8/9 8/10 2回札幌・2回小倉3日4日目・1回札幌5日6日目

そして勝負どころ目白押しの後半戦へ ~土曜札幌12R・桑園特別~

今夏は週末になると雨が多く、そのため馬場の傷みが早くなっているようだ。「水はけ日本一」を誇る新潟でさえ、ぼちぼち外差しが目立ってきた。元々外回りは流れに関係なく差し比べとなるケースが多いのだが、今週末あたりからは『二段差し&三段差し』というレースが増えていくはず。ただ、内回りの1200m・1400mも完全に外差しか? という点は微妙なところ。そこのところは週末の弊社コンテンツでご確認いただきたい。小倉は開催2周目の割にイン荒れが目立ってきた。今後はこの傾向に拍車がかかりそうだ。例年の傾向から言えば、特に1200mは外枠有利。内枠に入った差し馬は苦戦必至。札幌のコンディションはかなりいい。この時期は例年、どの開催場もロングラン開催なだけに、どこかでガラッと変わる可能性が高いと思って間違いはない。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜札幌12R「桑園特別」ダ1700m。軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された9番モンドクラッセだった。

『前走ではかかり気味にハナをきりながら、そのまま圧勝する強い勝ちっぷり。今回は昇級戦とはいえ、前走の時計面も申し分なく、500万クラスで足踏みする器ではない。地力上位の降級馬もいるが、いずれも当てにならないタイプなだけに、これといった強敵不在のここはアッサリ通過できるとみた』という見立て。

レースは前走同様、好スタートをきった軸馬9番モンドクラッセ。その後に11番バイタルフォルムが外目から2番手を確保。以下3番キャメロンロード、4番グレートヴァリュー、5番メイショウドゥーマと続き1000m通過63秒1の遅めの流れ。3コーナーからペースアップし、先行勢ではキャメロンロードの手応えがあやしくなり、早々に脱落。中団内目を進んでいたディーエスコマンドが4コーナーで3番手まで押し上げる。ただ、終始楽な手応えだったモンドクラッセには楽なペース&展開。特に並ばれることもなく、直線に入っても後続を引き離す一方。昇級初戦でも、最後は手綱を緩めて流す余裕をもったまま7馬身差をつけての圧勝劇。2着には現級勝ちの地力からこの程度は走って不思議ない、終始番手で追走していたバイタルフォルムが入線。この結果により「馬連9-11、970円」の的中。1番人気→6番人気の組み合わせとしては少々物足りない配当だが、『アスコットさんらしい手堅さ』というお声を少なからず頂戴している。

絶好調とはいかないまでも右肩上がりに結果をお届けしているこの夏のローカル開催は、今後も引き続きご期待に応えられる勝負どころ満載。また今週以降、これまでほとんど勝負鞍として提供されることのない『重賞戦』にも大幅なテコ入れが施される予定。今週末の『関屋記念』を筆頭に、翌週には『札幌記念』が控えており、注目度の高い鞍が盛りだくさん。今後は勝負鞍はもちろんのこと、この秋の重賞戦線に向けて更なる向上を目指す所存。

いずれにせよ8月後半は勝負どころ目白押しの勝負鞍、特に今週末の【取って置きのひと鞍】を筆頭に弊社重賞戦にも是非ご期待をお寄せいただきたい。