4/24 4/25 2回東京1日2日目・2回阪神9日10日目・1回新潟5日6日目分

3連複を有効活用 ~日曜東京10R・鎌倉ステークス~

「桜花賞」~「皐月賞」に続く今週末のメインは「天皇賞(春)」。4月の「大阪杯」がG1に昇格して以降、近年は古馬トップクラスの出走が少なくなってきたが、ざっと見渡しても今年は輪をかけて抜けている馬が見当たらない上に、阪神コースでの開催と比較が難しい一戦となった。我が国最長距離3200mのステイヤー決戦となるが、流れは緩くても「ただ単なる瞬発力勝負にはならない」点がこのレースの最大の特徴。さすがに3200mともなるとそれ相応のスタミナ能力が要求される。そこが2400mあたりのレースとは根本的に違うところ。人気はアリストテレス・ワールドプレミア・ディープボンドあたりに集中するだろうが、この一戦に関しては長距離に特化した適性やキャリアがモノを言うケース多々。G1でこれまで再三上位争いを演じてきた前記の実績上位馬とて安閑としてはいられない。実績的にも見劣らないウインマリリン・カレンブーケドールの牝馬2頭をはじめとする伏兵陣からも当然、目は離せない。いずれにしろ馬券的にも非常に興味深い一戦となることは間違いなし。情報提供のその時を楽しみにお待ちいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京10R「鎌倉ステークス」ダ1400m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは2番人気に支持された2番エピックアンだった。

『近走は距離1400mに照準を定めて7、4、3着と一戦ごとに着順を上げてきたエピックアンが軸馬。3走前7着こそ右回りの阪神で持ち味の末脚を活かせなかったが、その後2戦の中京&東京はいずれも足抜きの良い馬場で逃げ馬が粘れる展開を追い込んでの結果。やはり実績通り、左回りがベスト。末一手の脚質なだけに今回も展開がカギとなるが、少なくとも前2走よりは馬場も合うだろうし、比較的、前々で勝負したいタイプが揃った組み合わせ。東京なら末脚不発は考えづらいだけに、道中ロスなく追走し、勝負どころでスムーズに外に出せれば直線一気の追い込みで勝ち負けに持ち込めるとみた』という見立て。

レースは3番エアコンヴィーナが好発から押してハナを主張。差がなく9番ピンシャン、6番プロヴィデンス、7番ロードアブソルートが続き、4頭でレースを引っ張る流れ。中団に各馬一団で続き、互角のスタートを切った軸馬2番エピックアンはこれまで同様、行く気も見せず馬任せで運び、後方でじっくり脚を温存。3コーナー手前で9番ピンシャンが先頭に替わり、他はほぼ馬順変わらぬまま4コーナーから直線へ。早め先頭の9番ピンシャンの手応えは直線半ばに入っても持ったまま。これを目標に3番エアコンヴィーナを筆頭に好位追走組が追い出しを開始して差を詰めにかかるが、その差はなかなか詰まらない。替わって8番バンブトンハート、軸馬2番エピックアンの2頭が先行勢を突き放して逃げ切りを図る9番ピンシャンに外から猛追。最後は3頭横並びでのゴールとなったが、逃げた9番ピンシャンがハナ差凌いで1着。2着に8番バンブトンハート、そこからアタマ差3着に軸馬2番エピックアンが入線。この結果により、「3連複2-8-9、3,310円」の的中。ハナ+アタマ差で惜しくも馬連的中こそ逃したが、サポートにて勝った9番ピンシャンとの2頭軸3連複をフォローした予想部の作戦勝ちという印象。買い目が絞れる3連複は時として有効な武器となることを示した一例と言えよう。

他にも、土曜東京6R「3歳1勝クラス」「3連複3-4-10、650円、同じく土曜新潟9R「4歳以上1勝クラス」「馬連3-8、180円&3連複3-4-8、640円のダブル的中と手堅く的中をお届けし、土曜を連勝で折り返し。日曜ラストの勝負鞍こそ対抗抜けで取りこぼしたため、『開催初週を大団円!』とはいかなかったものの、勝負鞍における軸馬【2・0・2・0】で実質、準パーフェクト。2度の3着もハナ+アタマ差とハナ+クビ差と展開のアヤ。東京開催開幕となった先週末をまずは無難に乗り切った、という印象。

冒頭に触れた「天皇賞(春)」をはじめ、今週末は馬券的な妙味十分の勝負鞍候補が目白押し。春競馬の佳境となる5月を迎え、臨戦態勢整った弊社アスコットシステムズに多大なるご期待をお寄せいただきたい。