7/10 7/11 1回福島・3回小倉・1回函館3日4日目分

大本線的中 ~土曜函館7R・3歳以上1勝クラス~

今年は小倉に舞台を移し、距離も1700mで行われた「プロキオンS」。逃げ馬が多く出揃いハナ争いの激化が予想されたが、意外なほどスンナリとメイショウウズマサが先制。前半1000m通過が59秒2、レースの上がりは47秒5-35秒9とさすがにペースは速くなったが、前が全く止まらない馬場なうえ、これだけの高速馬場だと後ろからの出番はほぼ皆無。結果、4コーナー4番手のメイショウカズサが好位抜け出しで勝利し、4コーナー1、2番手のメイショウウズマサ、トップウィナーの2頭がそのまま一杯一杯になりながらも2、3番手で入線。逃げたメイショウウズマサのラスト1Fは12秒6。失速はしていたし、これだけ速いと差し切りは困難だろうが、それを踏まえても一頭も差せて来れないあたり「後続各馬が不甲斐なさすぎた」とも思える一戦。ただし、重馬場とはいえ1700m1分40秒9のレコードで勝ち切ってみせたメイショウカズサはリッパのひと言。堂々たる重賞初Vだった。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜函館7R「3歳以上1勝クラス」ダ1700m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは大混戦で人気割れのなか、最終的に1番人気に支持された11番キープイットシンポだった。

『デビューから7戦を消化し、初めて前走で掲示板を外したキープイットシンポだが、前半行き脚がつかず、道中ハミも取っておらず、ほぼ最後方から直線だけの競馬と力を出し切ったとは言い難い8着。それでも最後まで脚を伸ばして前に詰め寄ったし、それ以前は骨っぽい牡馬相手に常に崩れることなく善戦していたように、脚力そのものはクラス上位。牝馬特有の気難しさも出てきた印象なだけに、ひと息入れて立て直し、滞在競馬となるのはプラス材料。早め函館入りして順調に乗り込まれ、2週連続で今回の鞍上がコンタクトを取っていることも実戦で活きてくるはず。前有利のコースで展開がカギだが、ここは流れが読みづらい組み合わせで途中から捲りそうな馬も複数いる組み合わせ。スムーズな立ち回りで自身の力を出し切れれば勝ち負けに持ち込めるとみた』という見立て。

全馬ほぼ五分のスタートから最内枠の1番マーチリリーが積極的にハナを主張。2、3番手に6番コウソクカレン、13番フォギーデイが続き、差がなく4番メイショウカスガ、14番キョウエイロナと、このあたりまでで先行集団を形成。澱みのない流れで向正面をそのまま通過。出たなりのポジションから無理なく好位後方7番手をキープした軸馬11番キープイットシンポは向正面でペースが落ち着いた時点で一気に外からポジションを上げ、4コーナーで先頭に立ち直線へ。スパッとは切れないが、ジリジリと脚を伸ばして我慢比べに持ち込み、後続も同様に早めに好位に押し上げてしぶとく脚を伸ばしてきた7番スズカマクフィだが、終わってみれば1馬身1/2差をつけて完勝劇。牝馬同士の1勝クラスなだけに地力の違いを見せつける、着差以上に強い勝ちっぷり。この結果により、「馬連7-11、980円」の的中。地味めの配当ではあったが、週一発目の勝負鞍で、しかも対抗一点目大本線による的中。そのあたりに一定以上の評価がいただけるものと自負している。

他にも勝負鞍では土曜福島10R「いわき特別」ダ1700mにて「馬連12-15、510円」の的中と、こちらも対抗一点目での大本線で手堅くお届けし、土曜を連勝で折り返し。勝負鞍においては日曜にあと一本欲しかったところではあるが、情報コンテンツでも、土曜小倉9R「マカオJCトロフィー」において「馬連4-11、1,150円」の的中。さらに日曜福島9R「織姫賞」でも「馬連1-9、900円」を的中させ、随所に弊社らしい的中をお届けした次第。

終わってみれば勝負鞍における的中率50%を達成した先週末。完調とまではいかないまでも前週の嫌な流れを断ち切り、『稼ぎどころの夏場ローカルいよいよ正式開幕』という趣。ここからさらに加速させ、的中を量産していく所存。3競馬場各々に勝負鞍候補が目白押しとなる今週末を、期待のうえお待ちいただきたい。