2/29 3/1 2回中山・1回阪神・1回中京1日2日目

一片の不安もない的中鞍 ~土曜中京9R・4歳以上1勝クラス〜

先週の「阪急杯」を制した6番人気のベストアクター。昨年5月に去勢休養明けとなった復帰初戦の1勝クラスをアッサリ勝ち上がり、2勝クラスでは惜敗続きでなかなか勝ち切れなかった同馬だが、去勢効果も徐々に出てきてここにきて2勝クラス→3勝クラスと連勝し、勝ち味に遅かった面は完全に払拭。オープンへの昇級初戦でいきなりの重賞挑戦だったが、鞍上の好騎乗もあって並み居る重賞ウィナーたちを差し切る、かなり内容の濃い競馬。途中、ほぼ1年の休養を2度挟んでここまで上り詰めるのだから、まさに陣営の尽力の賜物。すでに6歳だが、まだキャリア12戦と使い減りしていないだけに、今後の活躍に期待できる一頭だ。引き続き注目していきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中京9R「4歳以上1勝クラス」ダ1900m。このレース、軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された3番カラルだった。

『2走前からダートに起用され、2、3着と適性の高さをみせているカラルが軸馬。初ダートの2走前は好位からしぶとく粘り、前走は行った行ったの展開を道中9番手から差して3着したように、異なる競馬で上位争いになったのだから、適性はもとより、そもそもの脚力がクラス上位。スタミナ豊富で多少でも距離が伸びるのはプラスだろうし、今回は相手も極めて小粒な組み合わせ。極端に置かれるとどうかだが、互角の発馬を決めて流れに乗れればクラス突破濃厚だろう』という見立て。

一気の距離延長を利してスタートから躊躇なくハナを切ったのは7番ニシノトランザム。差のない2番手に10番ヒロノライデンが付け、軸馬3番カラルも好スタートから好位3番手をガッチリキープ。以下6番タイセイドレッサー、4番アオテンと続き、2番人気5番ゼルクは後方でじっくり構える。向正面に入って徐々に隊列がばらけ、1000m通過66秒0のスローペース。さすがに後方勢には厳しいペースでそれを踏まえてか、終始後方追走していた8番セイカヤマノが3コーナー手前から動き出しを開始。この動きに乗じて他馬も動き出し一気にペースアップ。馬群が凝縮して4コーナーから直線へ。軽快に飛ばす7番ニシノトランザムはまだ余力はあったが、抜群の手応えでこれを早めに捕らえに出たのが軸馬3番カラル。一旦は2頭で後続を突き放すが、脚色の差は歴然で軸馬3番カラルが楽々と先頭に躍り出て、そのままグングン後続との差を広げ、優々と1着でゴール。焦点は2着争いに。対照的に逃げた7番ニシノトランザムはしぶとく粘り込みを図るも、徐々に脚色が怪しくなり、これを目がけて差し込んできたのが8番セイカヤマノ、4番アオテンの2頭。3頭三つ巴でゴール前まで縺れに縺れたが、熾烈な2着争いを制したのは、早めの動き出しからバテずに長く良い脚を使った8番セイカヤマノが最後クビ差抜け出して2着を死守。そこからクビ差3着に4番アオテン、さらにクビ差4着に逃げた7番ニシノトランザムが入線。この結果により、「馬連3-8、680円」の的中。先週に引き続き、「軸馬完勝→対抗馬で掲示板独占」と一片の不安もなく、さらに2着馬を7馬身差ちぎったように見ていて安心安全の的中劇。配当面はともかく、強い馬が強い勝ち方をするのもまた競馬の醍醐味のひとつだろう。

開催替わりで中山・阪神・中京開催開幕となった先週末。他にも週イチオシ鞍と断じて提供に踏み切った日曜中京8R「4歳以上1勝クラス」でも「馬連7-8、530円」の的中をいともたやすく仕留め、土日を通じて的中を量産。ガチガチの本命決着か、馬券的には獲りづらい波乱決着か、両極端なレースが大半を占めたが、その中でも安定した結果をお届けすることが弊社の存在意義。配当に関わらず「的中する」という価値を改めて痛感させられた。それを忘れず、予想部には一層の奮起を期待し、今週以降、更なる的中量産に期待したい。

先週日曜から月が変わって弥生3月。G1前哨戦が続々と行われ、いよいよ春の競馬シーズン到来となる。待っていたこの季節。大きな追い風に乗る弊社アスコットシステムズに全てをお任せいただきたい。まずは興味深い勝負鞍候補林立の今週末に、乞うご期待。