3/31 4/1 3回中山・2回阪神3日4日目

会心の的中鞍 ~日曜中山7R・4歳上500万下〜

注目のG1「大阪杯」は最終的に1番人気に推されたスワーヴリチャードが完勝。2着ペルシアンナイトとは3/4馬身差だが、これぞまさに『着差以上の力の差』を感じさせるレース内容。前走までのスワーヴリチャードといえば、「有馬記念」でも直線で内にモタれたように右回りだと手前を上手く変えられず、左回り巧者のイメージが強かった馬。単勝3倍台のオッズからも抜けた支持を集めなかったのは少なからずその影響もあったはず。地力が古馬トップクラスであることは間違いなく、それゆえこの「大阪杯」で求められていたのは『自身の力を出し切る普通の強さ』に他ならない。スローペースを読んでマクッて行った鞍上の好騎乗も光ったが、それにしっかり対応した馬の成長力は目覚ましいものがある。その意味でも今回のレース内容は完璧だった。まさにひと皮剥けた感じ。この一戦だけで現役古馬最強と断言するのは早計ではあるが、今後同世代のレイデオロを筆頭に、ここで対戦した馬たちを含めた他世代の古豪との対戦が一段と楽しみになった。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中山7R「4歳上500万下」ダ1800m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは上位拮抗で人気が入れ替わるなか最終的に3番人気に支持された5番サイドチェンジだった。

『前走こそテン乗りで完全なオーバーペースの逃げとなり直線失速したサイドチェンジだが、それ以前は再三勝ち負けしていたように現級では上位の脚力の持ち主。大敗した前走も逃げ馬にはありがちなことだし、メンバーも揃っていただけに仕方のない結果と言わざるを得ない部分もある。今回は一転し、強力先行馬不在で楽に先手を取れる組み合わせ。距離1800mは久々となるが、前記の通り、先行馬が極めて少なく近走の行きっぷりからも距離短縮も対応可能と判断。モロさを兼備している馬ではあるが、前走惨敗で人気下落のここが絶好の買い時とみて軸馬に抜擢する』という見立て。

スタートからリードしたのは最内枠から積極的に出していった1番ゴールドバンカー。13番トミケンボハテルが大外から好位2番手で流れに乗り、その後ろに11番ジュブリーユ、9番リフトトゥヘヴン、6番ダッシャークワトロが続き、軸馬5番サイドチェンジも好位6番手を追走。逃げた1番ゴールドバンカーからここまで差はなく、一団で先行集団を形成。予想外に先行策を取ってきた馬が多かったが、1000m通過は64秒1の淡々としたスローよりのミドルペース。3コーナーあたりで逃げた1番ゴールドバンカーの手応えが悪くなり早々に後退するも、流れから見れば完全に先行馬有利のペース。軸馬5番サイドチェンジはこの流れにピタリと折り合いジンワリとポジションを押し上げ、4コーナーでは3番手まで浮上して直線へ。早めに先頭に押し出される形となった13番トミケンボハテルが直線でもしぶとく粘り込みを図るが、終始差のない位置でレースを運んでいた9番リフトトゥヘヴンと軸馬5番サイドチェンジの2頭が13番トミケンボハテルに一完歩ずつ差を詰めにかかる。坂上で完全に2頭が抜け出し、そのままマッチレースになるかにみえたが、前半はじっくりと脚を溜め、向正面からじんわりとポジションを上げて4コーナー6番手で直線に向いた7番ナスノカンザンが外から一気に急追。勢いの差は歴然で最後は後続に1馬身差を付けて1着でフィニッシュ。軸馬5番サイドチェンジは9番リフトトゥヘヴンとの追い比べを制し2着を確保。さらに1馬身1/4差3着に9番リフトトゥヘヴンが入線。この結果により、「馬連5-7、2,400円」の的中。軸馬に関して言えば、好位6番手でレースを進めたのは予想外だったが、手応えも脚色も十分の危なげのないレース運びで配当的にも悪くない。まさに会心の的中鞍と言えよう。

他にも週一発目の勝負鞍となった土曜中山6Rでは8番人気シスルを対抗馬指名し「馬連5-7、2,410円」の好配当的中をお届けし、同日中山7Rにおいても堅めの配当ながら「馬連4-9、480円」をキッチリ的中させ、土曜を連勝で折り返し。週を締めくくるラストの勝負鞍中山12Rこそ馬連的中を逃し、全勝には至らなかったが、サポートのワイド的中で準パーフェクトを達成。また、勝負鞍ではないものの、土曜中山10R「千葉日報杯」では4番人気イノバティブを軸馬に指名。10番人気のシゲルタイガーを対抗指名していたことにより、「馬連9-14、12,140円」の馬連万馬券的中を仕留めるなど、右肩上がりに調子を上げた開催2週目となった次第。好調の波に乗ったままいよいよ今週末からの3歳G1クラシック戦線に突入していく。現状の弊社アスコットシステムズに不安らしい不安は見当たらない。今週末以降の更なる快進撃にご期待いただきたい。