8/11 8/12 2回新潟・2回小倉・1回札幌5日6日目

週一発目の好配当的中劇 ~土曜新潟7R・3歳上500万下〜

1分31秒6というコースレコードに0秒1差の決着となった「関屋記念」。好位後方8番手から33秒4で上がったプリモシーンと、ほぼ最後方から32秒8の上がりをマークしたワントゥワンの叩き合い。結果は『スタートをうまく出てくれたので流していった』と鞍上・北村宏が述懐するプリモシーンにクビ差軍配が上がった。出遅れて流れに乗り切れなかった「桜花賞」&「NHKマイルC」とは異なり、発馬が決まったことで前半である程度ポジションを取った鞍上の好判断が功を奏した。2着ワントゥワンもローカルG3ならこの程度は走れて当然の馬。元々破壊力抜群な末脚を持っているだけに、勝ち馬とは斤量差が大きかったか。一瞬の切れ脚で勝負するタイプなだけに早めに動かざるを得なかったのが痛手。スムーズなら勝ち切っても不思議はなかったはず。主導権争いを制し、先頭からしぶとく粘り込んだエイシントゥインクルが3着。オープンへの昇級初戦に加えて初重賞。立派のひと言だろう。それにしても今年の新潟、例年よりはるかに馬場の傷みが遅れている。1、2着馬こそ差し・追い込み馬での決着となったが、3〜5着馬はいずれも逃げ・先行馬。今週末以降もインの前残りには十分注意が必要だろう。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜新潟7R「3歳上500万下」ダ1200m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に2番人気に支持された12番クリムゾンバローズだった。

『上位4・5頭とそれ以外の馬の力差が比較的ハッキリしている組み合わせ。ここまでメンバーに恵まれればクリムゾンバローズを中心視。軸馬に据える。前走はおよそ1年2ヶ月振りの臨戦で0秒3差4着に力走。しかも発馬で後手を踏んで後方からの競馬となりながら、強引に早めに押し上げての結果だから現級勝ちの地力は伊達ではなかった。最後に脚色が鈍ったのは久々と出遅れて道中で脚を使った影響だろう。現級勝ちが今回の新潟1200m。発馬を決めて久々好走の反動さえなければまず上位争い必至。今度こその期待』という見立て。

レースは内めの枠から主張して7番スリーチェイサーがハナを切った。互角のスタートを決めた8番シャンパンサーベル、15番ウォーターメロンはムリをせず2、3番手。以下、2番オペラカイジン、3番アポロアミ、13番フォーティプリンスと好位集団を形成。1番人気のタイガーヴォーグは中団後方の9番手、軸馬12番クリムゾンバローズは前走に引き続き出遅れて後方13番手を追走。前半35秒0~後半37秒0と、このクラスにしては前掛かりのハイペースな流れ。とはいえ、直線平坦で前がなかなか止まらない500万の新潟ダート1200mでこの流れは間違いなく先行有利。しかし、軸馬12番クリムゾンバローズは発馬で後手を踏んでも慌てず騒がず馬のリズムを優先した位置取り。4コーナー11番手は一見ピンチだが、鞍上・石川裕は冷静にコース選択。3コーナーあたりから徐々に前との差を詰めて直線では外に進路を取った。2番手からしぶとく脚を伸ばして粘り込みを図る8番シャンパンサーベル。それを追って13番フォーティプリンス、同様の位置から2番オペラカイジンが伸びる。普通ならこれら3頭で勝負ありだが、たった一頭、軸馬12番クリムゾンバローズの脚だけは違った。大げさではなく「アッという間」に先行各馬に並びかけアッサリ突き抜ける末脚を披露。ゴールでは13番フォーティプリンスに1馬身1/4差の完勝を収めた。この結果により、「馬連12-13、2,110円」の的中。位置取りの有利不利の比重が他場より高いコース形態だが、ここは「メンバー的にも地力が一枚上」と判断した予想部の好判断。週一発目の勝負鞍においてオイシイ馬券をお届けできた次第。

他にも土曜新潟10R「麒麟山特別」「馬連6-13、320円&3連複5-6-13、800円」のダブル的中や、日曜新潟7R「馬連5-16、1,860円といった勝負鞍に加え、重賞も連勝をお届けするなど、少々チグハグだった一週前から即反転攻勢に転じ、勝負鞍における的中率75%を計上。潤沢なプラス収支をお届けすることができた。6月から続いている『いい流れ』は依然続行中だ。あとは先週以上に皆さまお待ちかねの「爆発力に富んだ的中」をお見せするだけとなった。言うまでもなく、今週末はそのための仕込みが着々と進んでいる。今週末の提供を楽しみにお待ちいただきたい。