3/24 3/25 3回中山・2回阪神1日2日目・2回中京5日6日目

的確な読みが生んだ好配当的中劇 ~日曜中京6R・4歳上500万下〜

勝ったファインニードルから8着レッドファルクスまで「ハナ・1/2・1/2・クビ・クビ・クビ・1/2」という、久々にG1史上稀に見る大接戦となった「高松宮記念」。直線の手に汗握る攻防は、それはそれで競馬の醍醐味ではあった。しかし、一歩引いて冷めた見方をすると「レベルが低いなぁ」という印象は否めない。1・2着とも十二分にキャリアを積んだ5歳馬と6歳馬で伸び盛りの4歳馬に至っては7着レーヌミノルが最高着順。大昔ならサクラバクシンオーやタイキシャトル。ひと昔前ならビリーヴやデュランダル、さらにスリープレスナイトやカレンチャン。そして最近で言えばロードカナロアのような『絶対王者』が存在しないスプリント路線。唯一、歴代の名馬たちに名を連ねる可能性があったレッドファルクスだが、それも「ここでキッチリ勝ち切れれば……」という印象。一頭だけ全く違うレースをしているような上がり最速の末脚をみて、改めてそのことを痛感させられる一戦だった。時折起こりうる絶対王者不在のエアポケット状態で、同レースでは数年前にも同様の傾向が見られたが、若干の淋しさを禁じ得ないのは確かだ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中京6R「4歳上500万下」ダ1400m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは上位拮抗のなか最終的に1番人気に支持された13番シャープシューターだった。

『地方からの出戻りとなるシャープシューターだが、元々デビュー当初から素質を高く評価されていた馬。デビュー戦2着後は長期休養を余儀なくされ、未勝利だっただけに昨年夏以降は体調ひと息の状態でも使わざるを得ず。ただ、そんな状態でも再三上位争いしていたし、デビューから中央場所で戦ってきた相手はその後、500万や1000万でも好走している馬がズラリ。その比較から同馬も中央場所でも500万なら楽に通用していい脚力の持ち主であることは間違いない。今回は久々となるがウッドで入念に乗り込まれ馬体に実が入って充実一途。左回りの距離1400m〜1600mは現状ベストと思える舞台設定だし、好走条件が揃ったここは絶好の狙い目とみて軸馬に推す』という見立て。

レースは大方の予想通り、スタートを決めた7番ラインフィールが積極的に逃げる展開。軸馬13番シャープシューターも互角のスタートからムリをせず好位外目を2番手追走。横並びの3番手に最内枠から1番オリエントが続き、以下、4番キングレイスター、3番カガヤクミナノユメ、人気の一角2番スペシャルホースも今回は積極的に好位後方の6番手で流れに乗る。前半3ハロン35秒3のミドルよりのハイペース。ただ、この日の中京ダートはいつも以上に差しの利きづらい馬場状態。直線は逃げる7番ラインフィールがしぶとく粘るところに、これを終始番手でマークしていた軸馬13番シャープシューターが楽な手応えで並びかけ、直線半ばで早々と先頭に踊り出る。坂上から追い出しを開始し、7番ラインフィールがしぶとく粘るところに終始内々で脚を溜めていた1番オリエントが急追し、後続をジリジリと引き離して完全なマッチレースに。最後はクビ差凌いで軸馬13番シャープシューターにに軍配が上がり1着でゴール。2着に1番オリエント、3着には中団から鋭く脚を伸ばしてきた11番チカリータが入線。この結果により、「馬連1-13、3,800円」の的中。『久々も好仕上がりで前走から一変の余地あり』として6番人気オリエントを対抗馬の1頭に取り上げた予想部。軸馬選定&対抗馬選定の的確な読みもさることながら、3開催場で数あるレースのなかで、中京6Rという一見、見逃しかねないレースで勝負に踏み切ったのは評価できるし、結果的にもオイシイ配当の的中に繋がった。

重賞での的中はもちろんのこと、他にも土曜中山7R、日曜中京10Rと連日的中をお届けし、軸馬3着での取りこぼしはあったものの、先週末の弊社軸馬は複勝率100%。信頼度は相変わらずで、この結果からも開催替わりで流れを変えた週だったと言えよう。開幕ダッシュを決めただけに、好調キープのまま今週末以降に突き進む所存。まずは引き続き、今週末をご期待のうえお待ちいただきたい。