2/11 2/12 1回東京・2回京都5日6日・1回小倉1日2日

安心安全、大本線での的中劇 〜日曜東京8R・4歳上500万下〜

依然として絶対的な主役が登場してこない3歳牝馬戦線。今後を占う意味で重要な一戦となる「クイーンC」を制したのは1番人気アドマイヤミヤビだった。外の15番枠ということもありスタートは遅めだったが、鞍上に促されるとスッと中団で流れに乗る。「新馬」2着以来となるマイル戦だったが、ペースに戸惑うことが全くなかったように、レースセンスも相当高い。レースは予想通りスローの上がり勝負。極端な位置取りではなく、ある程度流れに乗ってレースができたことが吉と出た。スケールはかなり大きく、今後も常に上位を賑わす存在になりそう。2着アエロリットは先行集団を見る位置から勝ったアドマイヤミヤビ同様、ラスト強烈に伸びて1/2差惜敗。これでデビューから4戦連続勝ち負けを演じているように、これもまだ全く底を見せていない。器用さに長けた、いわゆるソツのないレース巧者タイプかと思いきや、これだけの瞬発力を見せたのだから先行きは明るい。離された3着に2番人気のフローレスマジック。これも十分力は出し切っているが、どうもワンパンチ足りない印象。大崩れするイメージはなく久々の影響もあるだろうが、今後も過度の信頼はできそうもない。

それでは本題へ。今週斬るのは日曜東京8R「4歳上500万下」ダ2100m。この一戦で、弊社予想部が軸馬として期待したのは最終的に4番人気に支持された2番クロノスタシスだった。

『体質や脚元の弱さからまだキャリア3戦と使い込めないでいるが、デビュー戦が既走馬相手に完勝しているように、秘めるポテンシャルは相当高い。叩いて順当にデキを上げてきたし、エンジンのかかりが遅かった前走の走りから、今回の距離延長は確実にプラス材料。デビュー勝ちが東京だったようにコース替わりも不問。まだ能力に体が追い付いてきていない現状ではあるが、体質さえしっかりしてくれば上のクラスでの活躍が期待できる素質馬。現級での安定感はあっても勝ち味に遅いタイプが揃ったここはモノの違いを見せる』という見立て。

レースを先導したのは最内枠から好発を決めた1番メイショウフェイク。番手に3番ボーシエル、その後に14番カブキモノ、16番パッショネイトラン、6番ノースランドボーイなど先行集団を形成。前走は後方からの競馬となった軸馬2番クロノスタシスだが、まずまずのスタートを決めた今回は出たなりの位置で流れに乗り、先行各馬を見る位置で1コーナー8番手で通過するが、上手く内のポケットに入れたため、コーナーワークで2コーナーでは好位5番手で流れに乗る。2コーナーを過ぎて隊列が決まり、向正面に入っても位置取り変わらず、縦長の隊列で1000m通過61秒6の淡々とした流れ。さすがに東京なだけにマクッてくる馬もおらず、隊列そのままで3コーナー過ぎから徐々にペースアップし、勝負どころの直線へ。終始ロスのないラチ沿いを走っていた軸馬2番クロノスタシスは、徐々にポジションを押し上げて4コーナー3番手。直線へ向き、追い出しにかかると前を行く先行各馬の合間を縫うように脚を伸ばし、横並びの追い比べに。追って味のあるタイプらしく、直線半ばからジリジリと抜け出しを図り、残り1ハロンで同様に好位から脚を伸ばした6番ノースランドボーイと2頭で後続を引き離しマッチレースに持ち込む。坂上からジリジリと6番ノースランドボーイを離し、最後は1馬身差を付けて1着でゴール。2着に6番ノースランドボーイ、3馬身1/2差3着には後方から脚を伸ばした12番エリモグレイスが入線。この結果により「馬連2-6、1,880円」の的中。前記の通り、3着馬には3馬身1/2という決定的な差を付けており、見ていて安心安全の的中劇。しかも一点目の大本線による好配当的中だから文句なし。配当面こそ譲るものの、前週の『イチオシ勝負鞍』での的中に劣ることない好配当的中だったと言えよう。

他にも『イチオシ勝負鞍』と断じて提供に踏み切った日曜京都7Rを筆頭に重賞予想でも的中をお届けした弊社予想部。もうひと越え欲しかったのも本音ではあるが、いずれにせよ、いい風に乗ったまま今年最初のG1「フェブラリーS」に臨む。例年にも増して群雄割拠のこの大一番を弊社アスコットシステムズはどのように紐解くのか。会員の皆さまには絶大なるご期待をお寄せいただきたい。