2/24 2/25 2回中山・1回阪神1日2日目・1回小倉5日6日目

弊社の基本姿勢に則った的中鞍 ~土曜中山12R・4歳上1000万下〜

開幕週ということで絶好の馬場状態となった中山・阪神の芝コース。直線、外を通った差し・追い込み馬が一旦は先行勢との差を急激に詰めてくるのだが、ゴール前で再度突き放されるパターンが連続した。現在の競馬(=馬券戦術)において馬場状態の把握は『キモ』とさえ言えるが、改めてその難しさ&重要性を痛感させられた思い。当然のことだが、次走以降馬券的に目が離せないのは「外を通って差し届かなかった馬」ということになる。記憶に残しておいて損のなさそうな馬を列挙しておこう。土曜日→中山9R「水仙賞」4着ダイワギャバン、阪神12R「4歳上1000万下」4着ブリラーレ。日曜日→阪神9R「すみれステークス」5着コズミックフォース。どうかお忘れなく。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山12R「4歳上1000万下」ダ1800m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは上位で人気が入れ替わるなか最終的に1番人気に支持された5番パイロキネシストだった。

『叩き良化タイプらしく前走で一変し、さらにデキを上げてきたパイロキネシストが軸馬。ひと叩きされて臨んだ前走は勝ち馬の決め手には屈したものの、しぶとく脚を伸ばして3/4馬身差2着惜敗。前走でもまだ絞り切れず復調途上に映ったため6番人気に甘んじていたが、元々かなりの好メンバー相手に勝ち負けしていたように前走程度走れて当然の地力の持ち主。中山へのコース替わりは確実にプラス材料だし、前走比較でも今回の相手は一枚落ち。前進こそあれ後退はまず考えづらいだけに、現級突破の大チャンス。好位追走から地力でねじ伏せてくれるはずだ』という見立て。

大方の予想通り、好スタートを決めた11番タイセイストームが自然体からハナを主張。これに内から4番クリノライメイが積極的に番手で流れに乗り、3番リョウランヒーローが続き、軸馬5番パイロキネシストはこれらの出方を伺いながらジンワリ好位4番手追走。2コーナーの段階ですんなり隊列が決まり、1000m通過63秒7のスロー寄りの淡々としたミドルペース。このペースならば逃げ・先行馬はなかなか止まらず、3コーナーからのペースアップ後も隊列変わらず勝負どころの直線へ。直線に入る段階では手応え劣勢に見えた軸馬5番パイロキネシストだが、元々が追って味のあるタイプ。二の脚で一旦は後続を突き放す11番タイセイストームだが、終始これをマークするポジションでレースを進めた4番クリノライメイと軸馬5番パイロキネシストの2頭がジリジリとその差を詰めにかかる。坂上で粘り込みをはかる11番タイセイストームを坂上で一歩早めに捕らえた4番クリノライメイに軸馬5番パイロキネシストが最後の最後で急追するもクビ差及ばず2着でゴール。3着11番タイセイストームには1馬身1/4差をつけているように、内容としては全く危なげのないレースで安泰の2着確保。この結果により、「馬連4-5、1,360円」の的中。これといって強調できる配当ではなかったが、獲るべきところは手堅く獲りにいく、弊社の基本姿勢に則った的中鞍と言えよう。

お世辞にも好スタートとは言えなかった先週末。当然、開幕週の反省を踏まえ、勝負鞍のレース選択には一層の吟味が必要となるが、決して八方塞りの状況ではないことも確か。開催も変わり、微調整を行いながら、「一本でも多くの的中を」を胸に予想部に在籍する全ての人間がこれまでと変わらぬ仕事を行っている限り、過去の実績からも今後必ず実を結ぶことは間違いない。レース選択と勝負どころが噛み合った際の弊社の破壊力はある程度弊社とお付き合いのある方であればご納得いただけるだろう。

この業界は結果が全て。その結果を出し続けてきたからこそ、今のアスコットがあることを忘れずに、今週末こそ、全社一丸となって乾坤一擲の猛反撃を期す所存。情報のお聞き漏らしのないよう、心よりお願いしておく。