1/19 1/20 1回中山・1回京都6日7日目・1回中京1日2日目

見ていて安心安全の的中劇 ~日曜京都10R・舞鶴ステークス〜

芝に比べるとダート路線は新興勢力の台頭が遅く、一度トップ級に上り詰めるとそうは簡単に落ちてこないもの。ひと昔で言えばカネヒキリやヴァーミリアン、近年ではコパノリッキーなど例を挙げれば枚挙に暇がない。無論、そこには種牡馬としての需要が少なく、引退せさせるにもさせられない、という事情もあるのだが。ただ、そんな流れを断ち切るかのように世代交代の波が押し寄せて来ている。現時点でのダート界はルヴァンスレーヴ1強ムード。少し落ちて6歳馬ゴールドドリームという評価だが、この馬とて「東京大賞典」でオメガパフュームに後塵を拝しているし、他にもグリム、チュウワウィザード、テーオーエナジーとほぼ明け4歳世代が上位を占める図式。この「4歳世代独占」ムードに待ったをかけたのが先週の「東海S」でチュウワウィザードを2馬身ちぎってみせた5歳馬インティ。ここが本当の意味での試金石だったはずだが、レースを見ていると、どうやら完全に軌道に乗ってきた感じ。終始プレッシャーをかけていた側のスマハマ(4歳)を逆に突き放し、好位追走から差を詰めてきたチュウワウィザード(4歳)を難なく振り切る勝ちっぷりは優秀のひと言。単勝オッズ1.5倍に恥じない走りだった。芝・ダート共に粒ぞろいの現4歳世代だが、世代レベルを超えた今後の活躍に期待したい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜京都10R「舞鶴ステークス」ダ1800m。ここのレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは1番人気に支持された2番タイキフェルブールだった。

『当初、出走してくれば強敵となりえた馬達がこぞって回避し、一転して小粒な組み合わせに様変わり。この組み合わせなら人気でも明け4歳の素質馬タイキフェルブールには逆らえない。これが軸馬。久々となった前走は+20キロと大幅な馬体増だったが、全く太目感なくほぼ全て成長分。前走の敗因を挙げるとすれば、久々もあるだろうが、それ以上に先行馬にかなり厳しい流れを早め先頭に立つ勝ちに行く強気な競馬が裏目に出たこと。ただ、差し・追い込み競馬になった流れでも0秒4差5着に踏み止まるあたりが素質の高さ。クラス2戦目でこの組み合わせなら、初の京都でも更にパフォーマンスを上げて勝ち負けだろう』という見立て。

レースは抜群のスタートを決めた5番デザートスネークがハナを切り、3Fから38.7-51.8-64.1~レース上がり48.3-35.8という、このクラスにしては極めて遅い流れとなった。2番手に8番シロニイが積極的にポジションを取りに行き、その後に3番エジステンツァと11番レッドウィズダム、さらに6番メイプルブラザーの3頭が差がなく追走。軸馬2番タイキフェルブールは周りの出方を伺いつつ、行きたがるのをなだめながら馬群の中、後方8番手で1コーナーを回る位置取り。向正面に入ってペースが遅いとみたのか、最後方にいた9番ソリティールが外から一気に進出し好位3番手まで浮上。軸馬2番タイキフェルブールはこの流れにも動じることなく折り合いに専念しジックリ構える。3コーナー過ぎ、4コーナー手前からようやく追い出しを開始し、外目をグングン上がって前との差を詰めにかかり好位勢の直後まで進出。直線に入り、一旦は逃げた5番デザートスネークと終始番手追走の8番シロニイの2頭が後続を突き放すが、軸馬2番タイキフェルブールが一頭だけ違う脚色で外から猛追。しぶとく脚を伸ばす2頭との脚色の差は歴然。逃げた5番デザートスネークを交わして先頭に立った8番シロニイを外から楽に交わし去り、最後は1馬身3/4差付けて1着でゴール。軸馬にこそ、すれ違い様に交わされたものの、8番シロニイが2着の座は危なげなくキープしてのゴール。この結果により、「馬連5-10、1,400円」の的中。レース当日の段階でイチオシ鞍と断じて提供に踏み切った週ラストの勝負鞍。『週イチオシの勝負どころ』と公言した通り、見ていて安心安全の的中劇だった。

他にも日曜中京8R「4歳上500万下」の「馬連2-8、780円」の的中や同じく日曜中京9R「4歳上500万下」の「馬連7-13、520円」の的中など、開催最終日となった日曜は3連勝で締めくくり。対抗ヌケが続いた土曜日の『嫌な流れ』を断ち切って見せた弊社予想部。最終週も確実にこれらの的中をお届けできたことには一定の評価をいただけるものと自負している。

先週末をもって年明け最初の開催も的中率53%を計上し、滞りなく好調のうちに終了。弊社アスコットシステムズは、2019年もまた順風満帆な滑り出しと言ったところ。今週末開幕の1回東京戦といえば、まさしく厳冬期にあたり弊社の稼ぎどころと自他ともに認めるダート戦が主体の開催。当然のことながら、手元には予想部発の、各週ごとの勝負鞍候補が挙がってきている。無論、連続となる2回京都開催。また、続開される1回中京開催についても期待感十二分と断言できる。引き続き今週末の情報提供にご期待いただきたい。