安心の本線的中　～土曜中山8R・4歳上500万下〜

「弥生賞」は「皐月賞」の最重要トライアルと云われるレース。勝ったダノンプレミアムはここまでの実績に違わぬ、着差以上の強さだった。それを象徴するのが、3コーナー〜4コーナーのコース取り。3、4コーナーの内馬場が悪かったことを踏まえて、見ていても明らかに外を回しながら、2着ワグネリアンに1馬身1/2差を付けるのだから、実質的には大楽勝。良馬場とはいえ1000ｍ通過61秒5のスローペースも同馬に味方したが、距離2000mやコーナー4つのコース形態など、初モノづくしだった条件を難なくクリアした意味は大きく、現時点の最有力候補は断然この馬と言えそうだ。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山8R「4歳上500万下」ダ1800ｍ。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された12番ブライトリビングだった。

『今回地方からの出戻りとなる1頭を除くと、前走掲示板内という馬は僅か3頭のみという低調な組み合わせ。その3頭のうち、3歳馬同士とはいえ現級勝ちがあり実績的にも頭ひとつ抜けているブライトリビングが軸馬。ダートで馬券にならなかったのは交流重賞の5着と長期休養明けで古馬相手の1000万と厳しい条件だった7着の2回のみ。現級勝ちした5走前の2着馬と4着馬はすでにバリバリのオープン馬だし、500万では一枚上の地力の持ち主であることは間違いない。今回は意図的に間隔をあけてリフレッシュされ、中間の動きからもデキは前走以上。牡馬相手となるが手頃な組み合わせだけに現級2勝目の大チャンス。好位追走から危なげなく押し切ってくれるはずだ』という見立て。

レースは最内枠から1番ルフォールが抜群のスタートを決めるが、外から14番アルセナーレが積極的にハナを主張。1番ルフォールが出たなりの2番手をキープし、軸馬12番ブライトリビングもすんなり好位3番手をキープ。以下、15番ショーカノン、4番ハッピーサークル、2番マイネルツァイト、3番ダイワドノヴァンあたりまでで先行集団を形成。終始淡々とした流れで1000m通過64秒0のスロー寄りのミドルペース。途中から動いてくる馬も不在でさすがに逃げ・先行馬に有利な展開。隊列そのままに直線に向くと、逃げる13番アルセナーレを目標に最内から1番ルフォールが一気に差を詰めて難なく先頭に踊り出る。同様のポジションから軸馬12番ブライトリビングも執拗に追いすがるも最内でガッチリ脚を溜めていた1番ルフォールとの差はジリジリと広がり、1番ルフォールが後続に3馬身差を付けて1着でゴール。ただ、軸馬12番ブライトリビングも後続の追撃を退け、3着馬15番ショーカノンに1馬身1/4差を付けて2着入線。この結果により、「馬連1-12、1,000円」の本線的中。3番人気→1番人気の組み合わせでこの配当なら納得のところ。軸馬が勝ち切れなかったとはいえ、馬場状態と展開・流れを完璧に読み切った予想部の好判断が光る的中鞍となった。

ここ数週間、非常に難解なレースが続く中、他にも週一発目の勝負鞍となった土曜阪神6Ｒ「3歳未勝利」では軸馬が後続に5馬身差の圧勝劇を演じ、対抗2点目の本線的中などをお届け。いつもながら会員の方々からは『安心』の声を頂戴している。不的中のレースでは少々ツキのない鞍もあったが、ひと頃に比べるとかなり、レース選択に改善の跡が窺える予想部。ここであえて苦言を呈した意味が理解されているようだ。また、今週以降は勝負どころが目白押しで今年に入って絶好調でもある「重賞戦線」でも勝負する構え。特に今月末の『高松宮記念』では、フェブラリーSに続く「G1連勝」を狙って大勝負していただくつもりだ。
いずれにしろ、更に勢いを増してきたアスコット予想に今週末以降もご期待いただきたい。