11/22 11/23 11/24 5回東京・5回京都5日6日7日目

イチオシ鞍で締めくくる的中劇 ~月曜京都11R・醍醐ステークス~

「京都外回りの4コーナーは必ずインが開く」。今に始まったことではなく大昔からそう。それにはちゃんとした理由がある。無論、原因は3コーナーの坂と4コーナーの角度のキツさ。頂点から下りながら3~4コーナーを通過してくるため、ここで動いた馬は勢いがつきすぎてどうやっても4コーナーを小さくは回れない。これは『慣性の法則』だから仕方のないこと。それでもインに行きたければ4コーナー手前で一旦勢いを緩めるしかない。いわゆる「脚をタメる」形。そうすればきれいにインからインというコーナリングが可能になる。言うまでもなく、これにはそれ相応の『鞍上のウデ』が要求される。それを見事にやってのけたのが「マイルCS」の岩田(ダノンシャーク)だった。Cコース使用とはいえ、見た目以上にインは相当傷んでいる。そこを突けるのはほとんどの場合が人気薄の馬(=騎手)ということになる。

それでは本題へ。今週斬るのは月曜京都11R「醍醐ステークス」芝1200m。軸馬として期待したのは1番人気に支持された8番ダンスディレクターだった。

『気性の勝ったタイプでこれまでは前半の折り合いに気を使い過ぎ、取りこぼすレースも多々あったが、距離短縮となった前走が圧巻の勝ちっぷり。ほとんど追うことなく楽に差し切った。元々素質はオープン級の馬なだけに、昇級初戦とはいえ同条件のここも通過点だろう』という見立て。

レースは好発から14番シゲルカガが楽にハナ。それを見る形で番手におさまったのが2番ネロ。並んで9番テイエムタイホー、その後に10番オレニホレルナヨ、15番シゲルアセロラ、16番ジャベリンなど、先行馬が続く隊列。肝心の軸馬8番ダンスディレクターはと言えば、よもや痛恨の出遅れて最後方から。3Fから34秒0-44秒9-56秒1という、この距離にしてはミドルペースでほぼ一団の展開。直線、逃げるシゲルカガはこのペースなら当然のように粘り、そのインから番手追走のネロが伸びてくる。2番人気に推された11番アットウィルが大外から差を詰めるが、この日の京都は外差しが利かない馬場状態ということに加え、このペースではとてもではないが外から届く流れではない。軸馬はダンスディレクターは最内の経済コースを通り、内からスルスルと前との差を詰める。前が粘るペースのなか、狭いスペースをついて追いづらかったが、右へ左へ進路を変えてラスト50mで急追。直線半ばで馬群から早めに抜け出した1番マコトナワラタナにはアタマ差及ばなかったものの、粘るシゲルカガまではキッチリとらえて2着確保。アタマ・アタマ・クビの僅差でマコトナワラタナ・ダンスディレクター・シゲルカガという着順になった。この結果により「馬連1-8、800円」の的中。3日間開催ラストの勝負鞍ということに加え、週イチ押しの勝負鞍だったこともあり、相当額張り込んでいた方も多かった様子。配当面はともかく、週を締めくくる的中劇だったと言えよう。

他にも日曜東京7R「3歳上500万下」を筆頭に、重賞での好配当的中を含め、最終日は連戦連勝。終ってみれば的中率50%オーバー。変則3日間開催も大過なく乗り切った弊社アスコットシステムズ。2開催場ということから難解な組み合わせのレースが多かった先週もなんとか無事に通過。全体を通じて配当面の物足りなさはあったが、日を追うごとに右肩上がりに的中を量産し、キッチリ結果を残せたことは一定の評価をいただけるもの。好調キープと断言しておく。

長かった東京・京都開催も今週末がいよいよオーラス。ここをいい形で打ち上げ、カレンダーは弊社が勝負をかける年末開催へ突入していく。今週末の「ジャパンC」から「有馬記念」まで、G1はまだ5鞍も残されている。そのG1は言うまでもなく、他の重賞・特別・そして平場戦に至るまでの全てが弊社にとっては勝負鞍候補。無論、累々たる的中鞍をお届けし続けることを約束させていただく。まずは、まずは今週末の提供をお楽しみに。