1回東京・2回京都1日・2日・1回中京3日・4日目

的中連鎖は続く ~土曜中京10R・高山特別~

やや重という発表以上に悪化した馬場で行われた「京都牝馬S」。そんな馬場状態を考慮しても36秒7-49秒4-61秒7という流れは驚異的に遅い。普通なら逃げたザレマと番手からチョイ差しのベストロケーション。この2頭の出たなりが成立して当たり前のところ。そして実際、その通りの結末になりかかっていた。それを道中最後方から4コーナーは外も外。直線も内にひしめく馬群の5・6頭分外から突き抜けてしまったのだから、ヒカルアマランサスはハンパではない強さだった。負ければ鞍上のデムーロは『ド下手』と罵倒されても仕方のないところ。それほど酷い騎乗だった。無論別定52キロという斤量面の大アドバンテージを忘れるべきではないが、「ヴィクトリアM」の有力候補として名乗りを挙げたことは確か。次走以降に注目したい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中京10R「高山特別」4歳上500万下・芝2000m。このレースで弊社予想部が軸馬の期待を寄せたのは1番人気となった16番リアルプリンスだった。「ローカルの500万としても手薄なメンバー構成。この組み合わせならリアルプリンスの力が一枚上とみて軸馬に期待する。位置取り自在のレース巧者だが、この鞍上なら間違いなく先行勝負。強気に行けば押し切れる相手関係だ。あえて逆らう必要はない」という見立て。

レースは最内からスタートを決めたベルタリドがハナに立つ展開。外枠の軸馬リアルプリンスはムリをせず4・5番手の外につけた。1000m通過58秒9という500万としてはかなり速い流れ。この流れに逃げたベルタリドは4コーナーで早々と失速。他の先行勢も次々と後退していく。好位につけたリアルプリンスにとっても決して楽な流れではなかったが、ゴール前150mでグイッと馬群を抜け出して1着ゴール。地力の違いをまざまざと見せつけた。その1馬身後ろでは激烈な2着争いが展開されたが、結局は2番人気の18番ナリタプラチナが確保。以下クビ・クビの差で3着シシャモフレンド、4着スティアヘッドという順。この結果により「馬連16-18、680円」の大本線的中。残念ながらクビ差で3連複とのダブル的中は逃したが、1・2番人気馬の決着としては納得のいく範囲内の配当と言えよう。

他にも日曜東京7Rでも馬連大本線的中など、勝負鞍における的中率50%を確保。また、勝負鞍ではないものの土曜中京11R「中京スポニチ賞」では「馬連1-6、2300円」のクリーンヒットと、昨年暮れ以降の『いい流れ』は続行中と断言できる。少々、配当面で物足りない結果ではあったが、ここ一番での「イチオシ鞍」の信頼度は引き続き高く、開催初週としてはマズマズのスタートをきった弊社アスコット。勝負鞍候補目白押しの今週末以降に多大なるご期待をお寄せいただきたい。