3/21 3/22 2回中山・1回阪神7日8日目・2回中京3日4日目

完璧な的中劇 ~日曜阪神7R・4歳上500万下~

良くも悪くも『ゴールドシップ劇場』となった「阪神大賞典」。あの走りを目の当たりにして「やはり地力は一枚上」ということは当然として、それを差し引いても「相手が弱すぎた」印象が強く残った一戦だった。同レース3連覇は立派のひと言。それに異論は無いが、完全な勝ちパターンに持ち込んだにも関わらずあの着差を見て、「以前のゴールドシップだったら……」と感じたのは筆者だけではないはず。とはいえ、『話題になるスーパースター』が少ない今現在、長く愛されてファンの多い同馬にはこれからも活躍していただきたい。その方が我々としても好都合、ではある。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜阪神7R「4歳上500万下」ダ1800m。この一戦でアスコット予想部が軸馬としたのは1番人気に支持された8番スズカアドニスだった。

『このメンバーでは頭ひとつ抜けた安定感の持ち主。やはり順当に軸馬はこれだ。緩ペースが見えている組み合わせで先行できる強みは絶大だし、前日も中山で2勝を挙げている名手M・デムーロJへの乗り替わりも大プラス。今度こそ決める』という見立て。

スタートから躊躇なくハナを切った4番ケルンウィナー。スッと2番手につけたのは内から1番シャトーウインドだったが、1コーナーを過ぎたところで外から10番アダムズアップルが2番手を主張。3番手に1番シャトーウインド、それらの先行勢を見る形で外から軸馬8番スズカアドニスが4番手を馬なりのまま追走。以下2番ゼンノスサノヲ、3番メテオライトと続き、人気を分け合っていた7番ディライトフルがその後ろの中団に待機。1000m通過1分1秒7という淡々とした平均ペースで流れ、4コーナーへ。軸馬8番スズカアドニスはペースが上がったこの段階でもまだまだ手応え十分。直線を向いて万を持して追い出されると、ハナを切って粘りこみを図っていた4番ケルンウィナーに早々と並びかけ、ジリジリではあるが差を広げる一方。そのまま押し切ってスズカアドニスが順当に勝利。注目の2着争いだがラストまでしぶとく粘っていた4番ケルンウィナーが入線。最終的には2着ケルンウィナーに1馬身3/4差だったが、内容としては完勝。全く危なげのない勝利だった。更に3/4馬身差で3着には10番アダムズアップルが入線。この結果により、「馬連4-8、1020円」の的中。ちなみにこのレース、2着以下の掲示板を対抗馬で独占する完璧な的中劇。結果的に人気上位馬同士の決着となったが、終わってみればなかなかの好配当。この一戦に限って言えば『いいところに目をつけた』印象だ。

開催最終週となった先週末。重賞においては日曜「阪神大賞典」&「スプリングS」を連勝し、相変わらずの安定感振り。勝負鞍では精彩を欠く提供が目についただけに、前週のパーフェクト的中の勢いのまま大団円で終了とはいかなかったが、トータル的にマズマズの結果だったと言えよう。

前記の通り、重賞予想の方も快調に的中を積み重ね、今週末に迫ったG1「高松宮記念」に向けて視界には一点の曇りもない状態。他にも重要な勝負鞍候補が目白押しの連続開催初週となる今週末。弊社アスコットシステムズになお一層のご期待をお寄せいただきたい。