10/8 10/9 10/10 4回東京・4回京都1日2日3日目

勢いそのままにG1戦線へ 〜土曜京都9R・愛宕特別〜

さて、秋の始動戦も一通り施行され、今週からいよいよ競馬ファンなら否が応でも盛り上がるG1開催に突入する。その第一弾は牝馬クラシックの最終戦「秋華賞」戦前の予想では始動戦も難無く勝利したシンハライトがどんな勝ち方をするかの一点に注目を集めたが、よもやの離脱。これにより俄然、混戦模様となった。ここまでのトライアルを総括しても余裕のある馬体作りの馬が多く、一変の可能性を秘めた馬も多々存在となれば、馬券的興味は尽きない。無論、その点については弊社の十八番で中間の状況把握にも何ら心配はない。先週の3日間開催を好調のまま終えた弊社予想に引き続きご期待いただきたい。

それでは本題へ。今週斬るのは土曜京都9R「愛宕特別」ダ1900m。弊社予想部が軸馬として期待したのは断然の1番人気に支持された1番オールマンリバーだった。

『トップハンデの不利をはねのけて勝ち馬に1/2馬身差2着と改めて現級での地力上位を証明した前走のオールマンリバー。さすがに現級勝ちのある実力馬。勝ち馬とは斤量差もあったが、直線で手前を変えずにもうひと伸びを欠いたあたり、距離が若干長かった印象はある。その意味でも距離短縮は間違いなくプラス材料だし、ここにきて発馬も安定。元々大崩れのないタイプだが、更に安定感が増したと言っていいだろう。前走同様、中3週のローテーションでデキも高いレベルで安定しており馬体の良さも目立つ。ここは順当に勝機とみて軸馬とする』という見立て。

レースは各馬きれいなスタートから2番ワンダーフォルテが押してハナを主張。無理に競る馬もおらず、番手に外から12番モズスター、15番マイティティーが先行集団を形成。人気の一角9番マルカウォーレン、16番スワーヴカイザーは馬群の中団も先行勢から離れることなく追走。軸馬1番オールマンリバーは慌てることなくこの隊列をみるポジションで楽に流れに乗る形。前半3ハロン36秒1、5ハロン61秒6とこのクラスではややながれる形のミドルペース。向こう正面前半で、3番手を追走していた15番マイティティーが抑えきれない手応えで逃げた2番ワンダーフォルテを交わして果敢にハナへ。勝負どころの4コーナーから直線へ向くと、逃げた15番マイティティーが抜群の手ごたえのまま直線へ。後続勢もこれを目標に追撃態勢に入るが、手ごたえ十分の15番マイティティーが2馬身、3馬身と後続を突き放す勢い。思いのほか伸び悩む後続勢から唯一脚を伸ばしてきたのが1番オールマンリバー。追い込んでくる1番オールマンリバーに対し、まるで止まる気配のない15番マイティティーとの差は一向に詰まることなく、そのまま3馬身差をつけてのゴール。勝ち馬15番マイティティー、3馬身差の2着に1番オールマンリバー、そこから1馬身1/4差の3着に11番サハラファイターが入線。

この結果により「馬連1-15、1,400円」の的中。本線での的中ではなかったが、上位が人気で被るなか、5番人気15番マイティティーをキッチリおさえて、取りこぼさないところなどは現状の好調を表す1鞍だったと言えよう。

変則3日間開催となった先週末だが、他にも日曜東京12R、月曜日は東京7R、9Rと連続的中。前開催から引き続きの好調維持のままG1戦線に突入できるのは何とも心強い。決してこの状況にあぐらをかく弊社予想部ではないとわかっている上で、今一度、気を引き締めて秋本番に望んでもらいたい。いずれにせよ、期待の勝負鞍も目白押しとなる今開催の動向に注目いただき、会員様には是非とも乗り遅れないよう万全の態勢でお待ちいただきたい。