2回東京・3回京都5日・6日目・1回新潟3日・4日目

全てを読み切り大本線的中 ~土曜東京9R・高尾特別~

『スローペース症候群』と云われて久しい。以前ここでも記したが、そのことが別段悪いとは思わない。しかし時には出走全馬限界ギリギリ、一頭たりとも脚を余さない厳しい流れの競馬を見たい。とも思う。先週末に行われた「NHKマイルC」と「新潟大賞典」がまさにそんな競馬だった。前者のラップは3Fから順に33.4-44.8-56.3という1200m戦並みの激流。東京マイルとしては「バカバカしいほど」速い。当然のことながら差し・追い込みの決着となった。逃げて18着と敗れたエーシンダックマンにはある種の清々しささえ覚える。そのエーシンダックマンの走破タイムは1分34秒5。それでさえ最終レースなら4着に相当するのだから、さすがG1という感じ。一方の「新潟大賞典」の方は1000m通過58秒2。直線659mの外回り、特に2000mはスローペースでも基本的に差し・追い込み有利。この流れは「狂ったように」速く、1着~9着までを中団・後方追走の各馬が独占した。これも競馬の醍醐味を満喫させてくれる名レースだったと感じ入る次第。
それでは本題へ。今週斬るのは土曜東京9R「高尾特別」4歳上1000万下・芝1400m。ここで弊社予想部が軸馬としたのは1番人気となった7番トーセンマドローナだった。
『本日イチオシの勝負鞍。芝替わりだけが懸念された前走をハナ差2着と力走したトーセンマドローナが軸馬。これで東京コースはダート2戦2勝&芝1戦2着だからよほど相性がいいようだ。平場→特別とはいえメンバー的にはむしろ楽になった印象。平均ペース以下の流れの3・4番手という位置取りは理想的。アッサリ抜け出してくるはずだ』という見立て』。
レースは初ブリンカー着用の9番スパラートが逃げて34.7-46.8-58.0~上がり46.2-34.1という予想通りのスローペース。5番マイネルエデンが2番手。その直後にこれまた予想通りトーセンマドローナという展開。流れも位置取りも読み通りとなれば結果は自ずとついてくる。直線に入り懸命に粘るスパラートを、ゴール前200m地点でトーセンマドローナとマイネルエデンが一気に抜き去る。2頭の叩き合いを制したのは地力に優るトーセンマドローナの方。クビ差とはいえ危なげのない完勝と言える。1馬身3/4差の3着にスパラートが粘り込み、「後ろからはなにも来ませんでした」という、東京1400mでしばしば見られる競馬。『本日イチオシの勝負鞍』として、買い目を絞ったうえ一点目の大本線で「馬連5-7、860円」の的中に導いた弊社予想部。展開と流れを100%読み切った会心のひと鞍と言えよう。
他にも土曜東京6R「馬連7-9、1110円」、土曜京都10R「京都新聞杯」など、先週末は土曜日に的中が偏ってしまったものの、相変わらずの安定感で的中をお届けした弊社アスコットシステムズ。競馬の佳境中の佳境を迎え、更に更に勢いを増してきた。今週末以降に連続して控える勝負鞍を全て獲り尽くす所存。引き続き多大なるご期待のうえ、まずは今週末をお待ちいただきたい。