6/4 6/5 3回東京・3回阪神1日2日目

貴重な的中鞍 ~日曜東京8R・3歳上500万下~

春の東京G1シリーズも先週末の「安田記念」で終了。すでに番組的にはシーズン末期という印象で、注目のG1といえば6月26日の「宝塚記念」を残すのみ。このあたりからローカル開催を挟み、秋競馬開幕まで馬券はお休みという方も少なくないようだ。スターホースも大多数は休養に入り「レース自体が面白くない」という声も度々耳にする。しかし、ちょっと待っていただきたい。それは我々プロの立場から見るとあまりにも勿体ない話。なぜなら、ここからこそが馬券の勝負どころなのだから。確かに下級条件の鞍数が多くなり、レース自体が面白いとは言わない。が、それと馬券的な妙味とは全く別の話。ハッキリ言って『よく知らない馬が走っていても、結果的に馬券が的中して払い戻しを手にすればOK』のはず。多くの『馬券プロ』たちはこの期間に大きく張って大儲けをしている。要するに、プロから見ると勝負できるレースが多くなる、ということ。弊社とお付き合いの長い会員の方ならそのことを誰よりもよくご存知のはず。もう一度言わせていただく。馬券を買わないなんて本当に勿体ない。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京8R「3歳上500万下」ダ1600m。ここで弊社予想部が軸馬としたのは1番人気に支持された7番ダイワインパルスだった。

『3歳時重賞「ユニコーンS」を除けば、東京マイルは崩れのないベストの舞台。さらに前走1000万での時計は翌日の1600万よりも速いタイムで、3着馬は次走アッサリ勝ち上がるなどハッキリとハイレベルな一戦だった。使い続けているだけに大幅な上積みは見込めないがデキ落ちもなく、何よりここは降級を差し引いても弱メンバー構成。明らかに一枚上の力があり、降級するここで逆らう意味はない。直線で難なく抜け出してくるはずだ』という見立て。

レースは大方の予想通り、12番エドノマツオーの逃げで始まった。2番手に人気の一角11番ロッジポールパイン、3番手に16番マコトグロズヌイと5番カシノカームが横並びで続き、3F通過35秒5のハイペース。軸馬7番ダイワインパルスは好発から自然体でいつもより前目の位置取りの好位後方6番手追走し、内ラチ沿いでジックリと脚をタメる策を取る。向正面中ほどで隊列が決まるとそのまま動きもなく、勝負どころの4コーナーから直線へ。逃げた12番エドノマツオーを筆頭に好位勢も手応え十分。直線坂下になってようやく各馬追い出しにかかり、先行勢の外に出した軸馬7番ダイワインパルスが一完歩ずつグイグイと力強く脚を伸ばして、2ハロン標識を過ぎたところで早くも先頭に立つ。先行各馬との差をジリジリと引き離すが、道中後方で脚を溜めていた14番フクノグリュックが大外から一気に追い込み、ダイワインパルスに襲いかかり、坂上の段階でこの2頭のマッチレースに。最後は軸馬7番ダイワインパルスが14番フクノグリュックに3/4馬身凌いで1着でゴール。この結果により「馬連7-14、450円」の的中。1番人気-3番人気の決着だっただけに配当面の物足りなさはあるものの、ここに至る過程では精彩を欠いていた予想部だが、キモとなる日曜にキッチリと決めて次週以降に繋げた点には一定以上の評価が与えられよう。この世界に欠かせない流れを作った点も大きい。開幕週だっただけに、とにもかくにも貴重な的中鞍となった。

他にも、週ラストの大トリとなった日曜東京12R「三浦特別」をイチオシ鞍と断じての勝負提供。結果、難なく的中をお届けし、週の後半を連勝で締めくくった次第。ただ、会員様の期待からすれば「あと1鞍の的中」が欲しかったのも事実。全体を通じて非常に難解なレースが多かった週とはいえ、この点は弊社予想部にも猛省してもらいたい。無論、永い付き合いの会員様であれば開催が進むごとに右肩上がりに的中を量産することはご承知の通り。翌週の巻き返しをすでに期待されているはずで、今週末は一転、的中数、的中配当共に週を通じて喜んでいただける結果をお届けする所存。会員の方々には、引き続き楽しみにお待ちいただきたい。