11/7 11/8 5回東京・5回京都1日2日目・3回福島3日4日目

7週連続G1の大勝負どころ ~日曜京都8R・3歳上1000万下~

例年通り、中堅どころ揃いのメンバーとなった「アルゼンチン共和国杯」。並みいる古豪を尻目に、前々の位置取りからしっかりと伸びて抜け出したゴールドアクターが勝利。準オープンを勝ち上がったばかりでここにきての充実振りは本物。ただし、1000m通過1分3秒4というスローペースからの抜け出しての勝利。レース内容としてはツヤ消しで、更に上に行ってからどうか。レース内容としては?が付かざるを得ない。それでも勝ち切ったところに価値があることは間違いなく、今後もG3、G2クラスなら常に主役級の評価は必要だろう。2着メイショウカドマツも展開に恵まれたとはいえ、コース&距離適性を存分に感じさせる力走。春の「ダービー」以来、古馬とも初対戦で3着に入ったレーヴミストラル。この馬も素質は一級品。今回、一番強いレースをしたのは同馬だろう。今後も目の離せない存在になる。ちなみにこの「アルゼンチン共和国杯」、弊社はゴールドアクターを軸馬に指名し、難なく3連複を的中している。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜京都8R「3歳上1000万下」ダ1800m。弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された6番ヒノデインペリアルだった。

『まだ発馬に課題を残しており前走でも若干後手を踏んだが、それでも即挽回できるスピードの持ち主。発馬を決めて楽に先行するのがベターではあるが、500万とはいえ、4走前は後方から長く良い脚を使って2着に0秒5差をつけて完勝しており、スムーズなら位置取りに注文もつかないタイプ。前半かかり気味になって直線でも手前をかえず、不本意なレースだった前走でも後続の追撃を振り切って2着を確保。中間も至極順調で特別→平場でメンバー構成一枚落ちのここもまず勝ち負け必至だろう』という見立て。

前走同様、逃げに回ったのは9番ウエスタンレベッカ。すかさず軸馬6番ヒノデインペリアルが2番手に収まる。このあたりは馬場を意識し、発馬に細心の注意を払った鞍上・武豊の好騎乗。そこから離れた3番手に2番ヨヨギマック。人気の一角5番アドマイヤランディもあまり遅れずに7番手追走。向正面に入ってもペースを緩めず、ハナを切った9番ウエスタンレベッカが2番手以下を大きく引き離し、1000m通過59秒3のハイペース。終始番手で追走したヒノデインペリアルは4コーナー手前から徐々に追い出しを開始するが、先導した9番ウエスタンレベッカは4コーナーを回る段階でもまだ後続に7馬身差を付けて直線へ。直線半ばからグイグイ脚を伸ばたヒノデインペリアルだが、逃げるウエスタンレベッカに1/2馬身半差まで詰め寄ったところがゴール。1着はまんまと逃げ切った9番ウエスタンレベッカ、2着に6番ヒノデインペリアル。更に5馬身遅れて2番ヨヨギマック。この結果により「馬連6-9、1200円」の的中。4番人気→1番人気の組み合わせで順当な結果ではあるが、不良馬場で展開が読みづらかった京都ダート。そこをイチオシ鞍として勝負提供に踏み切ったことは一定の評価をいただけるモノと自負している。獲れるところは確実に獲る。ある意味アスコットらしい的中鞍と言えよう。

他にも土曜京都9R「近江特別」芝1800m。ここでは4番エイシンエルヴィンを軸馬として指名。弊社サポートにて「ここは軸馬3着までの馬券がベスト」と断じ、馬連ではなく3連複のみの勝負に出て「3連複2-4-10、1640円」を仕留めているが、他の不的中となったレースにおいては対抗馬ヌケが目立ち、開催替わりで決して順調とは言い難い滑り出しではあった。当然、今週以降はその点を更に掘り下げて精査することは必須。前開催を好結果で締めくくっただけに、流れを途切れさせることなく、今週以降の予想部の奮起に期待したい。

今週末の「エリザベス女王杯」から年末の「有馬記念」まで、7週連続して行われるG1戦線。引き続き、勝負鞍候補満載の今週末を楽しみにお待ちいただきたい。