8/4 8/5 2回新潟・2回小倉・1回札幌3日4日目

いいところで決まった好配当的中劇 ~土曜札幌7R・3歳上500万下〜

5番人気グリムが逃げ切り勝ちをおさめた「レパードS」の走破タイムは1分52秒0。前日と同日の「3歳上500万下」がともに1分53秒台だから、換算すると古馬混合の準オープン程度のレベルか。重賞と考えると物足りない印象があるが、レベル的に微妙なメンバー構成のなか昨年よりは0秒9速く、過去を遡ってもこれは決して悪いものではない。ただ、09年に行われた第1回のこのレースは同じ良馬場で1分49秒5という高速決着だった。それと比べると明らかに見劣ることは確かだが、勝ち馬は古馬になって地方交流を含めG1・4勝、海外G1の「ドバイWC」でも2着に力走したあのトランセンド。このレベルまでいくには、3歳夏の時点で1分50秒を楽々と切るくらいの脚力が要求されるということ。今さらながら教訓として記憶しておきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜札幌7R「3歳上500万下」ダ1000m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気に支持された8番コパノキッキングだった。

『久々もハイレベルだった前走2着が光るコパノキッキングが軸馬。その前走の勝ち馬グリムは次走オープン「青竜S」1着だし、3着エングローサーも次走でアッサリ500万を勝ち上がり、返す刀で重賞「ユニコーンS」でも3着に力走。3歳馬同士とはいえ、それら2頭に割って入るのだから、同馬も500万での素質上位は明らか。前走で距離1400mもこなせはしたが、現状は持ち前のスピードをフルに活かせるスプリント戦がベスト。今回は久々のうえ対古馬初戦となるが、このクラスでは絶対能力が違う馬。最後は自力で動いて決着をつけてくれるはずだ』という見立て。

レースは6番コマノレジェンドが絶好のスタートからハナを切り、これに軸馬8番コパノキッキングが並びかけ2頭雁行の主導権争いとなるが、枠順の差から6番コマノレジェンドが行き切る展開。軸馬8番コパノキッキングは無理に競りかけることなく馬任せで番手追走。条件的に、発馬を決めて行ってしまえば後は馬任せ。4コーナーでは馬なりのまま早々に先頭に躍り出る軸馬8番コパノキッキングが直線に入って追い出されると後続との差を広げる一方。直線半ばで態勢決し、全く危なげのないレース運びで優々と1着でフィニッシュ。焦点は2着争いへ。ハナを切って粘り込みを計る6番コマノレジェンドに5番カズマペッピーノ、11番セイウンストリーム、さらに3番タイキラメールあたりがジリジリと差を詰めるも、いずれもそう切れる脚を使えず3着争いが精一杯。結局軸馬以外の後続を引き離す逃げを打った前半のアドバンテージを活かした6番コマノレジェンドが2着に粘り込む。3着争いを制したのは5番カズマペッピーノ。この結果により、「馬連6-8、1,830円」の的中。ここ一連同様、今週も軸馬が先に抜け出して早々に決着をつけていただけに、見ていて安心安全、さらに「いいところで決まった」好配当的中劇となった次第。

他にもサポートにて札幌9Rでのワイドや勝負鞍ではないものの土曜小倉10R「指宿特別」での馬連&ワイドのダブル的中などをお届けしたものの、肝心要の勝負鞍での的中は今回斬った土曜札幌7Rのみ。軸馬3着や対抗ヌケなどもあって全体的な印象としては若干精彩を欠いた先週末。予想部にはなお一層の奮起を促したい。

夏のローカル開催もあと4週を残すのみ。いよいよここからが正念場。秋の大収穫祭へ向け、ここで開催終盤の大勝負に向けて軍資金調達を計る所存。会員の皆さまには絶大なるご期待をお寄せいただきたい。