1回中山・1回京都7日・8日目・1回小倉1日・2日目

危なげのない的中鞍 ~日曜京都8R・4歳上500万下~

先週の「日経新春杯」と比べると「これが同じG2戦?」と思わせるような組み合わせとなった「AJCC」。全体的なメンバーの質が大きく落ちるうえ、それと比例するかのようにレース内容も『お寒い』限り。スタート後の先行争いもなくミヤビランベリが馬なりでハナに立つ。本来『行ってこそ』のはずのマルカボルト、陣営が『やはり逃げる形が理想』と語っていたコスモファントムを含む他の10頭の鞍上は丸くなっておさえる。その結果1000m通過63秒4という、あにはからんやの超スローペース。にもかかわらずレース上がりは35秒を切っていない。普通、オープンのレースでこの流れならレース上がりは34秒前後が相場だ。スローで上がりがソコソコかかるのなら、差し・追い込み型が台頭してくるのが自然。しかし、結果は好位直後から早めに追い上げたトーセンジョーダンが1着。2着にはミヤビランベリが逃げ粘った。『お粗末』という以外の言葉が見つからない大凡戦。今後の古馬重賞戦線において、この「AJCC」が全く参考にならないことだけは確かだ。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜京都8R「4歳上500万下」ダート1900m。このレースで弊社予想部が軸馬として期待したのは2番人気となった12番エリモサプライズだった。
『直前の動き抜群で叩きつつの良化ぶりがハッキリと伝わってくるエリモサプライズが軸馬。3歳春までの対戦比較から現級上位の力があることは間違いなし。この距離なら置かれる心配はなく中団あたりからの競馬が可能。そこからの決め手は現級最上位クラス。一気の突き抜けが期待できる』という見立て。

レースは予想された通り3番ウインドミネーターがハナを切り3Fから36.9-50.0-62.7~レース上がり52.7-40.0という速い流れとなった。2番手に5番ウインスカイハイと8番ニシノヴァンクールが並び、軸馬エリモサプライズはその直後という位置取り。3コーナー手前から持ったまま外を上がっていき、4コーナーでは逃げるウインドミネーターの直後まで進出。勢いそのままに直線で堂々と先頭に立ったが、ここは1900mとしてはかなりのハイペース。道中7・8番手に待機していた15番アルバトンの追い込みには抗する術もなし、という感じ。これにはすれ違い様に交わされたものの、2着の座は危なげなくキープしてのゴール。この結果により「馬連12-15、2270円」の好配当的中となった。軸馬の距離適性を見抜いた快ヒットと言えよう。

他にも『本日イチオシの勝負鞍』とした日曜小倉6Rでは「馬連10-12、830円」を本線にて的中と、土曜日の『嫌な流れ』を断ち切って見せた弊社予想部。更に、勝負鞍ではなかったもの日曜京都7R「馬連5-13、1540円」も難なく的中している。最終週も確実にこれらの的中をお届けできたことには一定の評価をいただけるものと自負している。先週末をもって年明け最初の開催も好調のうちに終了。弊社アスコットシステムズは、2011年もまた順風満帆な滑り出しと言ったところ。今週末開幕の1回東京戦といえば、まさしく厳冬期にあたり弊社の稼ぎどころと自他ともに認めるダート戦が主体の開催。当然のことながら、手元には予想部発の、各週ごとの勝負鞍候補が挙がってきている。無論、連続となる2回京都開催。また、続開される1回小倉開催についても期待感十二分と断言できる。引き続き今週末の情報提供にご期待いただきたい。