2回中山・1回阪神3日・4日目・2回中京1日・2日目

安心の本線的中 ~土曜中京8R・4歳上500万下~

「弥生賞」は「皐月賞」の最重要トライアルと云われるレース。勝ったヴィクトワールピサは『鳥肌もの』の強さだった。外が伸びない馬場を意識して鞍上の武豊は内ラチ沿いから離れない。重馬場とはいえ1000m通過63秒6は超スロー。当然、直線に入ってもほぼ全ての馬が余力十分。これまた当然のことながらインは開かない。しかし、残り200mで前が詰まっても武豊に慌てる素振りなし。1頭分だけ外へ出してからの瞬発力は思わず笑ってしまうほど。文字通り瞬間で抜き去り、その時点で追うのをやめた。実際のところ『ちゃんと追った』のは正味50mあるかないか。着差こそ半馬身だが、実質的には大楽勝。まるでモノが違うというか、次元が違う感じ。同馬を「新馬」で下し、無敗のまま最優秀2歳牡馬に輝いたローズキングダムは「スプリングS」から始動する。しかし、いずれにしろ本番が初距離ということ。2000m4連勝で臨むヴィクトワールピサのアドバンテージは果てしなく大きい。現時点の最有力候補は断然この馬と言えそうだ。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中京8R「4歳上500万下」ダート1700m。このレースで弊社予想部が軸馬の期待を寄せたのは1番人気となった1番プロヴィデンスだった。『3キロ減の恩恵あるこの鞍上に替わってから3・2着と安定した差し脚を見せているプロヴィデンスが軸馬。昨年11月から2カ月間を休養に充てたことにより、馬体がひと回り大きくなりスッカリ充実。好タイム2着の前走から予想される高速決着にも十分対応できる。ここは差し切り期待』という見立て。

レースは5番ホウライビクトリアが先手を取ったが、向正面に入ると13番ワイドヒリュウが並んでいく。2頭で3番手以下を大きく離す展開となり半マイル通過46秒9-59秒2という超のつくハイペース。軸馬プロヴィデンスは慌てず騒がず中団でジックリと待機。4コーナー手前から外に持ち出し進撃開始。そこからの脚が速かった。瞬く間に先行集団を捕らえ、その一瞬後には突き抜ける。最終的には3馬身半差の圧勝となった。こうなると焦点は2着争いに移る。好位から抜け出した2番マーブルアローが懸命に粘る。それを5番クラレットジャグが追い、更に後方から10番クオリティタイムが強襲。しかし、何とかマーブルアローが我慢して2着を死守。クビ・半馬身の差で3着クラレットジャグ、4着クオリティタイムの順。この結果により「馬連1-2、1310円」の本線的中。馬場状態と展開・流れを完璧に読み切った予想部の好判断が光る的中鞍となった。

ここ数週間、非常に難解なレースが続く中、他にも『一番の勝負どころ』とした日曜中山12R「4歳上1000万下」の馬連1点目大本線的中など、先週末も勝負鞍の的中率50%を堅持。いつもながらの安定的中で会員の方々からは『安心』の声を頂戴している。ひと頃に比べるとかなり、レース選択に改善の跡が窺える予想部。ここであえて苦言を呈した意味が理解されているようだ。また、今週以降は勝負どころが目白押しで今年に入って絶好調でもある「重賞戦線」でも勝負する構え。特に昨年大本線で的中させた『高松宮記念』では、フェブラリーSに続く「G1連勝」、そして「2年連続的中」を狙って大勝負していただくつもりだ。
いずれにしろ、更に勢いを増してきたアスコット予想に今週末以降もご期待いただきたい。