2回新潟・1回小倉・2回函館3日・4日目

イチオシ勝負鞍で好配当奪取 ~土曜小倉11R・天草特別~

例年通りの大混戦が予想された「函館記念」だが、終わってみれば2番人気マイネルスターリーが3馬身半も突き抜ける圧勝。この馬、確かに平坦ローカルを得意としているのだが、実はそれも専ら北海道シリーズのみの話。このレースを含め全7勝中6勝が北海道シリーズで、その内訳は札幌5勝、函館1勝となる。北海道以外のコースでは掲示板前後をウロウロするだけの馬が、これだけの大差で重賞初制覇を飾るのだから正直なところビックリ。この結果を捉えて世間的な評価は『洋芝の鬼』ということになる。しかし、実際のところはそれも判然としない。単に涼しいところが好きなだけ、という可能性も十分にある。いずれにしても「七夕賞」2着アルコセニョーラ、「アイビスSD」1着ケイティラブ、そしてこのマイネルスターリーと、3週連続で何よりも『適性最重視』ということを痛感させられた。今さらながらだが、夏競馬の絶対的な鉄則として頭に入れておくべき。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜小倉11R「天草特別」3歳上1000万下・ダート1700m。ここで弊社予想部が軸馬としたのは1番人気となった14番ミッキーバラードだった。
『本日イチオシの勝負鞍。ダートなら実に安定しているミッキーバラードが軸馬。6着と敗れた前々走にしても好メンバー相手に0秒1の僅差。決して崩れたわけではない。中5週とレース間隔は開いているが、ポリトラックで入念に乗り込まれ好状態をキープ。平坦小回りの小倉なら更に上積みが見込めるタイプ。対古馬初戦とはいえここは明らかにハンデチャンス。いつも通りの積極策から押し切れるはずだ』という見立て。

レースは予想された通り6番スリーサンビームの逃げ。軸馬ミッキーバラードは外枠ということもありムリをせず好位5番手からレースを進める。3Fから36.5-49.6-62.4~上がり49.5-36.7という緩い流れ。この流れを嫌ったのか、後方に待機していた1番ナムラフューチャーが向正面半ばから仕掛けて大マクリを打ち3角先頭の荒業。しかし、ミッキーバラードはこの荒れた展開にも全く動じない。3角すぎから外を追い上げる本命馬らしい落ち着いたレース内容。4角ではナムラフューチャーの外に併せる形となり、直線に入るとすぐに抜き去っていった。後続とは脚いろの違い歴然。アッという間に差を広げていき、ゴールでは2馬身半差の大楽勝となった。こうなると焦点は2着争いに移る。ナムラフューチャーのマクリに乗って動いた15番コウユーヒーローが懸命に粘るところを、大外から追い込んだ3番レッドサーパスがクビ差捕らえた瞬間にゴール。この結果により「馬連3-14、1410円」の的中。『本日イチオシ』と宣言した勝負鞍で難なく好配当を奪取。対抗大本線での的中ではなかったものの十分な結果をお届けできたといえよう。

また、日曜日も『ダブル勝負鞍』とした「小倉7R」において馬連7-8、490円を、こちらは一点目の大本線で的中。会員の方々からは『稼ぎどころと断言するだけのことはある』という嬉しいお言葉を数多く頂戴している。夏場ローカルはこれからがいよいよ佳境。大言壮語するわけではないが、これまではほんの序の口。本当の意味の勝負どころは今週末以降に続々と控えている。その醍醐味を余すところなく味わっていただく所存。まずは今週末の情報提供を楽しみにお待ちいただきたい。