4回東京6日7日目・5回京都5日6日目・5回新潟3日4日目

レース選択の妙 ~土曜東京5R・3歳上500万下~

オルフェーヴル三冠達成の祝賀ムードを色濃く残したまま、G1の舞台は東京競馬場へ移り「天皇賞・秋」が今週末の大一番となる。無論、主役を務めるのは牝馬による史上初の同レース連覇を狙うブエナビスタ。その実力や実績については、今さらクドクドと書き連ねる必要もあるまい。1位入線→2着降着となった「ジャパンC」でアヤがついたのかその後未勝利だが、「ドバイワールドC」以外は全てG1で2着入線を果たしている。その安定感はやはり、格別のもと考えられる。その女傑を激しく追い詰めるのが前哨戦を鮮やかに勝ち切ってきた3頭。「オールカマー」アーネストリー、「毎日王冠」ダークシャドウ、「京都大賞典」ローズキングダムの強力牡馬陣。総合力のアーネストリー、決め手のダークシャドウ、レースセンスのローズキングダムという色分けで、その攻防も実に興味深い。他にも『黄金世代』を代表する実力派エイシンフラッシュ・トゥザグローリー・ペルーサ。古豪オウケンブルースリ・ジャガーメイル・シンゲン。個性派シルポートなど豪華絢爛のメンバー構成で馬券的な妙味も十二分。このG1も勝負鞍候補のひとつとして見据える弊社アスコットシステムズに多大なるご期待をお寄せいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜東京5R「3歳上500万下」ダート1600m。この一戦で弊社予想部が軸馬として期待したのは2番人気となった10番ミステリーとレインだった。
『出走各馬歩んできた路線が異なり、ほとんど直接対決のない組み合わせ。それだけに頭数の割には人気割れの様相を呈している。そこで絶好の狙い目となるのがミステリートレインだ。大事に使う厩舎らしいローテでキャリア4戦の身だが、潜在能力の高さから将来を嘱望される素質馬。若干乗り込み量は物足りないが、坂路とコース併用での動きは実に軽快。久々&昇級初戦で人気の盲点となるなら、むしろ今回こそ勝負すべきタイミングとみた』という見立て。

レースは大外枠からスタートを決めた軸馬ミステリートレインが躊躇なくハナに立つ。脚抜きの良い不良馬場を味方につけ軽快なピッチで飛ばす。並びの2番手に5番ライブインベガスと1番人気になった6番ゴールドアカデミー。さほど馬順に変動のないまま4コーナーから直線へ。逃げるミステリートレインの脚いろは鈍るどころか更に加速する感じ。持ったまま2番手以下を置き去りにするレース内容で最後は3馬身半差の圧勝となった。2着には好位直後から脚を伸ばしてきた9番ドラゴンヴォイスが入った。この結果により「馬連9-10、1280円」の的中。2・3番人気馬の決着としては上々の配当で、予想部のレース選択の確かさを十分に証明する的中鞍となった。

週最初の提供となった上記レースで絶好のスタートを切った予想部。もはやお馴染みとなった『的中連鎖』を予感させたが、正直なところその後の結果は今ひとつ。続く土曜京都7R「3歳上500万下」は『本日イチオシの勝負鞍』として、「3連単3→1→2、1150円」の的中をサポートメールを駆使してお届けしたものの、日曜は残念ながら的中なし。今開催前半戦があまりにも鮮やかすぎただけに、若干のトーンダウンという印象は否めないところ。しかし、全体的な予想の方向性はいささかもブレてはいない。それだけに、開催最終週となる今週末の反転攻勢は火を見るよりも明らか。会員の方々には、的中に継ぐ的中を目論む今週末を楽しみにお待ちいただきたい。