2回東京・3回京都3日・4日目・1回新潟1日・2日目

獲れるところは獲り尽くす ~土曜新潟7R・4歳上500万下~

『馬に西も東もない』という言葉は、強い方が言ってこそ意味がある。弱い方がそれを言うと単なる負け惜しみでしかない。関東で仕事をするこの業界人として、もう20年以上も続く圧倒的な西高東低状態を本音の部分では寂しく思っていた。この間にもG1を勝つ関東馬はいたことはいた。しかし、その多くが番狂わせ勝ち。しかも3歳クラシック以外のレースがほとんどだった。例えば「アッと驚くマツリダゴッホ」みたいな感じ。だからクラシック中のクラシックである「ダービー」に◎を背負いそう、あるいは二分しそうなペルーサの登場を素直に嬉しく思う。底力を示した「皐月賞」ヴィクトワールピサの走りでさえ霞んでしまいそうな「青葉賞」の圧勝劇。久方ぶりに鳥肌の立つような走りをする関東馬が出現した。そのことを予想や馬券を離れて歓迎したい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜新潟7R「4歳上500万下」ダート1800m。牝馬限定のこの一戦で弊社予想部が軸馬として期待したのは2番人気となった11番マチカネナツノジンだった。
『決め手ひと息のメンバーで頭数の割に絞り切れないが、軸馬は得意の平坦コースに戻るマチカネナツノジンで問題なし。今回の新潟1800mダートは2戦して2・1着と信頼性抜群。前走時太かった体もキッチリ絞れてきた。ここは好位抜け出しが期待できる』という見立て。

レースはスタートを決めた6番パルクエストが逃げる展開。37.8-50.9-63.2~上がり51.3-39.1という平均ペース。2番手以下を引き離して気持ちのよい逃げっぷり。軸馬マチカネナツノジンは理想的な好位外めの追走から徐々に番手を上げていく。4コーナーから直線に入ってもパルクエストの脚いろは快調。こうなった時の逃げ馬は強い。ゴールでは6馬身差の圧勝となった。3コーナーで2番手に上がり懸命に前を追ったマチカネナツノジンだが、今回に限ると逃げたパルクエストが強すぎた。2着に甘んじたわけだが、3着の7番トウケイシャインには2馬身半というハッキリとした差をつけ「馬連6-11、710円」の安心の的中。3桁配当ではあったものの、一点目の大本線による的中ということで会員の方々には喜んでいただけたようだ。

他にも土曜東京7R、日曜新潟6Rなど、先週末も手堅く的中をお届け。勝負鞍における的中率75%は簡単に達成できる数字ではない。そう自負している。また、常々書いているように、アスコットにとってローカルは稼ぎどころということもお分かりいただけたに違いない。今週末以降も東京・京都は言うに及ばず、新潟にも勝負鞍候補は少なくない。獲れるところはどこのどんなレースでも獲り尽くすのが弊社の身上。引き続き提供のその時を楽しみにお待ちいただきたい。