3/30-3/31・3回中山・2回阪神3日4日

見立て通りの強い競馬 〜>日曜阪神11R・大阪杯G1〜

先週はドバイ・メイダン競馬場にて2024年のドバイワールドカップデーが開催。2022年はシャフリヤール、パンサラッサなど5勝、2023年はイクイノックス、ウシュバテソーロなど3勝と日本馬が大活躍したことは記憶に新しい。
今年も牝馬3冠を達成したリバティアイランド、有馬記念を制したドウデュースなど22頭の日本馬が、かの地に集結した。当然ながら期待は高まっていたが、現実はそう甘くなく、日本馬の勝利はフォーエバーヤング(矢作・牡3歳)のUAEダービーのみにとどまった。しかし、唯一の勝ち星をあげた同馬はケンタッキーダービー(米国・G1)につながる譲れない一戦。サウジダービーに続く海外重賞連勝によって、米国行きの切符をほぼ手中にした価値は計り知れない。
奇しくも、矢作厩舎に初の海外G1タイトルをもたらしたのが、フォーエバーヤングの父リアルスティール(16年ドバイターフ)だった。それから8年間、同厩舎のリスグラシューやラヴズオンリーユー、パンサラッサによる活躍はご存知の通り。なにより、昨年はコンティノアールがケンタッキーダービー2日前に出走取消となる苦い経験があった。そういった背景を知っている日本の競馬ファンにとっても、今回のケンタッキーダービーは特別なものである。フォーエバーヤングが無事にゲートインすること、そしてかの地で全力疾走する姿を見たいものだ。勝利すれば史上初、日本馬によるケンタッキーダービー制覇。2024年のケンタッキーダービーは5月4日、米国チャーチルダウンズ競馬場で施行される。

それでは本題へ、今週斬るのは日曜阪神11R「大阪杯・G1」芝2000m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に3番人気となった2番ローシャムパークだった。

『軸馬ローシャムパークは昨春から秋にかけて3連勝。特に3連勝目となったオールカマーでは楽なペースで逃げたタイトルホルダーを簡単にパスする強い勝ち方だった。前走の香港遠征は崩れたものの、スタートが決まらなかったうえに国内と異なる重馬場。直前にカイ食いが落ちる誤算まであったから完全にオミット可能である。そこからおよそ3ヵ月、今回は臨戦態勢がきっちり整った。実際、精神もフィジカルもさらに良化。今週は美浦ウッド馬なりで6ハロン80秒8という好時計。フットワークの迫力、気合い乗りも万全のG1仕様だといえる。良馬場のスピード勝負は歓迎かつ、コーナー4つの舞台もOK。高い総合力はもちろん、オールカマーでG1馬3頭を倒した地力は大きな魅力であり、国内4連勝に期待する』という見立て。

ご存知の通り、16頭立ての同レースは外枠から積極的に好位を奪った11番ベラジオオペラが勝利。軸馬2番ローシャムパークは発馬で置かれたものの、向こう正面の早々にマクる奇策を実行。メンバー中でもっとも苦しい競馬だったが、勝ち馬とタイム差なし(クビ差)の2着を確保した。ハナ差の3着には、インから鋭く差してきた13番ルージュエヴァイユが入線。

この結果により、「馬連2-11、1,930円&3連複2-11-13、2万2,720円」の的中などをお届け。軸馬2番ローシャムパークは勝利こそ逃したが、前述の通り“もっとも強い競馬”を見せたといえる。最終追い切りで明らかにワンランク上の時計を出しており、それが結果に結びついた形といえよう。同馬を管理する田中博康厩舎は慎重にじっくり成長に合わせる調整が特徴。負荷をかけた調教自体が本格化の証でもあった。前半1000m通過が60秒2のスローだったことを考慮すれば勝ちタイム1分58秒2も水準以上である。
また、11番人気に止まった13番ルージュエヴァイユ(3着)を「エリ女2着が高評価。前走は敗因明確であり、一切見限れない」とした予想部の判断も的確。牝馬が活躍しているレースだけに、正直言ってここまでの人気落ちとは思わなかった。アスコット会員様にとっては“簡単に獲れた高配当”である一方、世間からすれば波乱の決着。回収率や配当以上の充足感を覚える、まさに会心の的中劇となった。

他にもこの週は、土曜中山8R「馬連5-13、970円の大本線的中などをお届け。痛恨の出遅れによる取りこぼしが1鞍あったものの、この週の厳選勝負鞍は4戦3勝の準パーフェクトを達成。得意の春開催、弊社の看板こと厳選勝負鞍ではここまで『的中率=6割5分』、言わずもがな回収率も『余裕の黒字収支』となっていることをお伝えしておこう。

気が付けば今週末は「桜花賞」。いよいよ春本番のクラシックが目前に迫ってきた。今年も、何ひとつ不安材料が見当たらぬままこの季節を迎える。そう強調させていただく。G1シリーズを迎えるにあたり、まずは今週末の桜花賞、そして来週の皐月賞が肝要だ。ここで潤沢な軍資金調達が至上命題。収支上乗せとなる勝負鞍候補目白押しの今週末に一層のご期待をお寄せいただきたい。