3/7 3/8 2回中山・1回阪神・1回中京3日4日目

サポート力が光った的中鞍 ~日曜中山10R・総武ステークス〜

「桜花賞」の最重要トライアル「チューリップ賞」、「皐月賞」の最重要トライアル「弥生賞」が行われた先週末。ともに支持を集めた1番人気馬が敗れ、牡牝ともに混沌としてきたクラシック戦線。牝馬路線の「チューリップ賞」こそ、昨年末の「阪神JF」での1、2、3着馬の着順が入れ替わっただけで3着まで独占したように、本番の「桜花賞」でも当然有力だが、「弥生賞」は未勝利→1勝クラスと連勝して臨んだ2番人気サトノフラッグが着差以上の完勝。小粒なメンバーだったとはいえ、新星誕生で馬券的な意味で言えば、本番「皐月賞」は非常に面白くなった。一方で古馬短距離路線において重要な位置を占める「オーシャンS」は1番人気ダノンスマッシュの完勝。昨年は「高松宮記念」4着、「スプリンターズS」3着と惜敗続きだっただけに、5歳になって円熟期を迎えた印象のある今年の「高松宮記念」でどういう走りができるのか。そして3着に敗れた昨年の「スプリンターズS」の覇者タワーオブロンドンの巻き返しなるか。古馬スプリント路線からも目が離せない。ちなみに先週の3重賞、弊社は全て難なく的中している。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中山10R「総武ステークス」ダ1800m。このレース、軸馬として期待したのは最終的に5番人気に支持された9番ゴライアスだった。

『時計面は目立たないものの、この中間は見栄えがする馬体で力感十分の動きを連発。立て直した効果がハッキリと感じ取れるゴライアスが軸馬。前走は初の関西への輸送競馬の影響もあったか、見せ場なく10着惨敗。ただ、オープン昇級直後の2、3走前にはその後、重賞勝ちする地力上位馬相手に4、3着と脚力は示したように、オープン特別なら能力は優に通用。何よりオープン入り後、全4勝中3勝を挙げる距離1800mに起用されるのが今回が初。相手も骨っぽいが、デキも良いだけに、走り慣れた距離で一変の走りが期待できるとみた』という見立て。

レースは発馬を決めた7番メイショウワザシが周りの出方を伺いつつ無理なくハナを主張。軸馬9番ゴライアスも積極的に位置を取りに行き好位2番手をがっちりキープ。13番アイファーイチオー、15番ローズプリンスダムと続き、初ダートの3番コズミックフォースも前々の位置取りでこのあたりまでで先行集団を形成。3番人気11番ハヤヤッコは中団外目に待機し、2番人気1番デアフルーグは後方でジックリ脚を温存。向正面に入り先頭から最後方までほぼ一団で流れ、1000m通過63秒4のスローペース。こうなると前も止まらず、後方追走の差し・追い込み馬には厳しい展開。4コーナー手前から早めに追い出しを開始する軸馬9番ゴライアスだが、これを尻目に終始マイペースで逃げた7番メイショウワザシの手応えは持ったまま。直線に入り、二の脚で後続を突き放す7番メイショウワザシに軸馬9番ゴライアスがしぶとく食い下がるが、外から一気に差し脚を伸ばしてきたのが11番ハヤヤッコ。坂上で2番手に浮上し最後は逃げ粘る7番メイショウワザシに1馬身1/2差詰め寄ったところでゴール。1着7番メイショウワザシ、2着11番ハヤヤッコ。そこから1馬身1/2差の3着に軸馬9番ゴライアスが入線。この結果により、「ワイド7-9、480円&ワイド9-11、710円」のダブル的中。残念ながら馬連的中こそ逃したものの、サポートにて1、2着に入線した対抗上位2頭のワイドをおさえていたことで、キッチリプラス収支を計上。サポート力が光った的中鞍と言えよう。

他では人気サイドでの決着となった冒頭での3重賞での3連勝はもちろんのこと、勝負鞍においても土曜中山9R「潮来特別」の「馬連4-8、450円&3連複3-4-8、540円」のダブル的中、同じく土曜中山10R「上総S」の「馬連11-12、620円&3連複10-11-12、700円」のダブル的中と、土曜は手堅く的中を量産し、今回斬った日曜中山10Rを含めて4戦3勝をマーク。もちろん、配当面での物足りなさはあるものの、弊社軸馬の信頼度は相変わらずで、この状況からも勢いに翳りは一切なし。このまま今週末以降に突き進む所存。まずは今週末をご期待のうえお待ちいただきたい。