2回新潟 2回小倉 2回函館3、4日目

人気でも要らないものは要らない ~土曜新潟11R・日本海S~

予想をするうえでの最重要ポイントは言うまでもなく軸馬選択。これを誤るとどこまでいっても的中にはありつけない。しかし、それと同時に多少の「痛み」を覚悟のうえで行うべきなのが『死角を抱える人気馬の斬り捨て』に他ならない。「ほとんど気はないけど人気だからおさえておくか」と考えるのはハッキリ言って素人。万が一来られた場合の非難は覚悟のうえで「要らないものは要らない」とするのがプロだ。その典型例とも言えるレースが先週末存在した。さっそく取り上げてみたい。
土曜新潟11R・日本海Sがそれ。弊社予想部はスポーツ紙・専門紙で◎が並ぶ単勝オッズ5.6倍の3番人気ドリームパートナーを躊躇なくカットした。新潟【3・1・1・0】のコース実績が上位人気に推された要因だが、実はこの数字、全て直線の長い外回りで挙げたもの。この馬は全く器用さのない典型的なストレッチランナー。スローペースが見えている内回りの2200mでは人気に見合うメリットなし、と判断した。レースでは後方のまま伸びてくる素振りも見せず6着惨敗。弊社予想部のプロの目の完勝だった。
さて、このレースで弊社が軸馬として期待したゴージャスディナーは障害帰り&休み明けを叩いた馬。実はこの「障害帰り」というのがひとつの『キモ』だった。正直言って根拠はハッキリしないのだが、なぜか「障害帰り」の馬は不当なほど低く評価される。障害に入る前の実績は無視される、と言った方がいいかもしれない。このレースのゴージャスディナーも単勝オッズ16.2倍の6番人気にすぎなかった。入障前にははるかにメンバーの揃っていた1600万特別で0秒1差の実績馬。更に休み明けの前走ではドリームパートナーと同斤でタイム差ゼロだったにもかかわらず、だ。しかも今回は3キロもハンデ差がついているのに。加えて単騎マイペースの展開利も見えていた。実際はセルリアングルーヴの暴走で離れた2番手だったが、形としては完全な単騎逃げ。セルリアンの自然消滅を待って先頭、そのまま逃げ込むだけというイージーなレースとなった。ゴール寸前でゴールデンメインの逆転を許したものの危なげなく2着を確保。馬連1-10、4960円の好配当を会員の皆様にもたらしてくれた。レース回収率は実に992%。購入金額は皆様それぞれであっても、投資したおカネがほぼ10倍になって戻ってくるのだから納得のいく的中だったと言えよう。先週からの流れに弊社もホッと一安心の土曜日だった。
当然、他にも的中をお届けしている。勝負鞍として提供された日曜函館11R・渡島特別など、取るべきところはキッチリと取っている弊社予想部。「勝負レース目白押し」の開催後半戦に向けて不安材料は全く見当たらない。どうか今週末も多大なるご期待をお寄せいただきたい。