11/25-11/26・5回東京・3回京都7日8日分

勢いを駆って年末開催へ 〜日曜東京8R・3歳上2勝クラス〜

歴史に残る一戦となったのが先週のジャパンC。勝利したイクイノックスの強さについては、改めて述べる必要はないだろう。どんな言葉も陳腐化する、そんな圧倒的な存在感だった。なおこの馬の血統や将来については大手メディアに任せて、ここではもう一頭の韋駄天について触れたい。当レースで引退と目されたパンサラッサのことである。
昨年の天皇賞・秋で死闘を演じた両者。それ以来の対峙となったのが今年のジャパンCだが、今回のパンサラッサは繋靱帯炎明けの8ヵ月ぶり、かつ自身初の2400mである。明らかに分が悪いシチュエーション。それでも乾坤一擲の逃げを打った同馬の1000m通過はなんと57秒6。故障明けでもその逃げ脚には一切陰りがなかった。4角でも後続との差はおよそ3秒。スタンドの8万を超える観衆からは地響きのような振動が伝わった。
結果的に、坂を登ったところで力尽きてペースダウンし、次々に後続に交わされて12着とはなった。だが、ケレン味のない逃げとはまさにこのことだ。勝ったイクイノックスの強さをさらに引き立て、世界が注目する一戦を劇的にしたのは間違いなくこのパンサラッサである。メジロパーマー、ツインターボ、セイウンスカイ、シルポートなど。振り返れば、歴史的名勝負の陰にはほぼ必ず強力な逃げ馬が存在した。そんなことを思い出す今年のジャパンCであった。

それでは本題へ、今週斬るのは日曜京都8R「3歳上2勝クラス」ダ2100m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に2番人気となった8番インヒズアイズだった。

『短距離で才能が開眼。前走は外枠から積極策で2着に4馬身差の逃げ切り完勝。直線はほぼノーステッキだったことからも、昇級即通用の器といえる。ここは同型もいるが、そもそもスピードは本馬の方が一枚上。多少競りかけられてもこの鞍上なら対応を間違うことはないだろう。この中間は中1週の疲れも見せず軽快な動きを披露。デキは前走以上であり、引き続き押し切り濃厚である』という見立て。

レースは16頭がほぼ揃ったスタート。真ん中から7番スキピオが行く構えを見せると、芦毛の軸馬8番インヒズアイズもこれに追随していく。序盤は一団の隊列で進み、中団に10番コンクエストや1番人気の9番ゴッドブルービー、後方に人気の一角だった15番ベンダバリラビアと8番ギョウネンが待機する。
先頭7番スキピオ、差がなく軸馬8番インヒズアイズが続いて800m通過は46秒9。全体が一団のままだったことを鑑みると、中団待機組にとってもこれはハイペースだった。3角から坂を下ってコーナー中間に差し掛かると番手にいた10番コンクエストなどが早くもムチを入れる。しかし、前を行く2頭はまだ手応え十分。3番手にいた人気薄の5番ミシェラドラータも前に食らいついて、勝負はいよいよ最後の直線へ。
残り200m地点で軸馬8番インヒズアイズが先頭の7番スキピオを交わして先頭へ。勢い的にもかなり優勢だったが、それを目指して番手にいた10番コンクエストと1番カマチョクインが猛烈に追い上げる。
結局、先手を打った軸馬8番インヒズアイズが半馬身差を凌いで先頭でゴール。2・3着はよく追い上げた10番コンクエスト、1番カマチョクインが入線した。

この結果により、「馬連8-10、1,330円の的中をお届け。事前の見立て通り、軸馬は競りかけられても崩れなかった。また、相手が対抗1点目の10番コンクエスト(4番人気)だったことからも、十分な見返りを確保する的中劇となった。
この週は他でも土曜京都10R「馬連8-16、480円&3連複3-8-162,010円の本線的中などをお届けして、厳選勝負鞍は4戦3勝の準パーフェクトを達成。また重賞予想でも、前述の日曜東京12R「ジャパンC」をはじめ、直後の日曜京都12R京阪杯「馬連10-17、1,480円&3連複6-10-17、5,210円など、随所で的中鞍をお届け。11月を、そして今年最後の東京・京都開催を大団円で締めくくった次第。

さて、今週末は砂塵の王者を決する「チャンピオンズC・G1」が待機。ダートを主戦場とする弊社としては腕が鳴る大一番である。また、他にも勝負鞍候補満載の今週末。特に中山は出馬ラッシュで除外馬も多い。さすが年末開催。どの陣営もここに照準を合わせてきたということになるが、果たして勝負になる馬はどれか。その回答は、勢いを駆るアスコットにお任せいただきたい。弊社では、先に控える「有馬記念」はもとより、重賞・特別・平場戦に至るまで全てに目を光らせている。
会員様におかれましては、大船に乗ったつもりで、まずは開幕週となる今週末の提供を楽しみにお待ちください。