言がある。「終わってみればデータ通りだった」というケースの方が遥かに多いのだが、稀に「全然データと違う」という場面に遭遇する。先週末の「天皇賞(秋)」もまさにその典型例となった。この東京2000mの柱と言えるデータは「外枠絶対不利」、更に「天皇賞(秋)」ということで加えるなら「前走京都大賞典組の好走歴なし」。結果は前走京都大賞典勝ちからの臨戦となったラブリーデイが1番人気に応えて着差以上の完勝。2着は7枠14番ステファノス、3着8枠16番イスラボニータ、4着も7枠15番ショウナンパンドラと2着〜4着までが外枠の馬、というオチ。データはあくまでも過去の傾向で、『これから起こることの暗示ではない』。そのことを改めて実感するレースではあった。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京8R「河口湖特別」ダ1400m。弊社予想部が軸馬として期待したのは上位拮抗のなか、最終的に3番人気に支持された15番トーセンマイティだった。

『休養前は今回と同じ東京1400mの準オープンを3戦して4着が2回。いずれも0秒3差、0秒1差と差のない競馬をしており、前走の勝ち馬(サノイチ)は休養前に一度負かしているように、本来のデキに立ち直りさえすれば現級は見下ろしの力関係だ。昨年後半から一貫して東京1400mダートを使われているのも好材料。揉まれ弱い面もあるだけに、今回の外枠も追い風。多少でも評価を落としているここが狙い目』という見立て。

スタートから先行態勢を取ったのは7番オホーツクと6番リアルプロジェクトの2頭。その後に12番ミヤジマッキー、1番ディープミタカ、16番ドリームドルチェと横並びで先行争いとなるが、発馬を決めた軸馬15番トーセンマイティはスタートから3コーナーにかけてジワジワ上がっていき、序盤は馬なりで4番手を追走。前半600m通過36.1のミドルペース。3コーナーを過ぎ、4コーナー手前では逃げる7番オホーツクを射程圏に入れて、2番手に踊り出る。直線に向いて、追い出しにかかる各馬に対して、軸馬15番トーセンマイティは持ったまま抜群の手応えで前を行く7番オホーツクに並びかける。直線半ばで万を持して追い出しにかかるが、同様の位置取りから先に抜け出した12番ミヤジマッキーの手応えも十分。それを追いかける形でジリジリ差を詰めるが、最後はクビ差届かず、12番ミヤジマッキーが1着でゴール。他、有力どころも一気に差を詰めてきたが、最後までしぶとく脚を伸ばした軸馬15番トーセンマイティが際どく2着を確保。クビ差3着に6番リアルプロジェクト、4着もクビ差で1番人気の2番プリサイスエースが入線。この結果により「馬連12-15、3870円」の的中。最終的に5番人気→3番人気の上位人気馬同士での決着となったが、馬券的には意外と獲れそうで獲れない組み合わせ。そんなレースを「人気ほど力差がない」と判断し、3番人気に甘んじたトーセンマイティを狙い撃った弊社予想部のファインプレー。対抗3点目での的中だったこともあり、ブ厚く張り込んでいた方も多かったようで予想を上回る反響をいただいている。好調時ならではの的中でいい流れは続いている。

他にも土曜福島7R、日曜東京7Rで的中をお届けし、土日を通じて4戦3勝をマーク。しかも今週斬った上記、東京8R「河口湖特別」が週ラストの勝負鞍だったことで大団円で開催を締めくくった次第。振り返ってみれば、随所でアスコットらしさをお見せすることができた今開催。堅調を維持したまま、今週末開幕の5回東京・5回京都開催、更に年末開催まで突き進む所存。まずは今週末の提供を楽しみにお待ちいただきたい。