5回東京 5回京都1・2日目 2回福島5・6日目

この勢いのまま年末まで邁進する ~日曜福島8R 3歳上500万下~

今ひとつ弾け切れなかった前週の結果を受けた先週末、一撃必中の十字架を背負う弊社予想部にはいつにない緊張感が漂っていた。その緊張から解き放たれたのが土曜福島8Rの馬単的中。1080円の配当はともかくとしてまずはホッと安堵感、実のところそれが本音。
ハイライトはその翌日、場所もレースも同じ、福島8Rだった。今週はこのレースを斬っていく。競走条件も同じ3歳上500万下のダート1700m。弊社予想部がここで軸馬としたのは単勝オッズ10倍の5番人気、3枠4番のマイネルガッチャ。3走前までは芝、しかも短距離を主戦場にしていた馬だが、「近2走ダートへの路線変更でレースぶりが変わってきた。この距離なら早目スパートも利くはずで大駆け期待」という見立て。血統、調教の動きから中距離ダートでこそ本領発揮という手応えを感じていた。
レースは大外から好ダッシュを決めた15番アグネスマーズが先導。軸馬マイネルガッチャはというと、早目スパートどころか持ったままの馬なりで2番手を追走していく。追われて味のあるタイプが楽々の2番手なのだから、結果はその時点で見えていた。3コーナーから逃げ馬の外へ馬体を併せると後は文字通り『二人の世界』。直線は後続を大きく離しての叩き合い。最後は追うものの強味、軸馬マイネルガッチャが半馬身交わしてゴール。馬連4-15、1760円の本線的中となった。無論それは喜ぶべきことなのだが、「単勝4番1000円、馬単4→15、4480円」のアナウンスには弊社予想部の全員が思わずため息。その訳は、買い目決定の際「馬連&単勝か馬単」という提供も視野に入れていたため。的中は的中として「大魚を逸した」という思いが少なからずあった。「馬連で十分。それに4戦3勝はマグレではできないよ」と会員の皆様からは温かい声も頂戴しているが、当ててなおかつ不満残り。どこまでも貪欲なお話だが、弊社らしい余談としてお聞き流し頂きたい。
その他にも前記した土曜福島8Rに加え、日曜京都12Rなども厳選した勝負所で、『ダート戦のアスコット』らしい的中をお届けできた先週末。前週のリベンジは一応果たしたとも言えるが、「本気のアスコット」を震撼せしめるのはこれから。特に会員の皆様にはすでにお伝えしているが、今開催の最大の勝負所は開催後半戦にすでに用意している。今開催は『ここぞ』というレースを獲る本来の『勝負強いアスコット』をお見せするので、今週末以降の快進撃に大いなるご期待をお寄せ頂きたい。

4回東京 4回京都8・9日目 2回福島3・4日目

あってはならないこと ~日曜京都11R アルデバランS~

『東京2000m内枠絶対有利』。競馬ファンなら誰でも知っている常識中の常識だが、改めてそのことを痛感させられる天皇賞(秋)だった。とはいえ、馬場の回復があと3時間遅れていたらどうなったのか?正直それは誰にもわからない。少なくとも、武豊=メイショウサムソンのあのコース取りはなかったはず。それだけは言える。先週この場でお伝えしていた通り、弊社でもめずらしく天皇賞の提供に踏み切った。ご期待頂いてただけでなく、自信もあっただけに的中をお届けできなかったことが悔やまれてならない。会員の皆様にはお詫びすると共に今週以降の巻き返しにご期待頂きたい。
それでは先週のレース回顧へ。取り上げるのは日曜京都11RのアルデバランS。ダート1800mのオープン特別にフルゲート16頭の出走。ここで軸馬としたのは3番人気ワンダースピード。「以前とは見違えるような安定感を身につけた。この鞍上・小牧太とは相性抜群。逃げ・先行型が揃ったここは自然と好位追走の形から抜け出してくる」という見立て。レースは予想通りサンライズキングの逃げ。しかし高速馬場を意識する後続各馬の動きも早く、エイシンラージヒル・トラストジュゲムあたりが執拗に絡んでいく。そんな展開を読み切っていたのか小牧・ワンダースピードは悠然と中団待機。先行勢の脚いろが鈍りかけた4コーナー手前から馬なりで進出開始。直線、勢いそのままに大外を一気に突き抜け、最後は3馬身半の大差をつけてゴール。ドンクール・サンライズキングという対抗馬同士の熾烈な2着争いは、最後ドンクールに軍配が上がり馬連5-8、1120円の的中となった。正直な話サンライズキング2着で馬連4-8、2360円の方がはるかに「オイシイ」のだが、まぁ、的中して文句を言ってはいけない。「どう転んでも外れようのない的中」というあたりでご勘弁願いたい。
また、京都5R・4番人気セイウンハレルヤ1着、東京6R・1番人気グレースエポナ2着。これが土曜日、弊社予想部が軸とした馬の着順。一目瞭然、全馬連対を果たしている。いわば「ちょっとしたボタンのかけ違い」で不的中となっており、先週は勝負鞍で的中をお届けすることが出来なかったが、これが何かの拍子で全レース的中になる可能性があることもまた、競馬に精通した人間なら誰でも実感として理解できるはず。「毎週厳選勝負鞍で的中するアスコット」に信頼を寄せて頂いている会員の皆様には大変申し訳ない週となってしまったが、大丈夫、予想の軸は全くブレていない。開催替わりとなる今週末も弊社らしい「攻めの予想」に徹することをお約束しておこう。今週は得意のダート戦で巻き返しを図るのでどうか楽しみにお待ちいただきたい。

4回東京 4回京都6・7日目 2回福島1・2日目

毎週一本でも多くの的中を ~土曜京都10R 太秦S~

騎手は騎乗馬の能力を100%引き出してくれるもの、少なくとも我々はそう考えて予想を立てる。何もその馬の能力以上のものを引き出してくれと期待するわけではない。しかし、残念ながら菊花賞の柴山雄一に関しては失望という言葉以外に形容のしようがない。4コーナーで前が詰まる云々、それ以前にあの位置取りは納得できない。行けない馬なら仕方がない。しかし、騎乗馬ロックドゥカンブは本来好位差しが必勝パターンのはず。あそこまで下げる必要がどこにあったのか? 結果、脚を余しての3着まで。無敗の菊花賞馬誕生の夢は水泡と帰した。
本題に入ろう。今週斬るのは土曜京都10R・太秦S。ダート1400mの1600万条件。軸馬として期待したのは4番人気の3枠5番ウォーターオーレ。「乗り込み不足&明らかに重目残りの前走で能力の高さを誇示。ベストの京都1400mダートでVチャンスが巡ってきた」。続けて「1位入線→4着降着の汚名返上にアツい連闘勝負の11番メイショウシャフトが逆転候補。ここは2頭軸の3連複で勝負」とした。
レースは、道中2・3番手を進んでいたメイショウシャフトとワーキングボーイが直線に入り並んで抜け出す。一歩仕掛けが遅れたウォーターオーレも懸命に追ったが、一旦開いた差を1馬身まで詰めるのが精一杯。しかし、アドマイヤキラメキの猛追はクビ差凌いで3着キープ。会員の皆坂に3連複5-11-14、3290円の的中をもたらした。正直なところ最後はヒヤヒヤしたが、道中は終始的中を予感させるレース内容。結果として4点提供で3連複のこの配当なら十分満足頂けただろう。レース回収率823%なら「ヒヤヒヤのしがいもある」というもので、ゴールした瞬間は安堵のため息が漏れた。
その他にも土曜福島9Rの「馬連&ワイドのダブル的中」など、相変わらずコンスタントな的中をお届けした弊社予想部。ただ、そんな中にも反省材料はある。日曜日京都10Rの軸馬、6番人気のアラタマサモンズは展開のアヤもあろうが、土曜日東京12R、日曜日福島5Rと軸馬完勝にも関わらず、ヒモ抜けで2鞍の馬連的中を逃している点は正直頂けない、というか弊社らしからぬケアレスミスに近い。相変わらず、会員の皆様からは「アスコットさんはタコ(全レース不的中)がないから安心して勝負できるよ」という有難い声を頂戴しているが、「獲れるところを獲り逃す不的中」と「予想の根本からズレている不的中」は似て非なるものである。「的中しなければ馬券はただの紙屑」ということを肝に銘じ、今週以降、詰めの甘さを払拭するよう予想部に猛省を促したい。
今週は東京競馬場にて「天皇賞(秋)」が施行される。本来であれば毎週繰り返しているように『馬券妙味はG1の裏にあり』なのだが、今週はこの「天皇賞(秋)」も予想提供候補として視野に入っている。この場でお伝えしている重賞レースはほぼ的中をお届けしていることから、今週末も引き続き多大なるご期待をお寄せ頂きたい。

4回東京 4回京都4・5日目

今週末にも複数の勝負どころが ~日曜東京11R 府中牝馬S~

「遂に」と言うか、「ようやく」と言うべきか迷うところだが、武豊が定位置のリーディングトップに立った。厩舎関係者も馬券を買う側の人間にしても『ユタカが乗ってダメなら諦めるしかない』という思いは同じで、だからこそいつも騎乗馬は人気になる。しかし、あのレースのあの馬に関しては仕方がないとは到底思えない。もちろん秋華賞のベッラレイアの話だ。「掛かりそうだったから…」とレース後コメントしたが、それにしてもあのスローペースで4角最後方はない。結果は「脚余りまくり」で4着。同じ乗り方を普通の騎手がしたら罵声の嵐だしメディアも叩くはず。それさえも「ユタカだから仕方がない」と諦めてしまうとしたら、もはや『武豊依存症』は深刻だ。それにしても、なんとも後味の悪い秋華賞となってしまった。
それでは本題へ。かなり早い段階から我々が勝負鞍と公言していた府中牝馬S。先週のこのコラムをご覧の皆様はご存知の期待度激高の勝負鞍だ。今週斬るのはもちろんその一鞍。日曜東京11Rの府中牝馬Sは言うまでもなく古馬牝馬の根幹レース。エリザベス女王杯を展望する有力どころが集結し難解な一戦となったが、弊社予想部が軸馬として指名したのはアサヒライジング。「クイーンS勝ちに一段と成長を感じた。デキ絶好、多少キツい展開になっても普通に回ってくれば勝ち負け」という見立て。
レースはユキノマーメイドとヤマニンメルベイユの先導で35.1-47.3-59.3というスローペース。軸馬アサヒライジングは絶好位4番手を進む。直線に向き残り400m地点で持ったまま先頭に立つ。後は独走かと思えたが、これを徹底的にマークしていたデアリングハートだけが伸びてくる。最後はデアリングハートが差し切って1着ゴール。しかし、軸馬アサヒライジングも失速せず楽々と2着を確保。馬連8-15、1040円の的中となった。正直に言うと配当面で今ひとつ物足りなさはあるのだが、それはあくまでも事後の話。前回の告知レースとなったオールカマーしかり、事前告知の勝負鞍を的中に導く、という観点に立てば満足すべき結果だ。
今週末以降も続くG1レース。しかし、馬券的な妙味は「その裏にあり」ということは常々お伝えしている通り。今週末、我々が目を付けている馬は予定通りのレースに登録してきた。弊社予想部としても予定通り勝負どころを複数用意できる、ということに他ならない。勝負どころでキッチリ的中をお届けした反面、他の提供では軸馬完勝も取りこぼしが目立ち、若干物足りなさが残った先週末だったが、その分も奮起し、これまで同様、今週末は好配当的中をお届けする所存だ。また、レース名までは告知できないが、7日(日)京都7R同様、ハイレベルレースでの勝負鞍も準備しているので、会員の皆様には引き続き楽しみにお待ちいただきたい。

4回東京 4回京都1・2・3日目

G1連戦に向け弾みをつける ~月曜東京9R 西湖特別~

開催替わりとなった4回東京、4回京都の開幕週は異例の3日間開催。数週間前のレース回顧でも記したが、「いつもと違う時」にこそ結果を出すのが真の実力というもの。無論、今回の3日間開催でもキッチリと答えをお出ししました、アスコットは。
数ある的中鞍の中から今週取り上げて斬るのは月曜東京9Rの西湖特別。ダート1400mで行われる牝馬限定の1000万条件。フルゲートの一見混戦ムードだが、このレースで軸馬として期待したのは2番人気のウィストラムだった。「右回りも距離延長にも絶対能力の高さで対応してきたが、本質的には左回りの1200m~1600mがベスト。久々に迎えた最適条件で、しかも牝馬限定のここは迷わず中心視」。そして「能力高くポン駆け利く3歳馬ジャドールが強敵。2頭軸の3連複で勝負」と続けた。
レースはテンの3ハロン通過34秒3というハイペース。そんな中、軸馬ウィストラムは委細構わず後方待機。直線入り口でも後ろから3・4頭目という位置取りだったが、鞍上吉田隼の手綱はピクリとも動かない。そして、残り400mでやおら大外へ進路を取る。そこからの伸びは「圧巻」のひと言。内ラチ沿いで猛烈な競り合いを続けるジャドールとポライトストーンを並ぶ間もなく交わす。後は文字通りの独走。最後は4馬身の大差をつけて余裕綽々のゴール。熾烈な2着争い(正直に言えばどっちでもいいのだが)はゴール前差し返したジャドールに軍配。3連複5-6-10、1290円の大本線的中でレース回収率323%をマークした。
わかりやすく印で言えばきれいに◎→○→▲の順番で入ってきたわけ。もちろん「ならば3連単で出して欲しかった」、という声を会員の皆様から数多くいただいたことは言うまでもない。事実、レース前にそのことは議論されたのだが、最終的にはより確実な的中を、という大前提に従って3連複提供となった次第。どうかご了承いただきたい。
他にも土曜東京12R、日曜京都9R・壬生特別、月曜京都7Rなど連日的中をお届けし、『コンスタントな的中を届けるアスコット』を改めてアピールできたものと自負している。また、先の月曜京都7Rにおいては、今週イチオシの勝負鞍として提供し、当然の如く的中。開幕週としては上々のスタートだった。今週末以降G1ラッシュとなり、皆様の注目もそちらに向きそうだが、今週末の弊社は「G1秋華賞」ではなく、「府中牝馬ステークス」に全力であたることを敢えてこの場で会員の皆様にお伝えしておこう。以前からお伝えしているように「G1の裏にこそ妙味あり」ということも事実。引き続き我々からの全ての提供にご期待いただきたい。

4回中山 4回阪神 2回札幌7・8日目

オイシイところは裏にあり ~日曜阪神11R・ポートアイランドS~

ワイドや3連複を買う場合、「悪くても3着までにはくるだろう」という理由で2・3着の多い馬を軸にする方が非常に多い。しかし、これは明らかに間違い。ワイドや3連複を買う時にこそ『勝ちに行く馬』を軸に据えるべきだ。2・3着の多い馬というのは厩舎にとって貴重な賞金稼ぎ。もしかすると常に「着狙い」の可能性がある。だからちょっと仕掛けが遅れると惜しい4・5着に終わるケース多々。だから危ない。その点勝ちに行く馬は早目早目に勝負をかけて動く。一旦先頭から最後差されるケースも少なくないが、それでも2着か最悪3着には残るもの。厩舎サイドにすれば勝たなければ意味はないのだが、馬券を買う我々にとってはそんなことお構いなし。ハッキリ言って馬券になればOKなのだから。ワイド・3連複の軸選びは勝ちに行く馬から。これは絶対的な鉄則だ。
今週斬るのは日曜阪神11RのポートアイランドS。スプリンターズSのいわゆる裏メインで当初、大混戦の様相を呈していたレースだが、最終的に「混戦だからこそ妙味アリ」との見解で獲れる、勝負できると判断。単に当てるだけでは満足しない、舌の肥えたグルメな弊社会員の皆様を喜ばすには時にはこんなレースでの勝負も必要だ。少なくとも「表」のスプリンターズSよりは当てやすい。G1もオープン特別も控除率は一律25%。ならば、より獲りやすいところで勝負する、それが基本。軸馬として指名したのは最適条件を求めて関東から遠征したマイネルスケルツィ。「右回りのマイル戦は重賞2勝を含めて1・1・3・4・1・3着。4着はG1マイルCSなので『普通のレース』は全て3着以内ということ。ベストの条件で別定56キロはいかにも恵まれた印象。好位からアッサリ抜け出してくれるはず。オープン特別3戦3勝のスーパーホーネットとの2頭軸で3連複勝負」。
レースはデンシャミチの先導でスローペース。軸馬マイネルスケルツィは2番手追走から直線向いて早々と先頭に立ついつも通りの勝ちに行く競馬。結局スーパーホーネットの末脚に屈し、そして着狙いのアンブロワーズにもゴール前チョイ差しを食らったもののシッカリと3着は確保。3連複3-6-8、3960円の的中となった。土曜日の勝負処で的中をお届け出来ず、また3週連続50倍オーバーとはいかなかったが、レース回収率792%は悪くない数字。会員の皆様にもまずはご満足いただける結果となったはず。
今週末開幕の4回東京・京都開催はご存知の通りG1ラッシュ。無論G1以外にも興味深いレース満載。というか先週同様「裏」の方に旨みがある。当然弊社取って置きの勝負どころも控えている。秋競馬の佳境を迎え益々快調の弊社予想部に引き続きご注目、ご期待をお寄せいただきたい。

4回中山 4回阪神 2回札幌5・6日目

2週連続50倍オーバー! ~日曜阪神12R・3歳上500万下~

「この業界との付き合いも結構長いけど、ここまで安定して毎週好配当を当ててくれるのは初めてだよ。本当に有難う」「それにしても最終レースに強いねえ。今週もよろしく」…等々。9月23日午後4時30分以降、窓口の受付時間が終了するまで、弊社の電話回線は休むことなく稼動し続けた。それが全て会員の皆様からの喜びの声であることは言うまでもない。そう、またしてもやってしまった。それも以前から「何か秘策でもあるの?」とご質問を頂いていた最終レースで。
今週斬るのはもちろん、日曜阪神12R・3歳上500万条件のダート1400m戦だ。弊社予想部がこのレースで軸馬としたのは3番人気の3歳馬ベンティスカ。「休み明けの小倉戦でスタート直後落馬。しかし、攻め馬の動きからその影響は全く感じられない。ならば末脚の破壊力クラス最上位。ハイペース必至のここは一気の差し切りに期待」。レースは予想された通りの速い流れ。懸命に逃げ粘るマルブツバンダリーにゴール直前ベンティスカとラガーチトセオーが強襲。3頭の写真判定となったが、結局1着ベンティスカ、2着ラガーチトセオー、3着マルブツバンダリーで確定。2・3着ともに対抗馬だが、『高い方』の6番人気ラガーチトセオー先着で馬連9-15、5780円の大的中。回収率726%を達成した。前週の5500円に続く2週連続の『50倍オーバー』で前出の会員の方の声となった次第。沸き返る弊社予想部の中でしかし、ただ一人複雑な表情を見せたのがこのレースの予想担当者。「失敗した…こっちだったか…」。実はこのレースで3連複も提供していたのだが、その片方の軸を迷った末に(もちろん3着のマルブツバンダリーと)1番人気のマルサンテクニカルにしてしまったのだ。3連複9-15-16、7780円を取り逃がした痛恨の思い。そんな予想担当者がいたことを余談としてお伝えしておこう。
さて、先週弊社にとっては異例中の異例といえる事前告知を行った大勝負鞍「オールカマー」はどうなったのか? そうお思いの方も多いはず。本来なら真っ先に斬るべきネタだが、2週連続50倍オーバーについつい目がいってしまった。「ご心配なく、ちゃんと的中しています」これが答え。軸馬マツリダゴッホ快勝。対抗馬の1頭シルクネクサス2着で馬連6-12、1310円を難なくゲット。的中配当も回収率も悪くないのだが、先ほどの阪神最終レースの前では霞んでしまう、という感じ。まぁ、それだけ今のアスコットシステムズが好調であるとご理解頂きたい。
その他にも土曜阪神9R・箕面特別など、先週もコンスタントに的中をお届けできたものと自負している。ただ、馬単・3連単症候群とでも言うのか、何十、何百万馬券が飛び交う今の中央競馬において、50倍の高配当と言っても価値が薄くなってしまった感は否めないが、先週の高配当的中同様、今週の阪神12Rの高配当的中も馬連4点提供でゲットしていることに価値がある。それは馬券を獲った方が一番理解しているだろうが、その点は改めて強調しておきたい。
秋の中央開催開幕の今開催も最終週を残すのみとなった。そんな今週末は開催純利益を上乗せする『ダメ押し鞍』と成り得るレースが少なくない。世間では秋のG1シリーズ開幕戦となるスプリンターズSに注目が集まり、どうしてもそちらに目がいってしまいがちだが、そんな週だからこそ、平場、特別戦でキッチリ仕事をするのが弊社アスコット。無論、獲れるところは根こそぎ持っていく気構えだ。先週のようにこの場でレース名は明かせないが「今週の勝負は土曜日」。これだけはお伝えしておきたい。勝負度合いの高低はあるにせよ、弊社が出来ることは毎週的中をお届けすることだけ。引き続き多大なるご期待をお寄せ頂きたい。

4回中山 4回阪神 2回札幌3・4日目

要らない馬を教えるのも予想 ~月曜阪神7R・3歳上500万下~

変則3日間開催で行われた先週末、と言うか先週末から今週初めを、キッチリとトータルプラス収支で乗り切ったアスコットシステムズ。物事全て平時とは違う場合にこそ底力が問われるもの。手前味噌ながら、この3日間で弊社予想部の真髄を感じていただけたに違いないと自負している。前置きはさておき、レース直後から会員の皆様による絶賛の声が絶えなかった月曜阪神7R・3歳上500万条件を斬っていこう。
芝1200mで行われたこのレース。弊社予想部が軸馬としたのは4番人気シティボスだった。「前走のゴール前の脚が際立っていた。逃げ・先行型が揃いハイペース必至のここは差すこの馬に展開絶好。1000万3着の実績がある阪神芝1200mで期待」。レースは予想通りのハイペース。軸馬シティボスは悠然と最後方待機を決め込む。4コーナーでも依然として最後方。しかし、ここからやおら大外へ進路を取り鬼神の追いを披露。すれ違い様に14頭を抜き去ったところがゴール。残念ながら1馬身半届かずの2着だが、勝った6番人気のワンダークラフティも対抗馬の一頭としてキッチリとマーク馬連10-13、5500円&ワイド10-13、1430円のダブル的中を現実のものとした。レース回収率は990%を達成。『掛け金10倍』には僅かに届かなかったが、弊社への直通電話が鳴り止まなかったことを付記しておきたい。無論それが会員の皆様からの歓喜の声であることは言うまでもない。的中配当はもとより、このレースで見逃してほしくない点が2つある。ひとつは1番人気ゲットブラックを切り捨てていること。買い目をお教えすることだけが我々の仕事ではない。「買わなくていい人気馬」を指摘することも使命のひとつだと考えている。その意味でもこのレースは大きな意義があった。そしてもう一点。それは2開催場にてこの日24鞍レースがあった中で、「阪神7R」を「厳選勝負鞍」として提供したことだ。変則日程の月曜開催、それも平場戦の3歳上500万下である。そいうった意味でも配当うんぬんでなく、自他共に評価できるであろう予想をお届けできたと自負している。弊社ベストバウト入りも検討の余地あり、だ。
『下手な鉄砲も数撃ちゃ~』ではないが、1日に5鞍も6鞍も提供しての好配当的中なら我々は自慢にもならないと断言する。1日2鞍程度の提供でこれだけの結果、数字を残していることをジックリとお考えいただきたい。弊社がかねてより提唱している「より一層の純利益重視のスタンス」が、この秋の中央開催に入っていよいよ確立されてきた。そう感じているのは決して我々だけではないはず。身をもって体感なさっている会員の皆様ひとりひとりが証人と言えよう。
月曜阪神7Rのみならず、時系列に従って土曜札幌8R、日曜中山8R、日曜中山9R・上総特別など、コンスタントに的中をお届けした変則3日間開催。なにはともあれ、先週は「毎週の安定的中」に加え、「厳選予想での好配当的中」をお届けできる弊社を感じ取って頂ける週だったのではないだろうか。この勢いに乗って、というわけでもないが、皆様に来週の勝負レース名事前告知をさせていただく。弊社にとっては異例中の異例と言える事態だが、それだけ「自信あり」と受け取っていただいて構わない。日曜中山11R・オールカマー。来週はこのレースで勝負に出るつもりだ。提供のその時を、皆様息をひそめてお待ちいただきたい。

4回中山 4回阪神 2回札幌1・2日目

獲りやすい20倍? ~日曜中山10R・ニューマーケットC~

今週斬るのは日曜中山10RのニューマーケットC。準オープンの芝2000m戦だが、ここには3頭の逃げ馬が顔を合わせていた。現在の馬券予想において展開推理は絶対に欠かせないファクター。極端な言い方をすると、ディープインパクトでもない限り「展開不問の◎」などという馬はお目にかかれない。それどころか『結果的に展開が向いたから勝てた』というのが真理、そんな気さえする。だからこのニューマーケットCのような場合は「逃げ馬3頭による競り→共倒れ」と単純に考えて3頭全て切ってしまう人が驚くほど多い。まぁ稀にそんなケースもあるが、そうはならないことの方がはるかに多い。例えばこのレース、中舘=オナーチェイサーの単騎マイペースと読んだ。あの人(中舘)があの気迫で出ていったら他の二人は黙って手綱を抑える、そう考えた。にもかかわらず世間の評価は低く7番人気。これを見逃す手はない。とはいえ、このレースの軸馬は当初からチョウサンで終始一貫していた。「坂コースで渋太さが生きるタイプ。新潟→中山、ベストの2000m、そして乗り慣れた鞍上で迷わず軸馬指名」とした。そして単騎マイペースのオナーチェイサーは当然対抗馬の1頭としてマークしていた。ハッキリ言ってレースは思惑通り。逃げるオナーチェイサーを軸馬チョウサンがゴール前のチョイ差しで交わして1着。オナーチェイサーも楽々2着に粘って馬連8-10、2390円を危なげなく的中。回収率、478%を達成した。レース後会員の方々から「あの組み合わせで20倍オーバーはオイシイよね」という嬉しい声を数多く頂戴した。確かにその通り。『獲りにくい5倍もあるが、反対に獲りやすい20倍もある』ということを実感させられる一戦だった。
当初、今回斬る予定ではなかったが、もう一鞍、弊社らしさを見せた的中があったので軽く取り上げておこう。レースは日曜中山12R、3歳上500万条件のダート1200m。弊社予想部が軸馬としたのは素質断然の3歳馬ギシアラバストロ。結果的に楽勝だった。2着レッドスポーツカーも対抗馬の1頭で馬単7→1、1550円。そして枠連1-4、490円のダブル的中。このレースをあえて取り上げたのは、皆様に1番人気馬を軸としながらこれだけの数字を残せる、という点をジックリと考えていただきたかったからだ。レース前のオッズで何百倍つこうと何千倍つこうと実際に獲れなければただの絵空事。『ただ当てればよい、でなく、メリットのある馬券で獲れるところをキッチリと獲る』という弊社のスタンスに誤りはないはず。残念ながら先週は勝負どころで的中をお届けできなかったが、それを取り返すべきレースは今週末以降にいくらでも存在する、というか実際にあることは会員の皆様にすでに告知済。今週末はもとより、この秋の中央開催、前進し続けるアスコットシステムズに多大なるご期待をいただきたい。

3回新潟 3回小倉 1回札幌7、8日目

違和感のある馬を探せ ~土曜小倉9R・不知火特別~

馬券必勝法のひとつに『出馬表を一瞥して違和感のある馬を探せ』というものがある。例を挙げると「いつも短距離を使っていた馬が突然2000mのレースに出てきた」みたいな感じ。要するに「どうしてここへ?」という馬を発見したら陣営の思惑を考えてみなさい、ということだ。
他でもない、本日取り上げるレースのカギがそこにあった。レースは土曜小倉9R、3歳上1000万条件の不知火特別。芝1800mの一戦だが、弊社予想部が軸馬として推したアドマイヤミリオンこそが『違和感のある馬』であった。実はこの馬、デビューからの6戦は全てダートに出走していた。休み明けから未勝利→500万と連勝して今回は1000万への昇級初戦、そして生涯初の芝出走だった。前週のダート戦には見向きもせずここ一本の調整。いかにも違和感ありありだが、弊社予想部では当初からこの馬は芝向きと見ていた。実際に『元々芝向きと思っていた馬。ソエが良くなったら芝を使う』という話も以前からあったこと。高速決着の前2走を楽勝したことで陣営も「ソエ完治」を実感したのであろう。それが今回の芝路線への変更という形になったはず。そこまで読み切ればこのレースはハッキリ言ってた易い。「昇級&初芝と条件は厳しいが、それらを問題としない高性能の持ち主。多少とも人気を落とすのならむしろ買いの一手。このクラスでも絶対能力が違う」として自信の軸馬指名。レースは3コーナー過ぎから委細構わず大外をひとマクリ。勢いそのままに差し切って1着ゴール。対抗馬2頭による熾烈な2着争いは、最後ハナだけ4番人気のマルイチハミングが制した。馬連5-9、2480円の的中。回収率は496%に達した。
レース直後から「よく初芝の馬を狙ったね」というお電話をたくさん頂いたが、それには前述したような経緯があった。往々にして「芝の適性を試すため」というケースも少なくないのだが、弊社はその手の話なら簡単には乗らない。そのことだけは記憶に留めておいていただきたい。
夏のローカルが終わり今週末からは待望の中央開催がスタートする。毎年問題になる「遠征馬対待機馬」の比較も弊社にお任せいただきたい。登録馬をザッと見ただけで各レース勝負馬がチラホラ。どうか弊社の開幕ダッシュにご注目いただきたい。