4回中山 4回阪神 2回札幌1・2日目

獲りやすい20倍? ~日曜中山10R・ニューマーケットC~

今週斬るのは日曜中山10RのニューマーケットC。準オープンの芝2000m戦だが、ここには3頭の逃げ馬が顔を合わせていた。現在の馬券予想において展開推理は絶対に欠かせないファクター。極端な言い方をすると、ディープインパクトでもない限り「展開不問の◎」などという馬はお目にかかれない。それどころか『結果的に展開が向いたから勝てた』というのが真理、そんな気さえする。だからこのニューマーケットCのような場合は「逃げ馬3頭による競り→共倒れ」と単純に考えて3頭全て切ってしまう人が驚くほど多い。まぁ稀にそんなケースもあるが、そうはならないことの方がはるかに多い。例えばこのレース、中舘=オナーチェイサーの単騎マイペースと読んだ。あの人(中舘)があの気迫で出ていったら他の二人は黙って手綱を抑える、そう考えた。にもかかわらず世間の評価は低く7番人気。これを見逃す手はない。とはいえ、このレースの軸馬は当初からチョウサンで終始一貫していた。「坂コースで渋太さが生きるタイプ。新潟→中山、ベストの2000m、そして乗り慣れた鞍上で迷わず軸馬指名」とした。そして単騎マイペースのオナーチェイサーは当然対抗馬の1頭としてマークしていた。ハッキリ言ってレースは思惑通り。逃げるオナーチェイサーを軸馬チョウサンがゴール前のチョイ差しで交わして1着。オナーチェイサーも楽々2着に粘って馬連8-10、2390円を危なげなく的中。回収率、478%を達成した。レース後会員の方々から「あの組み合わせで20倍オーバーはオイシイよね」という嬉しい声を数多く頂戴した。確かにその通り。『獲りにくい5倍もあるが、反対に獲りやすい20倍もある』ということを実感させられる一戦だった。
当初、今回斬る予定ではなかったが、もう一鞍、弊社らしさを見せた的中があったので軽く取り上げておこう。レースは日曜中山12R、3歳上500万条件のダート1200m。弊社予想部が軸馬としたのは素質断然の3歳馬ギシアラバストロ。結果的に楽勝だった。2着レッドスポーツカーも対抗馬の1頭で馬単7→1、1550円。そして枠連1-4、490円のダブル的中。このレースをあえて取り上げたのは、皆様に1番人気馬を軸としながらこれだけの数字を残せる、という点をジックリと考えていただきたかったからだ。レース前のオッズで何百倍つこうと何千倍つこうと実際に獲れなければただの絵空事。『ただ当てればよい、でなく、メリットのある馬券で獲れるところをキッチリと獲る』という弊社のスタンスに誤りはないはず。残念ながら先週は勝負どころで的中をお届けできなかったが、それを取り返すべきレースは今週末以降にいくらでも存在する、というか実際にあることは会員の皆様にすでに告知済。今週末はもとより、この秋の中央開催、前進し続けるアスコットシステムズに多大なるご期待をいただきたい。