5回中山・5回阪神・3回小倉3日・4日目

もはや無敵の快進撃 ~日曜中山8R・3歳上500万下~

「ジャパンC」1着ローズキングダム、3着ヴィクトワールピサ、5着ペルーサ。「鳴尾記念」1着ルーラーシップ、2着ヒルノダムール、3着リルダヴァル。「ステイヤーズS」1着コスモヘレノス。そして「中日新聞杯」1着トゥザグローリー、2着コスモファントム、3着ゲシュタルト。ここにきて露骨なほど世代レベルの高さを見せつけている3歳牡馬勢。重賞レースだけではなく、オープン特別・準オープン特別でも他世代を席巻しつつある現状。唯一手薄だったマイル路線にも、「NHKマイルC」圧勝のダノンシャンティが復帰間近との報。馬券的な意味でも、もはや3歳牡馬抜きに上級クラスは考えられない。年末の大一番「有馬記念」も『ブエナビスタ対3歳牡馬勢』という図式がハッキリと見えてきた。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜中山8R「3歳上500万下」ダート1800m。ここで弊社予想部が軸馬として期待したのは2番人気の2番マスターソムリエだった。

『クラス上位の馬が揃いハイレベルの一戦となったが、ここにきて一段と力をつけてきたマスターソムリエが軸馬。前走は直線で前が開かず追い出しを待たされた分の惜敗。とはいえ、休み明けで余裕残しの体つきだったことを考えると能力上位は歴然としている。型通り良化示すここはキッチリと決めてくれるはずだ』という見立て。

レースはスタートを決めた13番タイセイワイルドが逃げ態勢。3Fから順に37.8-51.5-64.3~レース上がり50.7-38.7という緩い流れ。この流れにジレたのか15番ビューティファインが後方から向正面で一気にマクッて先頭に立つ。そんな荒れた展開にも動ぜず軸馬マスターソムリエは慌てず騒がず中団で脚をタメる形。型通り3コーナーすぎから進出開始。この流れだけに、直線に入っても先行したタイセイワイルドとビューティファインは渋太く粘る。それを一歩一歩追い詰めていったのがマスターソムリエ。ゴールでは際どいところまで迫ったのだが、ビューティファインをクビ差交わしての2着まで。タイセイワイルドには同じくクビ差届かなかった。いわゆる『展開のアヤ』による惜敗だが、予想部の見立て通り能力上位ということは明らか。この結果により「馬連2-13、1050円」の本線的中となった。前記の通りメンバーレベルの高い一戦。それだけに人気は割れ気味となり、配当的にも「獲り頃、外し頃」という印象。そこをキッチリと獲り切った点に一定の評価はいただけるものと自負している。

今のいい波に乗り切っているアスコット予想。無論、的中はこのひと鞍にとどまらない。他にも、という言葉より提供した勝負鞍は全て的中している。時系列順に記すと、土曜小倉6R「馬連13-14、470円」を一点目の大本線。『本日イチオシ』とした土曜阪神7Rの「馬連9-15、230円」をこれまた一点目の大本線。更に、これも『イチオシ』の日曜阪神12R・ウインタープレミアムの「馬連1-13、530円」をまたまた一点目の大本線でズドンとブッコ抜いて見せた。

今開催前半を終了した時点で、弊社が提供した勝負鞍の不的中はたったひと鞍。競馬のキャリアが長い方ほど、この数字がいかに驚異的なことかおわかりになるはず。配当の問題ではない。3競馬場の総レース数は一日36鞍。土日通算では当然その倍の72鞍。2週だからそのまた倍の144鞍になる。その中から『的中するレースだけを厳選する』のがいかに難しいことか。「安いところを当てるのは簡単」と思われている方なら、このコラムをご覧になっていないと推察するが……。とにもかくにもアスコット予想は絶好調。もはや何も怖いものはなくなった。今年の中央競馬も残り2週。まだまだ満足などしない。獲って獲って獲り尽くす所存。腕を撫して今週末をお待ちいただきたい。