前半戦最後の大一番へ ～日曜函館10R・木古内特別～

今週末に迫った前半戦最後のＧ1「宝塚記念」。3連覇がかかる注目のゴールドシップも予定通り出走。そのゴールドシップ。三度目の正直で勝ち取った「天皇賞・春」は『らしさ』満点の競馬。この馬の場合、相手云々よりも如何に走る気になるかどうか。今回もそこが注目だが、様々な意味で主役はやはりこの馬。しかし、同馬もすでに6歳。他世代を含めても別格とは言い切れない。中でも現役最強世代の5歳牡馬陣は今回も強力。「大阪杯」でキズナをちぎったラキシス。「鳴尾記念」で本来の実力を誇示したラブリーデイ。更にG1タイトルには届かずも決め手最上位のディアデラマドレ。「阪神大賞典」でゴールドシップに迫ったデニムアンドルビーなど、まさに多士済々の顔触れ。海外遠征帰りのワンアンドオンリー、トーセンスターダムの4歳勢の参戦も興味深い。キズナ、エピファネイア、ヴァンセンヌが出走していないのは残念だが、馬券的にも妙味十分で弊社では異例となる3連単での勝負も視野に入れているこの一戦。当日、弊社が導き出す結論を楽しみにお待ちいただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは先週ラストの日曜函館10R「木古内特別」ダ1700ｍ。弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に2番人気に支持された12番ヒルノデイバローだった。

『今回は骨折休養明けとなるが函館入厩後は順調な乗り込みを消化。元々攻め馬は動くタイプとはいえ、今回も同様の動きで仕上がりに問題はない。気の悪さがネックで現級の勝ち上がりに時間を要したが、攻め馬の動きを見る限り、上のクラスでも通用する脚力があることは確実。降級馬多数で骨っぽい相手関係ではあるが、休養を挟んで気性面の成長も期待できる今回は積極的に狙っていきたい』という見立て。

レースは出ムチを入れて果敢にハナを主張した軸馬12番ヒルノデイバローの逃げ。その後に8番タマモリド、9番アピシウス、2番バイタルフォルム、1番ミッキーボクサーの先行勢が続き、平均的なラップで1000m通過1分1秒1のミドルペース。向正面に入り、淡々と逃げるヒルノデイバローに先行各馬がジリジリと差を詰めるも隊列はほぼ変わらぬまま、勝負どころの3コーナー〜4コーナーへ。早めに捕らえにかかる先行勢を尻目に、慌てず騒がず余力十分に直線に入るヒルノデイバロー。逃げ脚は衰える気配すらなく、万を持して追い出して一気に後続を突き放す。後方から脚を伸ばした6番アスカクインが急追するも時既に遅し。1馬身3/4差をつけて悠々の1着ゴール。この結果により、「馬連6-12、1780円」の的中。結果的に降級馬2頭での決着となったわけが、それでいて馬連4桁配当は法外のひと言。週ラストの勝負鞍で大きく張り込んだ方も多かったようで、喜びの声を多く頂戴した次第。

微妙な天候＆馬場状態となった先週末だが、終わってみれば2週連続で勝負鞍における的中率75％を達成した弊社予想部。近2週の軸馬着順【4・2・2・0】と複勝率100％。いずれもあと一歩でパーフェクト達成という、なんとも歯がゆい結果だが、函館開催も開幕し今年の夏のローカルもまずは順調な滑り出しと言えよう。今週末以降は、皆さまが熱望する好配当連続的中を現実のものとしていく所存。そしてもちろん、大一番「宝塚記念」もお忘れなく。続々と勝負どころが控える今週末以降にご注目いただきたい。