1回中山・1回京都5日・6日目

卓越した『予想力』の勝利 ~土曜中山6R・4歳上500万下~

例年にないほどの豪華メンバーで注目を集めた「日経新春杯」は、予想された通り4歳馬の争いになった。圧勝したルーラーシップの鞍上リスポリは『馬の気分を損ねないこと』を最優先して外めの好位を選択。4コーナーの手応えが他の12頭とはまるで違っていた。追われるとその手応え通りの弾けっぷり。豪快なフットワークで後続を置き去りにして見せた。キングカメハメハ×エアグルーヴという超良血で、昨年の春頃までは素質だけで走っていた印象の同馬。その素質にようやく走りが追いついてきた。しかし、まだまだこの馬は完成途上。完全本格化のその時には、まず間違いなく無敵の存在になるはず。ちなみにこのレース、弊社は『現役最強の4歳世代でもポテンシャルの高さは一・二を争う』としてルーラーシップを確信の軸馬に指名。もちろん本線にて大的中している。断然の1番人気となったローズキングダムを『抜けている印象はない』として、対抗馬に落とす英断が功を奏した。配当云々ではなく、会心の予想と言える。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜中山6R「4歳上500万下」ダート1800m。ここで弊社予想部が軸馬としたのは1番人気となった6番パシコジュリエだった。
『JRA転入初戦となるパシコジュリエが軸馬。前走は「ほっかいどう競馬」最高峰の一戦で僅差3着。レベル云々ではなく、500万では一線を画す実力の持ち主と考えていい。実際のところ昨年夏の札幌で500万2・2着の実績があるのだから、高い能力の持ち主であることは実証されている。ここはメンバー一枚落ちの牝馬限定戦。力の違いを見せてくれるはずだ』という見立て。

レースは7番メイショウグラグーナの逃げで3Fから37.9-51.8-65.6~レース上がり50.4-38.2というスローペース。2番人気の8番チャレンジフラッグが2番手につけ、以下1番タマノリテラシー、11番マイネフェリックス、そしてパシコジュリエという展開。3コーナーすぎにチャレンジフラッグが急失速。道中マクッた12番クリノメダリストも後退していく。代わって追い上げ態勢に入ったのがマイネフェリックスとパシコジュリエ。ペースがペースだけに、直線に入ってもメイショウラグーナは粘りに粘る。それを併せ馬の形で伸びたパシコジュリエとマイネフェリックスが捕らえたのはゴール寸前だった。結果1着パシコジュリエ。以下クビ・クビの差で2着マイネフェリックス、3着メイショウラグーナの順。この結果により「馬連6-11、1880円」の的中。JRA転入初戦馬の実力を見切った『予想力』の勝利と言えよう。

他にも日曜中山10R「初富士S」の「馬連2-6、480円&3連複1-2-6、910円」の、どちらも一点目大本線によるダブル的中。更に『本日イチオシの勝負鞍』とした土曜中山12Rなど、先週末も勝負鞍における的中率75%を達成。重賞予想に関しても開幕4日で「中山金杯」「シンザン記念」「フェアリーS」と好配当的中ラッシュを実現した重賞予想が、絶好調をキープしていることは冒頭の「日経新春杯」の回顧で記した通り。また、勝負鞍以外でも土曜京都10R「石清水S」の「馬連3-9、2020円」の好配当的中など、まさに今のアスコット予想は『無人の野を行くが如し』の快進撃続行中。年始の変則開催こそ重賞予想とは異なり、勝負鞍においては弊社らしからぬ“ツキのなさ”で、昨年からの絶好調も小休止かと思われたが、通常開催に戻り、予定通りの立て直し振り。目先の単発勝負だけでなく、長期に渡りご利用されている方が大半を占めるのはこういった安定感ゆえの信頼だろう。いずれにしろ、予想を遥かに凌駕するほどの年始ダッシュを成し遂げた。早くも最終週となる今週末を、今から待ち遠しい思いでいるのは会員の方々のみならず、我々スタッフも全く同じ。的中のダメ押しとなる今週末の情報提供を多大なるご期待のうえお待ちいただきたい。