5回中山・5回阪神3日・4日目

的中の流れはきているのだが ~土曜阪神9R 境港特別~

世代レベルやレースレベル云々という点について、現時点で語るべきではない。と言うより今はまだわからない。しかし、ただ単に『勝ち方の衝撃度』という点ではディープインパクトに匹敵するものがあった「阪神JF」のブエナビスタ。このレースにおける印象度で言えばウオッカは遥かに超え、ヒシアマゾン級だった。戦前から「本当は朝日杯FSに出したかった」とコメントした松田博調教師の真意が伝わってくる走り。今後もよほどのアクシデントでもない限り同世代の牝馬に負けることはない。そう確信させる圧勝だった。それはそうと、後々誰もが「この組み合わせでこんなについたの……」と述懐するに違いない馬連&馬単&3連複&3連単の好配当。ブエナビスタを信じて買った方は笑いが止まらなかった、はず。
それでは本題へ。今週斬るのは土曜阪神9R「境港特別」3歳上1000万下・芝2200m。このレースで弊社予想部が軸馬として指名したのは最終的には1番人気に推された10番タイセイファイター。「現実に1000万勝ちの実績があり、近2走の安定した内容も光るタイセイファイターが軸馬。もちろんこの距離も問題ないし、実績から考えてハンデの56キロも恵まれた。前々の位置取りから自在に捌いていける機動力の持ち主。安心買いならこの馬だ」という見立て。
レースはスタートを決めたバリオンがハナに立つ展開。軸馬タイセイファイターは5馬身ほど離れた2番手を追走。そこからまた離れて3番手以下という隊列。本来単騎逃げベストのタイセイファイターだけに、実質その形に持っていった鞍上小牧太の好プレーが光る。3コーナー手前から、それまで後方に待機していた4番ウィルビーキングが一気にマクリ上げてくる。勢いそのままに4コーナーでは一旦タイセイファイターを抜き去った。しかし、小牧太=タイセイファイターに慌てる素振りなし。直線に入るとインから差し返す形で末脚を伸ばし、最後はキッチリと3/4馬身交わしてゴール。ウィルビーキングも危なげなく2着を確保して「単勝10番、290円&馬連4-10、890円」のダブル的中。少々地味めの配当とはなったが、的中してはじめて配当云々という話になるのがこの世界。「まずは的中ありき」という弊社の基本方針はここでも繰り返してきた通り。その意味では先週末も連日に渡り的中をお届けできているので、最低限のラインはクリアしたという自負はある。とはいえ「軸馬勝率100%。全部勝っているのに…」という会員の方々の声があることは事実だし、弊社としてもこの結果は歯痒い限り。その点に関してはレース選択・相手選択を含め継続して改善を加えていく所存。今年の競馬開催も残り2週。引き続き弊社から発信される全ての情報のチェックをお忘れなく。