3/25 3/26 3回中山・2回阪神1日2日目・2回中京5日6日目

3月を締めくくった的中劇 ~日曜中山7R・3歳上500万下~

周知のように、今年もドバイで日本調教馬のヴィブロスがG1を勝利し、昨年のリアルスティールに続き、日本調教馬としてドバイターフ(芝1800m)の連勝という偉業を成し遂げた。芝の中長距離部門に関しては、いまや世界でもトップクラスであることの証し。願わくは、香港やドバイだけでなく、もっと競馬の本場・イギリス、さらにはダート王国のアメリカでも活躍する馬を見てみたいものだ。チャンスがあれば、ぜひチャレンジしてほしい。また今週は、日曜日・阪神のG1「大阪杯」にキタサンブラックとマカヒキが登場する。この2頭は今回が初対決なだけに見逃せない一戦。馬券度外視で注目の好カードだ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中山7R「3歳上500万下」ダ1800m。軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された8番ワイドリーザワンだった。

『勝負になりそうな馬はある程度絞れる組み合わせだが、近走一連の安定感に加えて地力が抜けているワイドリーザワンが軸馬。出脚が付かず、毎回後方からの競馬となるため展開に左右されて勝ち切れていないが、それでも大崩れせず掲示板を外していないように現級での地力上位は明らか。5走前まら着用したブリンカーの効果が徐々に薄れてきた印象があるだけに、今回は片側だけのブリンカーとリングハミに変更してくる。気性的に難しい面がある馬で初ブリンカー着用時同様、馬具を変更する効果は絶大なハズ。馬場も不問でメンバーにも恵まれただけに、ここが現級2勝目の最大のチャンスとみた』という見立て。

レースは2番カシノキングダムがダッシュを利かせてハナを切る。番手に3番カブキモノと4番エメラルエナジーが併せるように続く。15番サンペドロと9番デストリーライズは好位を追走し、このあたりまでで先行集団を形成。軸馬8番ワイドリーザワンは相変わらず出脚がつかなかったが、特に行く気も見せず定位置とも言える最後方を追走。1000m通過64秒5と500万クラスとはいえ、かなりのスローペース。強力先行馬がいた場合、これは明らかに前有利の流れでなかなか止まらないが、さすがに弱メンバーでの一戦。ペースアップの3コーナーから徐々に進出を開始した軸馬8番ワイドリーザワンが外目をグングン上がってくる。直線に向いてまだ後方12番手だったが一頭だけ違う脚色で猛追。最後は番手から早めに動いて4コーナー先頭から押し切りを図った3番カブキモノをキッチリハナ差捕えて1着でゴール。2着に3番カブキモノ、3着も好位から脚を伸ばした15番サンペドロが入線。この結果により「馬連3-8、790円」の的中。比較的地味めの配当とはいえ、1・2番人気の決着としては悪くないし、対抗2点目の本線的中ということを踏まえれば、一定の評価をいただけるものと自負している。

他にも土曜中山12R「4歳上1000万下」でも的中をお届け。土日を通じて軸馬着順【2・2・0・0】と連対率100%にも関わらず的中率50%は少々物足りなさを感じるが、今週末からの4月の春競馬本番に向け、3月の締めくくりとしてはマズマズの形。今週以降は3歳クラシック一発目となる「桜花賞」の最終登録馬も発表され、いよいよ春本番のG1シリーズが目前に迫ってきた。今年も、何ひとつ不安材料が見当たらぬままこの季節を迎える。そう強調させていただく。G1シリーズを迎えるにあたり、重賞では今週末の「大阪杯」&「ダービー卿CT」。ここで潤沢な軍資金調達が至上命題。起爆剤となる勝負鞍候補目白押しの今週末に一層のご期待をお寄せいただきたい。