4/5-4-6 3回中山・2回阪神3日4日目

黙って買いの4番人気 〜日曜阪神11R・大阪杯〜

今年の重賞戦線は、一般ファンにとって難解な結果が続いている。先週の高松宮記念の時点における1番人気馬の成績は「5-4-9-20」(連対率約24%)。目下、連敗記録は「16」に到達してしまった。そんな波乱続きの重賞戦線で、先週のアスコット予想部はどう立ち回ったのか。さっそく見ていこう。

まず取り上げるのは、日曜阪神11R「大阪杯・G1」芝2000m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に4番人気となった13番ロードデルレイだった。

『開催を通して先行系の活躍が目立っているが、展開的なリスクを差し引いてもロードデルレイの地力が抜けている印象。特に24年白富士Sにおける1分57秒2のV時計が強烈だ。東京芝2000mにおいて勝ち時計1分57秒5&上がり33秒9以内で勝利した馬はアーモンドアイ・イクイノックス・ドウデュースなど6頭のみ(いずれも天皇賞秋で記録)ですべてG1馬。そんな高数値をロードデルレイ自身は昇級のリステッドで達成。単純比較で、本馬も昨年時点ですでにG1レベルにあったといえる。さらに特筆すれば、母父ハーツクライ=晩成型のこの馬はそこからさらに成長を示している。
現実に、その後2戦もきっちり連対を確保すると、前走・日経新春杯では一頭だけ次元の違う走りで勝利。敗れた二戦はデシエルト(この馬もG1級)に出し抜けを喰らったものであり、前走は納得の圧勝だった。この中間も1週前に好時計をマークしてデキは万全。ここは外枠のリスクを負うことになったが、本馬にはそれを差し引いても軸に据えたい魅力がある。現状4番人気なら黙って買い』という見立て。

レースは11番デシエルトのまさかの出遅れで開幕。これで2番ホウオウビスケッツが先手となるが、馬上の岩田康誠騎手はあまり行く気がない。そうこうしているうちにデシエルトが後れを取り戻して先頭へ。この時点で軸馬13番ロードデルレイは中団の外目。弊社が穴指名した7番ヨーホーレイクは残念ながら出遅れてしまった。
例によってデシエルトがグングン飛ばして1000m通過は57秒5の超ハイペース。勝負は最後の直線、先頭から離れた好位にいた5番ベラジオオペラが先頭に立つと、そのまま突き抜ける構えを見せる。それを大外から唯一抜け出してきた軸馬13番ロードデルレイが追い詰めるが…。
結局、5番ベラジオオペラが押し切って1着ゴール。軸馬13番ロードデルレイは1馬身差の2着。大接戦の3着争いは、14番エコロヴァルツと7番ヨーホーレイクの写真判定で後者に軍配が上がった。

この結果により、「馬連5-13、1,720円&3連複5-7-13,6,910円」の的中をお届け。際どい3着争いを演じた7番、14番はどちらでも的中だったが、配当的には14番エコロヴァルツ(10番人気)の方が…。とはいえ、弊社の会員様は“贅沢な写真判定”を味わった次第。おめでとうございます。

また、この週は土曜中山11R「ダービー卿CT」も興味深い結果となった。勝利した2番トロヴァトーレ(1番人気)は弊社の自信の◎。この春の重賞で“16戦ぶりに勝利した1番人気”に本命を打てたことは慧眼といえるだろう。難解といわれる今年の重賞で次々に的中を射止めている弊社予想班の眼力を改めて象徴する一戦となった。予想結果としても「馬連2-7、910円&3連複2-7-8,3,070円」のダブル的中を難なくお届けしている。

さて、今週末はいよいよ3歳クラシックが開幕。その第1弾「桜花賞」は極めてハイレベルの予感。“2歳女王”アルマヴェローチェはもちろん、“フェアリーS史上最強”の勝ちっぷりをみせたエリカエクスプレス、クイーンCを“衝撃時計V”のエンブロイダリー。はたして、この3強に割って入る馬は存在するのか。破竹の勢いで的中を量産する弊社メインレース予想に、引き続きアツいご期待をお寄せください。