2回中山・1回阪神・1回中京3・4日目

山場の高松宮記念まであと2週 ~日曜中山9R 房総特別~

皐月賞の最重要トライアル「弥生賞」が終了。そして、この世代初の重賞2勝馬が誕生した。そのマイネルチャールズはこの勝利で中山2000m3連勝。『皐月賞コースを全て異なる戦法で』叩き出した結果だけに、史上稀に見る混戦から頭ひとつ抜け出したことは確か。絶対的な能力差は感じないが、レースセンスの高さ&凄まじいまでの勝負根性で「皐月賞」の一応の主役に躍り出た。賞金が足りなかったブラックシェルにとって「弥生賞」出走の最大の理由は本番の出走権確保。そのため武豊の騎乗法も100%「着取り」だった。もっとも、勝ちに行くレースをして勝てたか否かはまた別の話。マイネルチャールズとの決定的な違いは器用さという点で大きく見劣ること。少なくとも中山2000mの「皐月賞」において、この点は致命傷にもなりかねない。本質的には東京コースの方が全然いい馬、ではある。想像以上の機動力を見せ3着を確保したタケミカヅチまでの3頭が本番の『有資格者』という印象だ。
それでは本題へ。今週斬るのは日曜中山9R「房総特別」。4歳上1000万下の芝1200m、ハンデ戦。このレースで弊社予想部が軸馬としたのは1番人気の10番ソルジャーズソング。「今度こそソルジャーズソングで勝ち切れる組み合わせ。1000万昇級後3戦は惜敗続きだが、敗因はいわゆる展開のアヤ。力負けという印象は全くない。単調な快速型ではなく、毎回地力の高さを感じさせるレース内容。このタイプは直線に坂のあるコースの方が断然いい。小倉から中山へのコース替わりでVチャンスを掴む」という見立て。レースはコスモラナップの先導で、3ハロン通過34秒0という中山1200mとしてはさして速くもない流れ。軸馬ソルジャーズソングは好位外目をユッタリと追走していく。ゴール前200m、2番人気リッターヴォルトが楽な感じで先頭に立つ。しかし、それ以上に余力を残していたのが終始リッターをマークしていたソルジャーズソング。鞍上岩田の豪快なアクションに応え並ぶ間もなく交わして1着ゴール。マークした1分8秒9は前日に行われたG3「オーシャンS」と全くの同タイムで、オープン級のスピード能力を実証して見せた。「馬単10→16、960円。馬連10-16、550円」。弊社にとってもはや定番となったダブル的中だ
目数を絞って的中に導いたこの一戦はそれなりに評価する。しかし、今年二度目となる勝負鞍で的中をお届けできなかった点は許されることではない。会員の皆様に多大なるご迷惑をおかけしたことに対し、申し訳ない気持ちで一杯だ。弊社を代表して謝罪させていただく。それにしても、相変わらず目立つのが取りこぼし。「軸馬は1・2着しているのに対抗がこない」という、一番切ないパターンが常套化してしまった。不的中レースの大半がそうだ。これは絶対に看過できない。先週もお伝えしたように『軸馬から何をどう買うか』という点は永遠のテーマだが、言わば「ボタンのかけ違い」のような現状には我慢がならない。そんなレースを極力少なくし、さらにもうワンステップ予想全体の品質向上を図るため、すでに弊社予想部は馬券購入法の部分を大幅にテコ入れおこなっている。その効果は遅くとも次開催から体感していただけるはず。そして改めて【悪いことは続かないアスコット】を再確認していただく所存だ。弊社がこの春競馬前半戦最大の山場と位置づける「高松宮記念」まであと2週。無論そこでは乾坤一擲の大勝負をしていただくつもりだが、その前に重要なのが今週末、そして来週末での軍資金稼ぎ。弊社が用意する勝負鞍にご期待ください。