6/30 7/1 2回福島5日6日目・2回中京・2回函館1日2日目

懸念一掃の的中鞍 ~土曜中京10R・長久手特別~

「いったい何があったのか?」。そう問いただしてみたくなるほどの様変わり。先週末開幕した中京競馬場の馬場のこと。1開催を消化した時点で『時計のかかる馬場』というイメージが定着しかかっていたのだが、土曜日の500万「清州特別」が1400m1分20秒0。1000万「長久手特別」が1600m1分32秒8という高速決着。1400m1分20秒0といえばどの競馬場でもレコードか、それに近い好時計。それが高々500万のレースで出たことが驚異。1200mは前開催に行われたG1「高松宮記念」が良馬場で1分10秒3。対して先週末のG3「CBC賞」は重馬場で1分8秒7。『馬場もまた生き物』ということを改めて実感させられる中京開幕週、ではあった。ちなみのこの「CBC賞」。弊社は2番人気マジンプロスパーを確信の軸馬に据え難なく的中している。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中京10R「長久手特別」3歳上1000万下・芝1600m。この一戦で弊社予想部が軸馬としたのは1番人気となった1番エーシンミズーリだった。

『500万降級の前走を楽勝。再び1000万に戻ってきたエーシンミズーリが軸馬。現級5戦3連対という実績の持ち主で、昇級は文字通り形だけのもの。ここは開幕週の馬場を味方につける絶好枠。それを活かし切るレースセンスも備えている馬。また、状態も高いレベルで安定している。危なげなく抜け出してくるはずだ』という見立て。

好スタートを切った15番アバウトをすぐ内の12番スマイルバラッドが交わして逃げる。以下3番アドマイヤセプター、9番サクラルーラーと続く緩い流れ。軸馬エーシンミズーリは好位直後でジックリと脚をタメる形。直線に入るとスマイルバラッドが失速。代わってアバウト・アドマイヤセプターが並んで抜け出し争い。それを見つつエーシンミズーリは慌てず騒がず外へ持ち出され、一完歩ごとに差を詰める。完全に交わし切ったのはゴール前50m地点。いわゆる着差以上の強い勝ち方を見せてくれた。3/4馬身差の2着には中団待機の5番カネトシディオスが最後に逆転して飛び込んだ。以下3着アドマイヤセプター、4着アバウトという順。この結果により「馬連1-5、1070円」の的中。軸馬楽勝→2着以下対抗馬上位独占というまさに完全的中。『アスコットに2週連続悪いことなし』という伝説は、週最初の勝負鞍で早々と継承された。

日曜函館7Rでも5番人気プリンセスキナウを軸馬に抜擢して大本線で的中をお届けし、終わってみれば勝負鞍における的中率50%を達成した先週末。前週の嫌な流れを断ち切り、『稼ぎどころの夏場ローカルいよいよ正式開幕』という趣。ここから、弊社にとってドル箱の開催が始まる。3競馬場各々に勝負鞍候補目白押しの今週末を、大きな期待をお持ちのうえお待ちいただきたい。