7/27 7/28 2回新潟・2回小倉・3回函館1日2日目

加速する的中の波 ~日曜新潟7R・3歳上500万下~

サマースプリントシリーズ第3戦「アイビスサマーダッシュ」(新潟,直線1000m)を制したのは、1番人気のハクサンムーンだった。馬場入りのときに嫌がり心配をさせたがそれも杞憂に終わった。スタートしてすぐに先頭に立つとスピードの違いを見せつけ、馬の行く気のままラチ沿いを進む。道中、中ほどからフォーエバーマークに並びかけられたが手応えの差は歴然。残り1ハロンで追い出すと粘るファーエバーマークに4分の3差をつけてゴール。これで前年のリベンジを果たしたわけだが、当時との大きな違いは馬体に実が入って本格化したこと。24キロ増えた馬体は本当に逞しく、今後、秋のスプリント戦線の中心の一頭となることは間違いないだろう。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜新潟7R「3歳上500万下」ダート1800m。この一戦で、弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に1番人気となった8番カントリースノーだった。

『前走は抜群の手ごたえで勝負どころを回ったものの直線入り口で前を塞がれるロス。それが無ければ勝ち負けに持ち込めていたはず。中1週での臨戦なだけに中間は軽め調整だが、終いびっしり追われておりデキも安定しているだけに今回は前走から前進必至とみた』という見立て。

レースは内目からダッシュを決めた4番シンボリルアーブルが逃げる展開。2番手に軸馬2番人気の8番カントリースノーが続き、11番インディーグラブは1コーナー手前から積極的に3番手に上がる。3Fから順に36.9-50.2-63.0~上がり49.9-37.5という平均ペース。ハナをきったシンボリルアーブルが4コーナー手前で早くも脱落するなか、番手で追走していたカントリースノー、インディーグラブはいずれも絶好の手応えで直線へ。カントリースノーに外からインディーグラブが並びかけていく。しかし、同様に手応え抜群だったカントリースノーも更に加速して残り1ハロンで早くも2頭のマッチレースとなり、最後はカントリースノーが押し切る形で着差以上の完勝。この結果により、「馬連8-11、1190円」の的中となった。3着コスモマイギフト、4着コパノウィリアム、5着クレバーカイザーと全て対抗馬で占める安心の的中劇。1番人気-3番人気の決着としては悪くない配当だし、キモとなる『日曜一鞍目の勝負鞍』を的中させたことで、多くの会員の方からありがたい声を頂戴した。比較的人気サイドの決着ではあったが、レース選定が噛み合えばメリット十分の勝負鞍になるという好例と言えよう。

惜しくも今年4度目の勝負鞍全勝は逃したものの、連日に渡り的確な提供をお届けし、前開催最終週以上の結果を残して開幕週を好スタートで締めくくった先週末。波に乗って的中量産は加速している。いずれにしても本格的なローカル開催に入って、なお一層の安定感をキープしているアスコット。あとは一鞍の爆発力待ちという状況になっている。確かに口で言うほど簡単なことではない。それは十二分に承知している。しかし、そこを何とかしてこその馬券プロ。予想部にはなお一層の研鑽と努力を要望しておく。会員の方々には、今週末以降にも引き続き多大なるご期待をお寄せいただきたい。