4/26-4/27 2回東京・2回京都1日2日 1回福島5日6日目

土曜正午すぎの勝利宣言 〜土曜東京6R・3歳1勝クラス〜

2023年の牝馬三冠馬リバティアイランドが、先週4月27日に香港のシャティン競馬場で行われたクイーンエリザベス2世Cのレース中に故障し、予後不良となって世を去った。

「名牝」という言葉に明確な基準はないが、この馬が屈指の「名牝」だったことを誰もが理解している。とても届かないと思われた最後方から差し切った桜花賞をはじめ、その強さは抜きん出ていた。こと3歳時は死角が見当たらず、予想をする側としても“お手上げ”だったことを昨日のことのように思い出す。

一方、髪飾りをつけた三つ編みの前髪がトレードマークで、とびきりのかれんさを備えていた馬でもあった。惜しむらくはもう一度頂点に立つ姿を、そして彼女が産んだ子供たちの活躍を見たかった。心からの感謝と哀悼の意を送りたい。

話は変わり、競馬界にひとつ心配なニュースが飛び込んできた。4月8日に熊本で「馬インフルエンザ」の発生が確認された矢先、今度は「ばんえい帯広競馬」がゴールデンウイークの開催中止を決断。厩舎で管理されている約700頭のうち、200頭前後に発熱などの症状が出ているという。

関係者の尽力により、現在の新患は減少傾向だが、これはより多数の競走馬を抱えるJRAにとっても由々しき事態といえるだろう。かつて国内では2007年8月に36年ぶりに流行し、JRAでも競馬開催が1節中止となっている。差し当たり、競馬シーンはダービーや宝塚記念などが控える最盛期。いち競馬ファンとして、無事の開催を願うばかりである。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜東京6R「3歳1勝クラス」ダ1600m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に5番人気となった10番トルショーだった。

『2走前は0秒1差の3着と通用の地力十分。前走は揉まれて崩れたが、減量騎手起用の今回は大きく見直すべき場面だ。揉まれるとよくないタイプだけに東京コース替わりは歓迎だし、今回はそれほど速くならないメンバー構成。そもそも前走はやや消極的だった感があり、思い切りのいい長浜騎手の起用もプラスに働くだろう。余談だが、新馬戦で超強力メンバー相手に3着(次戦ケンタッキーダービー予定のルクソールカフェに先着)しているように、ハマれば一発あるタイプでもある。もとより、先行できる本馬にとって脚抜きのいい稍重馬場は大きなアドバンテージ。先手から一発濃厚』という見立て。

レースは想定通りの展開を見せる。軸馬10番トルショーは好発を決めると、簡単に二番手を確保。少し遅れて16番プルシャプラがハナを奪ったように、800m通過47秒8とペースも上がらなかった。こうなるとしめたもの。
実際、軸馬10番トルショーは勝負どころの残り400mで早くも先頭。慌てて押し寄せる差し勢をクビ差おさえて1着ゴールを決める。以下は0秒1差に5頭が並ぶ接戦となったが、ラストにクビ差出た4番クラリネットソナタが2着、3着にはラチ沿いを追い込んだ1番ゴールデンクラウドが入線した。

この結果により、「単勝10番・1,820円、馬連4-10、7,080円&3連複1-4-10、7,470円」の的中をお届け。ゴール前が接戦だったように各馬の力量は拮抗していたが、「先行できる軸馬が圧倒的に有利」とした予想部の慧眼だった。馬連70倍はもちろん、単勝18.2倍は望外の高配当であり、土曜の一発目で“当週のプラス収支”を早々に確定した次第。無論のこと会員様からは賞賛のお声を頂戴することとなった。

また、この週は土曜中山11R「青葉賞」や日曜京都11R「マイラーズC」などでもきっちりと的中をお届け。メインレースにおける精度は依然として高次元であり、“安心安全のアスコット”を地でいく成績が続いている。実際に、今春のG1は4戦4勝のパーフェクトを継続中。必然、今週末の「天皇賞・春」に熱視線が集まっている。他にも勝負鞍候補が目白押しの今週末。会員様は、兜の緒をかたく締めて当日の配信をお待ちいただきたい。