5回中山・5回阪神3日・4日・4回中京1日・2日目

大本線で好配当ゲット~日曜阪神11R・阪神JF~

1着アパパネ-2着アニメイトバイオで決まった「阪神JF」。能力的に決まって当然の2頭ではあったが、何やら違和感ありと考えてみるとどちらも関東馬だった。関西馬同士のワンツーなら今どき掃いて捨てるほどあるが、G1レースの関東馬によるワンツーは「07年ヴィクトリアマイル」以来。「阪神JF」に関しては04年の1着ショウナンパントル-2着アンブロワーズ以来のこと。また、今年行われた2歳重賞はこのレースを含めて9鞍。そのうち8鞍を関西馬が制している。当然のことながらこの「阪神JF」が今年初の関東馬による重賞制覇。違和感があって当たり前の結果、ではあった。

それでは本題へ。今週斬るのは冒頭の日曜阪神11R「阪神JF」芝1600m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは5番人気の6番アニメイトバイオだった。「牡馬相手の京王杯2歳Sで2着と力走したアニメイトバイオが軸馬。スタート直後の躓きでやむなく最後方からの競馬となったが、レース上がりを1秒4も凌ぐ驚異的な末脚を披露。朝日杯FSで有力視される一線級牡馬を次々と抜き去ってきたのだからリッパ。位置取りが悪くなったのはたまたまのことで、本来は自在のレースができる馬。ましてこの鞍上に乗り替わって絶好枠を引いた今回は好位からのレースになるはず。直線の抜け出しに期待したい」という見立て。

さてレース。1番人気に推された16番シンメイフジが出遅れ。対象的に前走とは違い互角のスタートを切った軸馬アニメイトバイオは、内の5頭を行かせて6番手という絶好位を占めた。3Fから順に35秒1-47秒3-59秒6~上がり47秒6-35秒3の平均ペース。大外枠が懸念された2番人気の18番アパパネだが、好スタートから徐々に内寄りへ移動して中団のちょうどポケットのような位置に入る。シンメイフジは後方から外々を回る苦しい競馬。タガノエリザベートも最後方から外へ行くしかない形。有力視された関西勢が厳しいレースを強いられる中、絶妙の騎乗を見せたのがアパパネの蛯名。4コーナーから迷いなくアニメイトバイオの内へ叩き込む。結果的にこのコース取りの巧みさが明暗を分けた。一瞬速く馬群を抜け出したアパパネ。鞍上内田博の渾身の追いに応えて脚を伸ばしたアニメイトバイオだが、再び半馬身差まで詰めたところがゴール。更に3/4馬身差の3着に15番ベストクルーズが入った。この結果により「馬連6-18、2050円」の一点目大本線的中。『随分つけた』という感じもあるが、これはやはり関東馬同士だからに違いない。2頭とも関西馬ならまず間違いなく配当は半減していたはず。

他にも日曜中山11R「カペラS」でも5番人気ミリオンディスクを軸馬指名し、「馬連4-7、970円」の一点目大本線的中などお届けしたものの、肝心の勝負鞍で的中をお届けできなかったことは不本意と言わざるを得ない。本年度は5月上旬以来、約半年間「勝負鞍全敗ナシ」を維持してきた弊社だが、ここにきて帳尻を合わせるかのような結果。その点については改めてお詫びさせていただく。しかし、である。よりによってなぜ弊社勝負鞍に限って…というような予想を裏切る展開となるのか。交通事故のような不測の事態が重なった先週末だったが、予想の軸は相変わらずブレているわけではないので、軌道修正は容易と考えている。今年の中央競馬も残すところあと2週。絵に描いたような大団円を迎えるべく、弊社は一丸となって事にあたっている。これまでの2倍、3倍のご期待をお寄せいただきたい。