6/11 6/12 3回東京・3回阪神3日4日目

週間プラスを決定付ける的中鞍 ~日曜東京7R・3歳上500万下~

「中山牝馬ステークス」勝ちのシュンドルボンが1番人気。G1でも勝ち負けしてきた馬ならいざしらず、同馬は?がつくレベル。牝馬限定戦とはいえ押し出される形で人気になったことは否めない。このことひとつとってみても混戦ムードに拍車がかかった「マーメイドステークス」。2番人気も毎回重賞善戦レベルのハピネスダンサーが人気となったが、前記2頭は4着・5着。勝ったのは3歳時から重賞で善戦しながらも6番人気と評価を落としていたリラヴァティだった。準オープン勝ち直後とはいえ、今はデキ良く先行力が活きる馬場になったことも勝因のひとつ。51キロの軽ハンデを活かして4コーナー11番手から追い込んできた7番人気ヒルノマテーラの2着は立派だが、この一事で「古馬牝馬勢のレベル云々」という話は時期尚早。毎年、この時期以降の重賞は世代レベルに関係ないもの。レベル比較は秋以降の話。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京7R「3歳上500万下」ダ1400m。この一戦で弊社予想部が軸馬として期待したのは3番人気に支持された6番オメガハイヌーンだった。

『前走は逃げ馬と2番手でレースを進めた2頭のワンツー決着と前残り競馬のなか、4コーナー10番手から5着まで追い込む中身の濃い競馬。2走前の中山戦から末脚を活かす競馬を試みて連続好走しているように、もう本物となったとみていいだろう。ハイレベルだった前走内容から1000万でも通用するメドが立っての降級戦。500万ではハッキリと一枚上の地力上位馬なだけに、ここはあえて逆らう必要なし。ペース問わず、差し切れるとみて迷わず軸馬とする』という見立て。

レースは好発を決めた1番タイガーヴォーグ、2番ソワンドタイガーの1枠の2頭に加え、7番ストロボフラッシュ、11番ギンゴーの4頭横並びのハナ争いとなったが、内の2頭が控えたことで最終的に11番ギンゴーがハナ。番手に7番ストロボフラッシュ、その後に1番タイガーヴォーグ、2番ソワンドタイガーの順。ほぼ隊列が決まり、流れが落ち着くと思い気や、外から15番サトノスピードオーがおさえ切れない行きっぷりで好位の3番手まで上がって行く。結果的に澱みのない流れとなり、前半3F通過35秒0のハイペース。軸馬6番オメガハイヌーンは発馬で若干後手を踏み、後方10番手を追走となったが、慌てず騒がず今回もジックリ脚を溜める構え。ほぼ隊列変わらぬまま、逃げた11番ギンゴーが後続に2馬身差をつけて直線に入ると、好位追走の7番ストロボフラッシュ、15番サトノスピードオーも追撃を開始。しぶとく粘る11番ギンゴーだが、好位2騎の脚色が優勢。直線半ばでは後続に3、4馬身を付けていたこれら3頭の追い比べから15番サトノスピードオーが一完歩ずつジリジリと抜け出し、このまま押し切りそうな勢い。焦点は好位で粘っていた2頭の2着争いになるかと思いきや、坂上から一気に脚を伸ばしてきた軸馬6番オメガハイヌーンが前を行く3頭に襲いかかる。最後は早めに抜け出した15番サトノスピードオーが1着でゴール。猛追した軸馬6番オメガハイヌーンだが、1馬身1/4差まで詰め寄ったところでゴールとなり惜しくも2着。3着に7番ストロボフラッシュ、4着11番ギンゴーが入線。この結果により「馬連6-15、1,540円」の的中。土曜日連勝も人気サイドでの決着だったことから、折り返しの日曜一発目のこの鞍を的中させたことで、残りひと鞍を残して週間プラス収支を決定することとなった。

他にも前記の通り土曜阪神7R「3歳上500万下」と同じく土曜東京8R「3歳上500万下」にて的中をお届け。全勝濃厚と思えた先週末、日曜ラストの勝負鞍で軸馬アタマ差3着と取りこぼす結果となったが、サポートにてワイドをおさえており、それを差し引いても勝負鞍における的中率75%を達成。「右肩上がりに調子を上げる」と公言しているように、開催2週目を上々の首尾で打ち上げることとなった。

今週末からはこれまでの3回中山・3回阪神に加えて、1回函館開催の開幕となる。弊社にとって「ドル箱」のひとつと言える夏競馬のスタート。エントリーされた顔触れを見渡すと、この時期だからこその勝負鞍候補目白押し。そう断言しておく。これまで以上のご期待のうえ、今週末をお待ちいただきたい。