4/21 4/22 2回東京・3回京都1日2日目・1回福島5日6日目

開幕ダッシュを決めた的中鞍 ~日曜京都8R・4歳上500万下〜

オークストライアル「フローラS」は1番人気サトノワルキューレの完勝だった。デュッセルドルフがハナを切って作ったペースは1000m通過61秒1~後半1000m58秒4。この流れは完全なスローペース。サトノワルキューレの鞍上・Mデムーロは、この流れでもジックリ後方待機策を取る。このあたり、デビューから手綱を取ってきただけに「溜めれば切れる脚を使える」同馬の特徴を把握していたからに他ならない。強力な先行馬不在のメンバーで全体レベルも小粒だったこともあるが、好位勢が粘れる流れを4コーナー14番手から追い込みを決めるのだから、同馬の力を信頼した自信溢れる騎乗ぶり。見た目にはクビ差辛勝だが、着差以上に内容的には大楽勝。デビュー時からの大目標だったオークスに何ひとつ不安材料のない状態で挑むことになった。アーモンドアイを筆頭に「桜花賞」の上位入線組に対して、少なくとも東京2400mのレースなら互角以上の力関係と断言できる。紛れもなく有力候補の一頭だろう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜京都8R「4歳上500万下」芝1200m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された8番スワーヴアーサーだった。

『長期休養明けで仕上がり途上だったスワーヴアーサーだが、一気の距離短縮で適性の高さを示して0秒1差3着に力走。中距離路線で勝ち上がってきた馬ながら依然として折り合いに課題を残す現状なだけに、道中速いペースで流れるこの距離は合っているのだろう。適性さえあれば現級勝ちに加えて再三1000万で善戦してきた実績が示す通り、ここでは一枚上の脚力の持ち主。使った上積み十分だし、勝ち鞍のある京都へのコース替わりも不問。これといった強敵不在の組み合わせも同馬に追い風。距離も2度目で慣れが見込める今回は直線突き抜けが期待できる』という見立て。

レースは外枠からスタートを決めた14番パールズベストがハナを切る展開。6番キクノレレ、15番ベストティアラ、13番トウカイレーヌ、11番ヨドノベストが続く隊列で34秒2-45秒4~上がり45秒3-34秒2というミドルペース。軸馬8番スワーヴアーサーは後方10番手あたりでジックリと待機。直線に向いてハナを切った14番パールズベストが二の脚を使って先頭から押し切りを図るも、好位から楽な手応えで13番トウカイレーヌが抜け出して先頭へ躍り出る。軸馬8番スワーヴアーサーは勝負どころの4コーナーで馬群が凝縮してゴチャついてスムーズさを欠いたが、手応えは十分だっただけに鞍上も慌てず騒がずスペースを探し、前があいたタイミングで一気にスパートをかける。先に抜け出した13番トウカイレーヌを一完歩ずつ追いつめるも、勝負どころでのロスが致命傷となり、クビ差まで詰め寄ったところでゴールだった。勝ち切れはしなかったものの、軸馬8番スワーヴアーサーはキッチリと連対を確保して2着入線。クビ差の3着には逃げた14番パールズベストがギリギリ残った。この結果により、「馬連8-13、1,480円」&「3連複8-13-14、4,130円」のダブル的中。軸馬の地力から言えば2着は決して褒められる結果ではないが、6番人気に甘んじたトウカイレーヌを対抗1点目としたのは予想部のファインプレー。さらにサポートにて2頭軸3連複をおさえてダブル的中をお届けしたことも高い評価をいただけるものと自負している。今週末からはG1・6連戦もスタートする春競馬で最高潮の盛り上がりをみせるだけに、開幕ダッシュを決めたひと鞍と言えよう。

他にも土曜京都12R「4歳上1000万下」「馬連1-4、1,570円。さらにイチオシ鞍と断じて全正規会員様に提供された日曜福島9R「3歳上500万下」「馬連5-12、750円。加えてもうひと鞍。勝負鞍ではないものの、土曜京都11R「彦根S」「馬連6-10、3,690円など、先週末の土日を通じてマズマズの好配当を複数お届け。この結果には普段クールな弊社の会員の方々も連日盛り上がったようで、喜びの声で弊社のメールボックスは満杯状態となったことは言うまでもない。

本格的な春競馬に突入し、誰もが盛り上がるこの時期。開催も替わり、競馬で例えるなら「エンジンのかかりが遅い」弊社において、開幕週を上々の首尾で乗り切った価値は計り知れない。これも全て何年もスタンスを崩さず、日々地道な作業を淡々とこなしているからこその結果だろう。開幕週のこの結果に満足することなく、今後も飽くなき精度向上を心がけることを予想部には願う。今週末以降も引き続き「アツい」勝負をしていただく所存。潤沢になった軍資金を手に、楽しみにお待ちいただきたい。