5回中山・6回阪神5日6日目・5回小倉7日8日目

弾みをつけていざ大一番へ ~土曜小倉11R・豊明特別~

傑出馬不在の大混戦と謳われた「朝日杯FS」だが、終わってみれば1番人気に推されたアルフレードの2馬身差圧勝。これでデビューから「新馬」→「500万・きんせんか賞」→「G1・朝日杯FS」と無傷の3連勝となった。しかも勝ちタイムは1分33秒4のレースレコードだから、「傑出馬」どころか『スーパーホース出現』の論調があっても不思議のないところ。しかし、そんな声はひとつも聞こえてこない。「それはなぜ?」と考えてみると、恐らく「関東馬だから」という答えに行きつく。関東馬蔑視の今の情勢を考えると仕方のないこととも思えるのだが……。現にこのレースでも、出走してきたのは関西馬13頭に対し関東馬はたったの3頭という有り様。その3頭が1~3着を独占するのだからレースはやってみなければわからない。ともあれ、世間での評価はもとより、弊社においても特に注目している2歳馬、アルフレードとディープブリランテとの対決が今から楽しみになったことは間違いない。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜小倉11R「豊明特別」3歳上1000万下・ダート1700m。このレースで弊社予想部が軸馬としたのは1番人気の4番トミケンヒーローだった。

『パドックではテンションが高くレースでも行きたがる素振りを見せるなど、随所に若さ残す3歳馬トミケンヒーロー。だが、休養明けの札幌戦をアッサリ勝利。続く昇級初戦の前々走で2着。強敵相手の前走も僅差に健闘したように、秘める能力は間違いなく現級に留まるレベルではない好素材だ。その気性、現在の脚質から小回りに替わるのは大いにプラス。さしたる強敵不在のメンバーなら勝ち負け必至。軸馬に最適と判断した』という見立て。スタートを決めた軸馬トミケンヒーローだが、インから1番アキノモーグルがハナを主張してくるとスッと引いて2番手に納まる。以下10番アクティビューティ、2番エンジョイタイムと続き、逃げたアキノモーグルが離したため速い流れとなった。が、2番手トミケンヒーローの位置では「ちょうどいい流れ」。3コーナーすぎから持ったまま前に接近→4コーナーではすぐ外に馬体を併せた。更にその外に追い上げてきた5番ドリームザネクスト、10番アクティビューティが並び、一旦はほぼ雁行の形に。しかし、ここから地力の違いを見せトミケンヒーローが力強い末脚で引き離す。残り150mからは完全な独走となり、最後は5馬身差の大楽勝。2着にはドリームザネクストが入り、更に2馬身半遅れて3着アクティビューティの順。この結果により「馬連4-5、810円」の的中。2・3着はもちろん、4着14番トキノフウジンまで全て対抗馬という安心の完全的中となった。

先週末の結果は的中率・回収率ともにアスコット本来の姿とは程遠いもの。近2週はどのレースも非常に難解だったことは否めないが、その中でもキッチリと結果を残すのが弊社の努め。予想部には更に一段上の結果を熱望しておく。

いよいよ今週末はクライマックス「有馬記念」。『ブエナビスタVSオルフェーヴル』でメディア間は早くも過熱気味だが、G1ホースだけでも10頭を数える超豪華版のグランプリ。それほど簡単な図式であるはずもない。弊社は他の動向にいささかもブレることなく、的中と言うたったひとつの真実を追求していく。そして「有馬記念」を筆頭とする全ての勝負鞍において結果を出し、会員の方々を『熱狂の渦』へと引き込む所存。楽しみにお待ちいただきたい。