2回東京・3回京都1日・2日目・1回福島5日・6日目

危なげない大本線的中 ~土曜東京7R・4歳上500万下~

オークスTR「フローラS」は1番人気サンテミリオンの完勝だった。予想された通りアグネスワルツがハナを切って1000m通過60秒6~後半1000m59秒8は完全なスローペース。サンテミリオンの鞍上・横山典は、この流れを読み切っていたのかサッと外から2番手を取る。このあたり、いかにも『気のない』レースをしていた前走の「フラワーC」とは大違い。後は直線で前を行くアグネスワルツを交わすだけ、という自信溢れる騎乗ぶり。近辺にいた2番人気ブルーミングアレーも、後方からの差し・追い込み勢も眼中になし、という感じ。結果2着との着差は1馬身だが、内容的には大楽勝。デビュー時からの大目標だったオークスに何ひとつ不安材料のない状態で挑むことになった。アパパネを含む「桜花賞」の上位入線組に対して、少なくとも東京2400mのレースなら互角以上の力関係と断言できる。紛れもない最有力候補だ。ちなみにこの「フローラS」、弊社の重賞予想はサンテミリオンを確信の軸馬に据え「馬連5-15、1070円」を難なく的中している。天井知らずの快進撃を続ける重賞予想。今週末からの6週連続G1戦という競馬の山場中の山場を迎えるにあたり『一転の曇りなし』とお伝えしておこう。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜東京7R「4歳上500万下」ダート1400m。牝馬限定のこの一戦で弊社予想部が軸馬としたのは1番人気となった14番ギュイエンヌ
『初のブリンカー装着となった前走で一変の集中力を見せたギュイエンヌが軸馬。今回の東京ダート1400mで現級勝ちのある馬。その実績通り元々の実力は一枚上。立ち直ればいつ勝ち上がっても不思議ではない。叩き2戦目で狙いすました感じの牝馬限定戦。ここが勝負どころとみた』という見立て。

レースは中枠からスタートを決めた7番ハーレムスウィングがハナを切る展開。9番ボムクイーン、13番ネイヴルトウショウと続く展開で35秒4-47秒5~上がり50秒0-37秒9という速い流れ。軸馬ギュイエンヌは中団9番手あたりでジックリと待機。直線を向いてからゆっくりと外へ持ち出された。残り300m地点でネイヴルトウショウが先頭に立ち、一旦は3馬身ほどリード。それを目標にグイグイ伸びるギュイエンヌ。ちょうど馬体が合ったところがゴールだった。写真判定の結果ハナ差でギュイエンヌが勝利。2馬身半差の3着には逃げたハーレムスウィングがギリギリ残った。この結果により「馬連13-14、720円」の的中。比較的地味めの配当とはいえ、1・2番人気の決着としては悪くない。1点目の大本線的中ということもあり、会員の皆さまには一定の評価をいただけるものと自負している。しかし、正直なところ日曜日の勝負どころを獲り逃したこともまた事実。競馬のことだから毎回毎回、前開催のように絶好調というわけにはいかない。そのことは百も承知しているのだが、会員の皆さまにとっては毎週毎週が勝負。常々この場で言っているがひと鞍ひと鞍、納得のいくものを提供してこその生業という点を常に忘れて欲しくない。今週末からは春競馬で最高潮の盛り上がりをみせる5月開催。好調子の間のちょっとした谷間と認識はしているものの、今後の更なる発奮を期待し、あえて釘を刺しておく。

先ほども触れたが、今週末からは競馬の佳境となるG1・6連戦。弊社重賞予想に絶大なる信頼をお寄せいただきたい。